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2019.08.09

「いらなくなったオモチャやゲーム」を売ってみた!アプリと業者、売る価値があったのは?<リアルレポート>



山のようにリビングに積まれた「オモチャの残骸」を見て、おもわずため息がもれました。玩具は増えるいっぽうで、なかなか捨てることもできないまま、押し入れやらベッド下やら、果ては駐車場の片隅に積み上げたりで、末っ子が小学校高学年になった頃から「あれをなんとかしなくては!」とずっと思っておりました。全てを掘り起こし、まとめてみたら、まさに「山」です。

そして今回、思い切って処分をしたのですが、
1.フリマアプリで売ってみた
2.買取専門業者に売ってみた
3.知り合いにあげる・施設に寄付する
この3つの方法を実際に行ってみた感想をまとめました。

「いらないオモチャ」フリマアプリで売ってみた


結論:5,000円以上になるモノならフリマで売る価値あり
オモチャを片付ける唯一の方法は「捨てる」ことです。しかし、捨てるのは実に大変な作業なんですね。特にオモチャは、だいたいが「燃えるもの、燃えないもの」がいっしょくたになっている。捨てるには、まずオモチャを解体し、燃えるゴミと燃えないゴミに分けなくてはなりません。
しかも、大型玩具や古いゲーム機などは、そのまま捨てられません。粗大ゴミとして申込みをし、あまつさえ、料金を支払わなくては「捨てることもままならない」のです!
捨てるのにお金がかかるのであれば、売ることでお金を得る方を考えたくなるというもの。最近ではフリマアプリへの出品も簡単ですから、まずは「売れそうなもの」を仕分けしました。

・・・が、実際に我が家の山のようなオモチャの中で、いわゆるフリマアプリで売れたのは次の2点です。

フリマアプリで売れたもの

・Wii U
→箱あり、コードから備品、取説などすべて揃っていた。また、ほんの数ヶ月しか使用しておらず、比較的きれいだった。人気ソフト2本つけて、約10,000円で売却。

・LaQ
→次男が非常に凝っていた時期があり、工具箱のようなボックスに色別、形別にきれいにしまってあった。また、量も膨大にあった。約3,500円で売却。

ゲーム機は新しいものではないと、なかなか売れません。加えて、箱をはじめとしてコード類など揃っていないと、ジャンク扱いになり、それなりの料金では売れません。
レゴやシルバニアファミリー、プラレールといった人気のオモチャも箱があったり、きれいであれば売れます。また、面倒ですが、これらをきちんと仕分けして、見た目にも整理された状態にすると比較的売りやすいようです。フリマアプリは、撮影された写真の印象が売買に大きく影響します。

我が家にはレゴも大量にあったのですが、これらはバラバラでとてもじゃありませんが、整理する気力がわきませんでした。ただし、こうしたベーシックな玩具は常に需要があるので、きちんと整えて、写真撮影をし、フリマの相場をチェックしてから少し安いくらいで良いと心づもりをしていれば、けっこうフリマアプリでも売れます。

ただ、出品の為に準備が必要だったり、アプリのチェックをしたり、質問者と遣り取りしたりと手間がかかります。個人的には、売って5,000円以上になるものでないと(送料もこちら持ちにしないと、売りづらいようですし、手数料が取られるところもあります)面倒くさいなと思いました。

普段からフリマアプリを使い慣れている人なら、もっと安いものでも、捨てるよりは、はるかにお得ですね。

「いらないオモチャ」買取専門業者に売ってみた


結論:捨てるよりラク!ただし業者選びは慎重に
さて、とはいえ、ほとんどのオモチャはガラクタ同然です。うちは男の子ふたりですから、残っていたのは「色がはげたチョロQ」「マリオのボードゲーム」「動かないラジコン」「ベイブレード」「妖怪ウォッチ」「ビーダマン」なんかですね。でも、どこかが壊れていたり、何かがなくなっていたり、中には「なんだコレ?」とよくよく見て見ると、チョコが固まったものがくっついていて「ひえええええ!」と叫ぶ始末です・・・。

こうしたガラクタは売れるのでしょうか?

