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2018.06.09

なぜ一人目出産の後妊娠できないの?二人目不妊の原因って一体何?


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一人目を出産してから数年。新生児、乳児、幼児と育っていく初めての我が子の成長に振り回されて、あっという間に時が過ぎ去っていきます。。夫も仕事も忙しく帰宅も遅い……いわゆるワンオペ育児に奔走しているうちに、「二人目つくらないの??」と、声をかけられることが増えてきます。

出産前は「二人目は2年あけて」「二人目は3~4年後に」と一応計画を立てていたのに、その年数が経っても一向に妊娠する気配がない場合、「二人目不妊」かもしれません。「不妊」に悩む人が増えているのと同様に、「二人目不妊」も注目を集めているのです。
「二人目不妊」とは二人目がなかなかできない不妊
二人目不妊とは、一人目を産んだあとに「不妊」に悩むケースです。一人目を授かったのだから、二人目、三人目は当たり前のように妊娠できると思いがちですが、実はそうではありません。

大阪府不妊専門相談センターが調査したところ、平成25年では不妊全体の16.4%が二人目不妊に関する相談だったそうです。また亀田IVF幕張クリニックでは不妊相談全体の2~3割が二人目不妊なんだそう。地域によって違いはあるものの、現在確実に増えていると言われているのが二人目不妊なのです。

まったく妊娠の兆候が見られない「不妊」で悩む人がいるなかで「二人目の不妊」というと、「ひとりでも妊娠できたならいいじゃないか」と思われてしまいがちです。でも二人目不妊で悩んでいる人にとっては、非常に深刻な問題なのです。

二人目が欲しい、三人目が欲しいと望む人にとって、その思いは一人目の不妊と変わりません。私自身、二人目を妊娠するまでに時間がかかり、流産も経験しました。その後、双子で授かるまではつらく、苦しい時間でした。それは一人目が欲しいと思ったときよりも、強い願いだったかもしれません。

多くの人が悩んでいるにもかかわらず、見落とされてしまいがちな二人目不妊はなぜ起きるのでしょうか。どうして一人目を出産したのに、二人目を妊娠することができないのでしょうか。次の章では、二人目不妊の原因に迫ります。

二人目不妊の原因について

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二人目不妊の原因についてピックアップしてみましょう。

・加齢
・一度目の出産時に起きた子宮・卵巣等のトラブル
・母乳育児の長期化による黄体ホルモンの分泌異常
・ストレス
・過労
・産後クライシス
・セックスレス

二人目不妊の原因で、もっとも大きなものは「加齢」です。現在男女とも初婚年齢は30歳を超えています。30歳を超えているということは、出産する年齢も30歳を超えるということです。女性の場合、30歳を過ぎると卵子に老化が見え始めます。男性も35歳を過ぎると精子に老化が見られるようになります。

人によって糖尿病や高脂血症などの生活習慣病があったり、喫煙・飲酒習慣があったりすれば、卵子や精子の老化がもっと早く進んでいる可能性もあります。一人目を妊娠した時には30歳だった男女も、二人目を考えるころには35歳に近づいています。初産が35歳近かった場合は、二人目を考えるころには40歳が目前に迫っています。

男女ともに、40歳を過ぎると妊娠させる力・妊娠する力は大幅にダウンします。普通に性交渉を持っていても、自然妊娠する力はかなり衰えてしまうのです。二人目不妊が増えている原因のひとつは初婚・初産の高齢化による、二人目妊娠時の加齢が挙げられます。

また、女性にとって出産は命をかけた一大事業です。出産時には大量に出血しますし、お腹の中でさまざまな場所の癒着などが見られることもあります。こうしたトラブルが原因で子宮内膜炎などの病気が起きたり、卵巣から伸びる卵管が詰まったり、一人目を授かった時には見られなかった症状が起きていることもあります。

