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2019.04.16

小学生【ネットいじめ】は閉ざされた世界、我が子の体験談と親ができる対策とは?



ネットでの「いじめ」親は知っているようで知らないという現実があります。小学生だからと高をくくっていませんか?

今の小学生は幼児の頃からタブレットに触れ、3〜4年生頃からスマホや携帯をいじっています。ゲーム機もオンラインで繋がり、何をしても「ネット」と切り離せない世界に住んでいるのです。そこに子どもの「社会」ができれば、いじめやトラブルはどうやっても生まれてきます。

結論から言えば、小学生のうちはスマホを使わせない、タブレットやパソコン、ゲーム機はリビングで親がいる時に使うという方法くらいしか解決策はありません。

しかし、実際にはネットと全く繋がることなく現在の生活を過ごすことは難しくなっています。今回の記事では3つの「ネットいじめの事例」を取り上げながら、親ができることをお伝えします。

LINEいじめは見えない「子どもの世界」がある

■いじめの事例■

私が知らない間にiPadで固定電話の番号から登録しLINEを利用。そこではじかれたり、相手にされない、別のグループLINEを作っていて(それをわからせておきながら)入れてあげない、というイジメに遭うようになった。LINEを見ると「あいつ、まだいるよ」「友だちのつもり~」などと娘に対する悪口が書き連ねてありました。結果的に学校でも、そのグループの女の子たちとうまくいかなくなり「学校行きたくない」と言い出して、卒業するまで続きました(Nさん/子ども 中1)

■対策■
・まずわが子がLINEをしているのかをチェックする
・LINEの内容を「親が見ることもある」と釘を刺す
・明らかな誹謗中傷がわかったら学校と相談する
・子どもにLINEはやらせない

LINEは実際に親も便利に使っているツールです。スマホを持たせてないから大丈夫と思いがちですが、タブレット端末でもできるので、まずは今子どもが実際にLINEをやっているかどうかを親がきちんと把握していることが重要です。

LINEでどんな遣り取りをしているかは親はわからず、学校のように「見える」場所ではありません。ある意味、閉ざされた世界であり、小さなグループのちょっとしたもめ事も、文字だけの応酬でエスカレートしやすいリスクもあります。

LINEを使うことは、親が購入したタブレットやスマホを使用しているわけですから、最初から「どんなことをしているか、親は子どものLINEを見る権利はある」ハッキリと釘を刺すことも必要かもしれません。また、言葉の暴力について、例えば「バカ」のひと言も、顔を見てじゃれあって遊んでる時に笑いながら口にすることと、バカという文字がストレートに突き刺さる痛みの違いを教えなくてはなりません。

いずれにしてもLINEをしてないからといって小学校生活が困るわけではないんです。問題があるようなら、さっさと子どもにLINEの利用をやめさせるのが最も手っ取り早い解決策です。スマホ、LINEの利用は中学に入学してから(中学になると、学校によっては部活の連絡などがLINEで行われたりするので持たさざるを得ない場合がある)、その場合も親がチェックするよ、といった決まり事の上で渡すのが現時点では最も確かな方法のようです。

学校勝手サイトの存在


■いじめの事例■

いわゆる「学校勝手サイト」(子ども同士でサイトを作って遣り取りしている)が立ち上がり、そこでわが子がイジメの標的にされました。実名こそ出していませんが、明らかにウチの子とわかる描写をして、辱めるような悪口を散々書かれました。掲示板に息子の写真に落書きしたものが載せられたり、「こいつ頭ヘン!」とイニシャルとクラス名が書かれ、嘲笑するコメントがいくつも。まさか小学生がここまでやるか、と最初は信じられなかった・・・(Mさん/子ども 小6)

■対策■
・学校と相談しサイトの存在を知らせ対応してもらう
・裏サイト、学校勝手サイトを運営側に削除してもらう
・興味本位で加わらないように子どもと話し合う

まさかと思われますが、こうした自分の学校やクラスのブログ、掲示板、ウェブサイトを立ち上げる子がいるんですよ! LINEの問題ほど広がってはいませんが、中学はもちろんですが小学校でもこうしたサイトを作る子どもが実際にいます。

だいたいこの手のサイトはろくなことがありません。まともにクラスの連絡手段として使っていることはほとんどなく、下校してからもうひとつの「クラス・学校」がネット上に存在し、そこで始まるのがやはり誰かを標的としたイジメです。

