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2019.03.29

アラフィフ初産 45歳から出産したママたちの体験談、その現実とは?



「46歳で妊娠、出産なんだけど変に思う?」

そう聞いた友人の、少し落ち込んだ声にビックリしました。38歳で結婚、それから8年あまり、待ち望んでいた子どもを授かったと聞き、さぞや喜んでいるだろうと思ったら、

「最初は夫と飛び上がる程喜んだのよ、でもさ、よく考えたら子どもが幼稚園入る頃には私は50歳よ・・・。職場でも妊娠したので退職しようと思うとまず上司に話したらポカンとされちゃったし。高齢だから、病院ではリスクの話をまずされるし、なんだかどんどん不安になっちゃってね」

立て続けに話し出した彼女にうなずきながら「バカなこと言ってないで、体調にだけは気をつけて妊娠期間はノンビリ、楽しく過ごさないと!」と思わず励ましてしまいました。ただ、実際にアラフィフで初産となると、似たような思いをしている人が多いようですね。今回は、45歳からの初産を経験したママたちの声を集めました。

喜びよりも困惑した現実

「妊娠ときいて〝え?〟と答えた私」
42歳バツイチ(互いに子どもなし)同士の再婚でしたから、子供がいなくても楽しいパートナーとして暮らしていこうという考えでした。それが45歳の時に胃が苦しい感じがして診察を受けたら、まさかの妊娠。
それを告げた時の夫も正直、喜ぶというより「えっ」って。まぁ私も病院で「えっ?」でしたからね。お互いに子供は大好きで、甥っ子たちを実の息子みたいに可愛がって運動会とかも応援に行っていたくらいですが、想定外というか思ってもいなかったので嬉しさよりも戸惑い、それから、妊娠出産の知識もなかったので「大丈夫だろうか」という不安感が大きかったです。

いろいろ調べて出産に強い大きな私立の総合病院を選びました。そこでとても良い先生に巡り会えて「ウチのような病院では40代出産は多いんだよ、あんまり心配しないでね」と。

だけど、自治体が行っているプレママ教室に参加してみたら、それこそ若い、20代からせいぜい30代半ばの女性ばかり。自己紹介で最初の若い女性が年齢を言ったんですよね、それで何となくみんな年齢を言う感じになっちゃって。私の時「45歳?え、2人目とかでもこういうの参加するんだ」ってヒソヒソって声が聞こえて・・・。ああ、私は高齢出産だと突きつけられた感じでした。

でも病院で開催している母親教室の方は、同じく40代初産の人が数人いて、そこで話をするようになって、初めて色々と相談したり愚痴を言い合ったり、励まし合ったり出来て、本当に良かったです。同年代の知り合いができると、アラフィフ出産もとても気楽になりますね。

一瞬でも「この年齢で妊娠とか・・・初産で・・・なんかな」と思ったことを子供に対して今は本当に申し訳なかったなと思っています。でも、実際にアラフィフで初産という人はみんな色々困惑することがあるんじゃないでしょうか。それが普通なんだと思います(Nさん/47歳/子ども 1歳半)

「参観日におばあちゃんと言われたらどうしよう」
不妊治療をあきらめて数年、47歳で妊娠を知った時の驚きといったら、何度も先生に聞き返したくらいです。やったー!と思ったのは束の間で、同時に高齢出産のリスクとか、体力の問題とか、子どもが大きくなって参観日とかに行ったら〝おばあちゃん〟と思われたら・・・どうでもいいようなことまで、本当にアレコレと頭に浮かんで、最初は戸惑うというか、悩みの方が大きかったです。

障害がある可能性が高くなるのは事実ですが、すべては神さまの決めることというか、授かるものなのだから、そこは夫婦でよく話し合い、結局、事前の検査は受けませんでした。それが正しいのかどうかではなく、納得して決めればいいのだと思います。そういうことも含めて、若い時ならイキオイで乗り切れる?出産も、確かに45歳すぎての初産は色々と深刻に考えてしまう事は多いですね。でも、結局、いくつで産んでも出産は女性にとって大変なことです。

年齢のことも気にしすぎないのが一番だと思います。でも、コレ、無事出産したから言えることなんですよね。やっぱり、実際にわが子を腕に抱くまで、気分に上下があり、悩んでは前向きになり、開き直っては不安に駆られたりと、その都度、私の気分に付き合ってくれた夫は大変だったろうなと思います(Iさん/49歳/子ども1歳)