近年は母乳育児が非常に高く評価され、多くのママが長い期間母乳を吸わせることは良いことだと考えています。しかし、卒乳せずにいつまでも授乳を続けていると、黄体ホルモンという女性ホルモンの一種の分泌が不足し、黄体機能不全を引き起こすことがあります。月経や排卵を調整しているのは黄体ホルモンと卵胞ホルモンという二種類のホルモンなので、黄体ホルモンがちゃんと分泌されないと、妊娠しにくい身体になってしまうことも考えられます。

一人目妊娠時の不妊に関するお話でもご紹介しましたが、不妊の大きな原因となっているのはストレスです。肉体的な過労・睡眠不足といったストレス、精神的なプレッシャーや不安感などのストレス、そして化学物質や環境汚染といったものもストレスになります。このすべてが、不妊に関連していると言われています。それは女性だけでなく、男性にとっても非常に大きな問題です。

特にストレスフルな生活は精子の質を落とし、男性の性欲を大いに低下させてしまいます。30代後半から40代にかけての時期は、仕事でも重要なポストについたり、責任ある業務を任されたりすることが多いですよね。人によっては転職など人生の転機を迎える時期でもあるでしょう。精神的に追い詰められている時期は、性欲は二の次、三の次になってしまいがちです。

女性は慣れない育児でイライラと寝不足・体力の限界を感じる人も多いでしょう。新生児期の昼夜逆転、乳児期の夜泣きや後追い、幼児期のイヤイヤ期にトイレトレーニングと、育児にはイライラの種が無数に散らばっています。夫に頼りたくても仕事が忙しく、休日も疲れ果ててゴロゴロしているだけ……そんな生活では、女性の休む間がありません。仕事に復帰した女性も、慣れない両立生活で疲れ果ててしまうでしょう。

そうしてやってくるのがセックスレス生活です。
〇男性の場合
・妻を「母親」としか見られなくなった
・夜泣きなどがうるさくてそんな気にならなくなった
・仕事が忙しくてその気になれない
・妻が子ども最優先でかまってくれず、外の女性に目がいってしまう
・疲れている妻に断られ続けているうちに嫌になった

〇女性の場合
・産後の育児疲れでそんな気になれない
・産後、性交痛が起きるようになった
・夫が夜泣きのせいで一緒に寝てくれなくなった
・育児を手伝ってくれない夫に愛情を感じなくなった

こういった理由でセックスレス生活が続き、同時に会話もない冷戦状態が続くうちに愛情に亀裂が入り、夫婦関係が破たんしてしまうのが「産後クライシス」です。最近産後クライシスが原因で離婚まで至る夫婦が多いと言われており、離婚を経験したシングルマザーの多くが、子どもが2歳になるころまでに離婚を決意しているという厚労省の調査結果もあります。

働き方改革や育児のサポートなどが叫ばれていますが、育児の最前線は各家庭です。それぞれの家庭に事情があり、それぞれの夫婦の「互いに理解が難しい気持ちのズレ」もあります。ママ1人に育児がのしかかる「ワンオペ育児」や、頼れる人が誰もいない孤独の中で子どもとだけ向き合い続ける「カプセル育児」が続く限り、国が現状を改善するにはまだ時間がかかるでしょう。つまり、現状を打開するには自分たちが動く必要があるのです。

二人目不妊かもしれないと思った時にすべきこと

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「二人目ができにくい」「二人目不妊かもしれない」と思った時、まずすべきことをご紹介します。

〇不妊検査を受ける
性交渉を持っているにも関わらず、「一人目の時と違って赤ちゃんができない」と感じたら、すぐに夫婦で不妊検査を受けましょう。一人目の時に不妊ではなくても、加齢やストレス、出産の後遺症で不妊状態になっている可能性があります。