これはもう、わかった時点で学校に連絡し、サイトを確認してもらう。状況に応じて、プロバイダーや運営側に連絡するなどの手段を取ることも必要でしょう。

なおかつ子どもには、顔が見えないネットの言動がどのような影響を及ぼすのか、まだまだ小学生だからと思わず、リスクの大きさについて話をすることも大切です。子どもがネットで何を見ているのか、履歴を確認するのは、もはや現代では「親の責任」です。ちょっと面白そうとのぞいてしまい、誰かのマネをしながら深みにはまっていくこともあります。ウチの子に限って、というフレーズを親が捨て去るのがスタート地点です。

安易に行われる「なりすまし」の現状


■いじめの事例■

ある子が、息子の名前と写真を勝手に使って、変なサイトに書き込みをしていたことが判明。やけにおかしなメールがきていると、夫がたまたまタブレットをチェックしていてわかりました。学校の対応は遅く、あまりにやり方があざといので弁護士に相談しました。相手の子は「ちょっと気に食わないから」と軽い気持ちでやったと言う。本当にそうなのかもしれません。でもわが子が受けた傷は計り知れないもの「いくら削除されたって、僕の写真は流出しちゃってるんだ」この恐怖感から逃れられずに今も怯える姿を見ていると、その子の写真こそ公開してやるとさえ思えてくる。ネットいじめはずっとずっと残る傷です・・・(Hさん/子ども 小6)

■対策■
・自分の情報を相手に教えてはいけないことを徹底させる
・投稿すること=永遠に残ることをわからせる
・なりすましは犯罪だと教える

子どもは当初、ツールを使う面白さに夢中になります。検索すれば、簡単に写真や動画の投稿方法もわかります。少し慣れれば、大人が想像する以上に過激な手段を、そうと知らずに行ってしまうトラブルは決して珍しいことではありません。

事例にあるように、投稿した子にそれほど悪気がなかったり、深く考えていなかったというのが小学生では多いケースです。しかし、中には既に様々な事情から「こうすれば拡散する」とわかってやる子もいるのが現実です。

自分の情報は自分で守ることを、教えないとなりません。また、人の情報を安易に他人に教えたり、投稿したりすることは「犯罪」であるとハッキリと子どもに伝えましょう。

誰かを傷つけないよう教えることがわが子を守ることに繋がる


他にも、ゲーム端末で写真を撮影されてサイトにアップされた、塾の学習用タブレットからLINEグループができ、悪口を書かれ続けた、といった「いじめ」の実例は出てきています。

リアルいじめとの違いは「残る」ことです。元の画像や文章を削除させても拡散されたら最後、どこかに残ってしまうのです。

「ウチの子が掲示板に書き込みをされてから、2年以上たちます。でも、子どもはその掲示板の書き込みをスクリーンショットしていて、何かの折りに見ている様子。そして、暗い顔つきでいつかあいつに復讐してやるんだ、と言うのです。いったい、どうしたら、このネットいじめの呪縛からこの子を解放させてあげることができるのでしょうか」

イジメとしては既に相手の親も承知し謝罪も受け、とっくに「終わっていること」となっている。でも、こうしたイジメは根深く、子どもの心の奥底にくすぶっています。

私たち親は、あまりに子どもを取り巻くネット環境について、知らなすぎるのかもしれません。SNSもLINEもオンラインで繋がることも、チャットすることも、そこは「子どもが集まる遊び場」であり、何かしらの問題が生じることは当たり前にある。当たり前だけど、子ども同士が公園でボールを取り合いケンカするのとは違うし、リアルいじめとも違う側面があるのです。

ネットいじめはリアルいじめとも結びつきます。どちらが最初でも、同じです。「ネット上で悪口を言うのはやめましょう」という指導だけでは、とても子ども達のネット文化に追いつきません。

学校はもっともっと「ネットでのマナー」「ネットリテラシー(ネットのルール、リスク、便利さなどを理解し、きちんとした情報を取捨選択できる)」を具体的な方法で教える時がきているように感じます。パソコンの授業でカード作成なんかしている場合ではないのです。ネットの便利さと同時に怖さを、子ども向けにきちんと指導できるカリキュラムを、詳しい専門家が作成し、1〜2時間の特別授業ではなく、継続して教えて欲しいと思います。

そして親も放置していてはいけません。親としては子どもを守ることが大切です。でもそれは、イジメをうけないようにと目を光らせることだけではないのです。わが子が誰かを傷つけることがないよう導くこと自体が、結果的に「わが子を守る」ことにも繋がるのではないでしょうか。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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