周囲の反応が気になってしまう45歳からの初産

「周囲の雑音に流されないで」
くだらないと思われるかもしれませんが、なんか恥ずかしかったです。特に職場では結婚して約15年、子どもが授からないんだろうという暗黙の了解?のような感じだったので、今さらながら妊娠しましたと言うのが・・・・。
悪気はないのはわかっているんですが、若い男性職員が「えっ、47歳で妊娠ってすごいっすね、うわー」って反応した時、なんか好奇の目で見られているようですごく嫌だったです。それから、5歳の子どもがいる34歳の義妹から「よかったんだろうけど、その年齢で初産ってお姉さん、大変よ。ママ友とか作りづらいだろうし、幼稚園とかで50歳ってママはほとんどいないけどなぁ」となにげなく言われた事もとても胸に引っかかりました。

でも5歳年下の夫はとても喜んでいます。両親もです。周囲の雑音は良いことだけを聞いて、アドバイスと思えるものは自分で選んで信じるものは信じて、そして変な目で見る人や興味本位の言葉は聞き流すようにしています。そうできるのも47年生きてきた「年の功」なんだから、と思っています(Tさん/47歳/妊娠7ヶ月)

アラフィフ初産で子どもを産んでから思うことは

「アラフィフ出産は神さまからの贈り物」
私は遅い結婚でしたが、最近は晩婚化しているし、40代で出産している人もちらほら聞いていたので最初はただただ喜んでいました。でも「私も3人目は43歳だったんだけど、高齢出産は大変だよ。産んだ後の体力もなかなか快復しないし、それ以前にやっぱり障害とかのリスクも大きいから」とアドバイスなんでしょうが、逆に不安をあおるような(あおるように私には聞こえた)ことを言う知り合いもいて、それほど気楽な妊娠期間ではなかったです。
でも、産んでみたら、どーってことない。いや、確かに体力は大変です。特に少し大きくなってからですね、でも、いいんですよ、初産にこだわらないなら40代の高齢ママも少なからず周囲にいますし、それに何より経済力もある。お金ですませられることはすませる、早く産んでいる人からすると「ウソでしょ、45歳で妊娠!」って言われちゃったりしますが、気にしないことです。その人が妊娠してるわけじゃないんだから(笑)生まれたら、ホント可愛いですよ。ある意味「奇跡」だし「神さまからの特別な贈り物」だと思っています(Hさん/48歳/子ども3歳)

「なるようになるから大丈夫!」
今、子どもは幼稚園に通っています。実は48歳の時に産みました。で、幼稚園でもママ同士の年齢の話にはなりますが、ひとまず、曖昧に答えてます(笑)でもまぁ、何となくはわかっているでしょうが、その辺は一応美容とかファッションとか、いろいろ気を配って、若作りはしないけど、老けて見えないように努力はしています。

何よりわが子、可愛いですよ!たまにイライラして怒鳴りつけているママを見ると、確かに遅い年齢で子どもを産んだから体力とか厳しいけど、精神的な余裕があるのかな、おおらかに子どもの成長を見守れるな、と感じます。あまり周囲と比べないというか、この子の個性を大事にしょう、みたいなことを肩肘張らずに思えるのは、それまでの経験あればこそ、かなと思うんです。体力なしは経済力でカバーできることもあるし、思ったよりは大変ではありません。教育については、将来私たち親の老後は近いわけなんで、その辺も考えて、なるべく自由にさせるけど早くから自立を考えていけるよう育てないとね、なんて夫とはよく話し合っていますけどね。まぁ、しかし、とにかく、なるようになる!です(笑)(Aさん/53歳/子ども5歳)

命を授かる運命をまっすぐに受け止めて欲しい


45歳すぎての出産におけるリスクについては、不安に思いつつも多くの人が自ら学び、夫婦や医師と話し合い、それなりに納得した結論を出しています。

思った以上に多かったのが「周囲の雑音」「周りの目」に対する不安感や抵抗感でした。今では高齢出産はそれほど珍しいことでもないはずなのに、いざ自分がその立場になってみると想像していたよりも周囲の反応が色々あって、それが非常に気にかかる、イライラした、あるいは逆に落ち込んだり、戸惑ったりしたという不安定な気持ちを増長させる面があったようです。

出産、それはとても大変なことです。命を新しく授かるとは、ひとつの人生を生み出すことなのですから。だから、年齢に限らず、簡単なわけがないのです。20歳でも45歳でも、出産は常に大変です。もちろん年齢による医学的なリスクや体力の問題はあるでしょう。でも「リスク」というならば確率の問題であり、妊娠したら誰にでもあり得ることです。でも、こんな言葉、1度は耳にしたことあるでしょう?

「案ずるより産むが易し」

本当に昔の人は素晴らしい言葉を残してくれていますね。45歳を過ぎて、命を授かる運命を、幸せなものとしてぜひ受け止めて下さい。まっすぐに向き合いながら、その年齢だからこそ持てる「心の余裕」を充分に活かして、これから続く長い子育てを乗り切っていきましょう。体験談にもありましたが、なるようになる、どーんと構えて、安心してマタニティライフを、そして素晴らしい出産を迎えて欲しいと願っています。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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