〇不妊治療を開始する
一人目で不妊だったカップルは、その原因にもよりますが二人目もできにくい可能性があります。できるだけ性交渉を定期的にもち、それでもやはりできにくいと感じたらすぐに不妊治療を開始した方が良いかもしれません。やはり先に検査を受けることになるので、主治医に相談してみましょう。

〇女性は授乳をやめる
授乳を続けているために生理や排卵に異常が起きている可能性があるので、産後1年経過しているのに授乳を続けている場合はそろそろ卒乳しましょう。母乳は虫歯になりにくい、といっても、幼児の口の中にはもうさまざまな雑菌が棲んでいます。母乳が長く口の中に留まる状態を作っていると、虫歯のリスクをアップさせることにもつながります。

〇なるべくセックスレス期間を作らない
互いに性交渉を持てる状態にあるならば、セックスレス期間をあまり長く開けないようにしましょう。セックスレス期間が長くなればなるほど、再度性交渉を持つことが難しくなり、妊娠しにくい状態につながります。

〇産後クライシスを打開するために話し合う
相手に対して互いに不満が積み重なり、「そういえば、もうずっと連絡事項の交換以外は喋っていないわ」という状態になっていたら、産後クライシスの始まりです。このまま冷戦状態が続いた方が楽だと思っていると、離婚にまで至りかねません。関係を修復し、二人目を妊娠したいという気持ちが互いにあるのなら、ここが踏ん張りどころになります。きちんと向き合い、話し合う時間を作らなければなりません。

二人目不妊を乗り越えよう!重要ポイントを押さえるコツ

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二人目不妊を乗り越えるために、ここだけは押さえておきたいというポイントをご紹介します。

〇不妊検査・妊活は少しでも早めにスタート!
二人目を産む予定があるならば、不妊検査や妊活は少しでも早めに始めましょう。人は1日ごとに老いていきます。特に一人目の時に不妊だった場合は、ママの体調が整い次第、産婦人科で相談を始めましょう。

〇赤ちゃんを預かってくれる場所があることを知る
両家の両親をはじめ、頼れる親族がいるなら頼って「育児の休み時間」を作りましょう。頼れる親族が近くにいない場合は、ベビーシッターや託児サービスを活用すれば、日中自由になる時間はできます。ママは赤ちゃんを預けることに罪悪感をおぼえる必要はありません。育児にだって休み時間は必要なのです。ワンオペ育児を余儀なくされているなら余計に、自ら「ひとりで自由に買い物や美容室へ行ったりりお茶を飲んだりできる時間」を作りましょう。

〇夫婦で話し合う時間を作る
普段育児や家事をちゃんと分担してくれる夫なら、二人目不妊についてもきちんと耳を傾けてくれる可能性は高いのではないでしょうか。お互いに仕事を持っていると向き合って話し合う時間を作ることは難しいと思いますが、メモで交換日記をするなどして二人目不妊についての知識を夫とも分かち合い、休みを合わせて産婦人科へ相談に行くなど協力して話を勧めましょう。

〇産後クライシスをこれ以上進行させないためにすべきこと
夫が育児や家事を分担してくれず、産後クライシスが始まっているなと感じたなら、きちんと話し合う時間を作りましょう。
まずは夫が休みの日に合わせ、事前に「この日は大切な用事があるから」と伝えておきましょう。本当に疲れているなら、その日は多少寝坊させるなりして体を休ませます。できれば子どもは託児や親などに預け、邪魔の入らない環境で「これからの家族計画について」を話し合いましょう。

・二人目は作るのか作らないのか
・作るのであれば、不妊治療はするかしないのか
・育児や家事を妻任せにしていることに対する意見
・二人目を産むのであれば、ワンオペ育児は通用しないこと
・現在の夫婦関係は「産後クライシス」という離婚寸前の危機的状況で、打開するためにはこれまでの考え方や役割の果たし方ではもう夫婦関係が破たんしてしまうこと
・妻が夫に対して抱いている不満・感情
・夫が妻に対して抱いている不満・感情
・今後、関係を改善して家族としてやり直す気はあるのか、それとも離婚準備を始めるのか

