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2020.09.20

ママは1日の「段取り」で頭がいっぱい!時には「ママの開店休業」が必要な理由とは?


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子育てと仕事を両立していると、日々「次に何をするか」を考えています。仕事で段取りが必要なのは当然としても、その仕事の段取りをこなすための「ママゆえの段取り」も又、必要となります。

例えば「明日は残業しなくてはならない」となれば、夫に早く帰宅できるか聞き、夕飯の支度をどうするか考え、それなら今日は明日の分まで買い出しをしよう、待てよ、だったら荷物が多くなるからバッグを変えよう、昼に銀行でお金をおろさなくては、と、次々と派生する「段取り」に頭の中、爆発しそうになったことありませんか?

段取りしなくては「こなせない」のが仕事と育児の両立

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仕事ではタスク管理やマネジメントといった言葉に置き換えられますが、働くママはタスクを淡々とこなせばすむといった単純な問題ではないのが現実です。

なぜなら、子どもというのは突発的な行動ばかりするから! そして夫も困ったことに「あ、ゴメン、今日残業になっちゃった」ですませたりして、当初の予定通りになんかいかないことはざらです。

わざわざ日程を調整した上で(それもまた、大変)なんとか残業できるように段取りを組んだのに、そんな日に限って子どもは熱を出す。

「なんで今日なの〜!!!」

大騒ぎをして予定を変え、子どもを病院へ連れて行く。会社へは平謝りで予定をずらしてもらってみれば、インフルエンザなどと言われ「ハイ、1週間休んでね」って、うわー、もう終わり!と頭を抱えてしゃがみ込みたくもなりますよ。

しかも子どもはクスリを飲んだら翌日には案外ケロっとしてたりして、ううう、そうなると

「なんでこんな元気なのにーーーっ」

と心の中で叫びたくもなるってもんです。ブロック部屋中に広げている子どもの横で、スマホ片手に「いえ、明日は何とか夫に休暇をとってもらい、出社しますから、ええ、ええ、資料は家でやって、すぐに送ります、はい、本当にすいません、申し訳ありません」見えない相手に頭を下げまくっている自分に、うんざり、げんなりしたなんていうのは、多くのママが経験していることです。

ともあれ、そんな突発的な緊急事態までいかなくても、です。パパには想像できないくらい、ママは「仕事・育児・家事」すべての段取りをつけながら、なんとか毎日をこなしているんです!

スケジュールをこなす3つの方法

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・今日やることをリストにする
・できないことを捨てていく
・スケジュールは家族で共有し「こなしてもらう」

やるべきことが次々と起こり混乱したり忘れたり、それが苛立ちを募らせる原因にもなりますよね。まずは「可視化」しましょう。最近は便利なアプリも様々ありますから利用してもいいのですが、最も簡単なのは「殴り書き」です。

よく言われるように「書くこと」は考えをまとめる助けになります。メモ書き程度でいいので、もうずらずらと書き出してしまう。ここで整理しようとか、優先順位とかまで考えなくて大丈夫。この際、考える時間と手間は置き去りに。

見てわかる程度で、あとはポケットやバッグにつっこみ、ちょっとした時間にパっと見て「あ、コレ今やれるか」とこなす。なるべく「あれやったっけな? 何しなくちゃいけないんだっけ?」と段取りを考える時間を減らすのが目的です。

そして、できないことがあれば潔くあきらめる!

やるべきこと・やらなくていいことの判断はチャッチャと瞬時に判断し、捨てていく。

でも

「今日やっておかなかったせいで翌日もっと大変になる、だから段取りするんじゃないの!」

と思ったかもしれませんが。

現実はどうでしょうか。ママの仕事に際限はなく、例え今日完璧にすべてのタスクを終えたとしても、やはり翌日忙しいのはあまり変わりなかったりします。だから、もうできるだけ、捨てていくことです。

そしてスケジュール本体は家族全員で共有しましょう。それこそスケジュール共有アプリは山ほどあります。カレンダーに記入して、毎朝それを夫も見ながら出勤する、でも大丈夫です。

段取りが大変なのは「スケジュール本体」ではなく、そのスケジュールをこなすためにアレコレと準備しなくてはならないことです。

例えば夫は「運動会」の予定日を確かめても、その為に「お弁当の材料を買う、レジャーシートが小さすぎるから新しいのを探す、子どもにお弁当中身のリクエストを聞いておく、カメラの充電をする、○○ちゃんママと一緒に食べるか聞いておく」・・・きっとまだまだありますが、その小さな「必要事項」がわかっていません。

だからスケジュールを共有したら、どんどん割り振る。有能な上司は仕事の割り振りが上手なんです。ママも家庭というプロジェクトチームを回すつもりで「パパ!カメラの充電と準備、バッグに入れておくまでやっておいてね」具体的に何をして欲しいかも伝えておきましょう。

1日「段取りしない日」を下さい!

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・・・と、段取りしやすく、ママの負担が少しでも減る方法を、と思いながら書いていますが、結局、それもこれもやっぱり「段取り」になってしまうのが現実ですね。

だからこそ、どこかでたまには「段取りを考えなくていい日」を作って下さい。あ、そこでパパなんかが「旅行行こう、ホテルで上げ膳据え膳だよ」なんて考えるものですが、これが大間違い!

子連れの旅行こそ、段取りの連続ですから。行く前の準備、持っていくもの、向こうで何をするか、電車から宿までの交通手段は? 着替えはもっと持っていこうか、保険証も念のため、で、帰宅したらボンと床に置かれた旅行バッグの中身を洗濯機に投入することから、再びママ大稼働で「旅行の後片付け」しなくちゃならないんですよ!

っていうことが、わかっていないパパも多いですね。

とにかく何もしない日を作りましょう。

え、何もしない日を作ろうとしたら、その為に夫と調整し段取りしなくちゃならない?

・・・ホント、そうですね。結局、ママは常に段取りとスケジュールに追われてしまう。

「思いついてその場で好きなことができる、それが本当の自由な時間」

段取りしなくてすむようになるには、やはり子どもの成長を待たなくてはなりませんが。

何を言われても、時にはベッドにもぐりこんで布団をかぶって寝ちゃって下さい。それでも、赤ちゃんがいればおっぱいはあげなくてはならないし、結局、やることは出てくるかもしれないけど、もう最低限の最低限まで、削りに削って、他のことはしない。

ぜーんぶ、やめた!の日があってもいいのだってこと、何もかも投げ出したくなる気持ちになっていいんだってこと、そして実際に投げ出しちゃったって何とかなるんだってこと。

「もうママ、何もかもイヤになった〜」ソファー以外、すべての床にオモチャと脱ぎ散らかした洋服とスナック菓子の袋が散乱してても、目をつむり、ソファーだけを死守して。

パチンと電池が切れてしまう前に、時にはママを開店休業、充電する時間も持たなくてはやってられませんから!

※この記事は2018年4月に公開されたものです。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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