こうしたことを、冷静に話し合う必要があります。夫はそこまで深刻に考えていないかもしれないため、一日では話し合いは終わらないつもりで、最初は「産後クライシス状態で、妻側はもう限界に達している」ということを、できるだけ感情的にならずに伝えましょう。

妻や子どもに対する愛情が夫にあり、家庭を「自分の帰る安らぎの場所」と意識しているなら、夫婦関係が破たんしそうだという事実に驚き慌てるはずです。その様子が見られたら、「休みの日だけでもいいから、少しは話を聞いてほしい」「父親としてこうして欲しい、夫としてこうして欲しい」という希望を伝えてみましょう。

頭ごなしに「あなたのせいで私はこんなに大変なの!」と感情をぶつけてしまうと、話がこじれて、伝えるべきことが伝わらなくなってしまうかもしれません。また「誰それさんの旦那さんはイクメンなのに」など、他の男性を引き合いに出したり、多少は手伝ってくれているのに「あなたは何もしてくれない」といった少しオーバーな表現を使ったりすると、男性のプライドを傷つけ話し合いに応じてくれなくなってしまう可能性があります。

妻は、事前に「自分は何が不満なのか」を一度見つめ直し、紙やメールに書き出してみましょう。そうすることで、話に一貫性が生まれ、本当に伝えたいことが伝わりやすくなります。夫がちゃんと耳を傾けてくれるように、そしてこちらの要求を受け入れてくれるように、妻側もしっかりプレゼンの準備をして話し合いを迎えましょう。

「弟妹は産んであげないの?」という言葉のプレッシャー

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子どもをひとりだけ連れて歩いていると、周囲から「一人っ子なの?」「寂しくない?」「弟妹は作らないの?」などいろいろなことを言われます。ひどいと「上の子が男の子だから、次は絶対女の子がいいわね」や、「夫婦仲悪くなっちゃったの?」など、本当に自分勝手であけすけなことを言ってくる人も世の中にはいるものです。

そういった外野の言葉には、耳を貸す必要はありません。不妊治療を乗り越え、つらいつわりや妊娠期間を乗り越え、お産を乗り越えてふたたび育児という戦場に飛び込まなければならないのはパパママであって、無責任なことを言ってくる外野の人間は何もしてはくれないのですから。

この世には一人っ子で育った人が大勢います。そのすべてが「寂しい人生」を送るなどということはあり得ません。兄弟がたくさんいればいるなりの、一人っ子なら一人っ子なりのメリット・デメリットはそれぞれあって当然です。「弟妹がいないと可哀想」という言葉は、含蓄に富むものでは一切ありません。ただの挨拶程度のおせっかい世間話にすぎない、と聞き流してしまいましょう。

私自身、男の子3人の母で一人の子は障害児です。他人に「せめて上の子が女の子なら助けてもらえるのにねえ」などと、長男の目の前で言われることもあります。そんな時は「男だろうと女だろうとお手伝いしてくれる子はしてくれますし、してくれない子はしてくれない。男女差はありませんよ」と笑顔で言って立ち去ることにしています。これと同レベルの意味の無い言葉ですし、そもそもよその家庭の事情に首を突っ込むような発言は失礼極まりないものです。

もし自分やパートナーの両親からしつこく言われるようなら、「不妊治療に差し障るから、今後一切言わないでほしい」とはっきり伝えましょう。パートナーの両親にはパートナーから伝えてもらうと角が立ちません。

子どもに「赤ちゃんは?」と訊ねられたときは、「パパもママも一生懸命頑張っているけれど、ちょっと難しいんだ。応援してね」「赤ちゃんがなかなか来てくれなくても、君がいてくれるからパパとママはさみしくないんだけれどね」と伝えてあげると良いのではないでしょうか。

 

 

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河野 まちこ

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