買取の会社を選べば引き取ってはくれます。ただし、あなたが想像するような金額には決してならないでしょう。ちなみに筆者が頼んだ業者は「ボードゲーム類はほとんど値段がつかない」そうで、箱モノ玩具のほとんどが10円とか20円でした。

いっぽうで、とにかく金額がついたのは「レゴ」と「トミカ」でした。トミカはかなり古いもの、汚いものもあったのですが「単純に1台10円と考えて下さい、ざっと見て1箱に100台はあるので、1,000円になります」と後から明細を説明してくれました。トミカは高く売れるわけではなく、台数が多いから、まぁ何とか「お札」になったわけですね。レゴも同じような感じでしょう(グラム単位で買い取る所もあります)。結局、合計で買取価格は5,000円程度になりました。内訳は3,000円がレゴ、1800円がトミカ、そして山のような残りのオモチャで200円(値段がつかないか、5円とか、そんな感じのようでした)!

正直なところ、オモチャ買取で「やったー!3万円になった!」なんてなることは、高価で人気のあるゲーム機やフィギュア、マニア向けのものがない限り、ほぼほぼ無理でしょう。

ただし、ここで思い出して欲しいのですが「捨てるにもお金がかかる」こと。そして、捨てる手間が大変だということ。例えマンションに住んでいても、ゴミ捨て場にまで大量のオモチャの山を運ぶのだってかなりの労力です。買取業者はその場ですべてオモチャを引き取ってくれますから、この点は本当に助かりました。

業者によっては、ガラクタは引き取ってくれない場合もあるようですから、事前にオモチャの山の写真を撮影して「これら全てを買取は可能か」と問い合わせておくほうが安心です。買い取れるかはわからないが、引き取りはできると回答してくれたら、ひとまず、儲かるかどうかは別にして、お金をかけることなく、オモチャを処分できると考えましょう。

また、宅配買取などではトラブルも生じています*1。業者選びは慎重にしましょう。我が家は出張買取にしましたが、なんとなく不安で夫がいる時間帯に来てもらいました。

*1:参考「独立行政法人国民生活センター 宅配買取サービスのトラブル」

3「いらないオモチャ」知り合いにあげる・児童館などに寄付する


結論:本当に欲しい相手がいれば気分の良い処分法
ところで、大量オモチャの処分は今回が初めてではありません。以前、長男のオモチャを一度、処分したことがあります。当時はフリマアプリもなかったですし、買取業者もほとんどありませんでした。

そこで、まずレゴのようなオモチャやそれなりに使えるもの、きれいなものは、近所の児童館や保育園に「もしよかったら、お使いになりますか?」と聞き、一部は喜んで引き取って貰えました。子どもが楽しく使ったものを、他の子ども達にも遊んでもらえると思うのは、精神的にはとてもいいものです。トイストーリーではありませんが、オモチャはやはり「子どもの世界にあってこそ」ですから。

とはいえ、壊れたものやガラクタを押しつけるのは別ものです。洋服のお下がりもそうですが、「よかったら」と声をかけても断りづらく(自分がそうだった・・・)「ありがた迷惑」だったら悪いなぁ、というのもあり、知り合いにお古のオモチャや洋服をあげるのは難しいですね。

「ありがたい、貰いたい」という人がわかれば、もちろん差し上げるのが一番ですが、相手が本当に欲しがっているのか、押しつけていないかは気をつけた方がよさそうです。私は利用しませんでしたが、ジモティのようなアプリを使い、無料でどなたか欲しい人に譲るという方法もありますね。

思い出は親子の心の中にあるから


子どものオモチャを処分してスッキリしたものの、業者がぼんぼんと大きな袋にオモチャを投げ入れるのを見ながら「レゴ好きだったなー、クリスマスになると大きな箱のセットを買ったよなぁ」「毎月、トミカの新車販売日に夫が買って帰ってきたなぁ、玄関に飛び出して、夫の足もとでトミカ-!トミカー!と叫んでいたっけな~」「ベイブレード、交換するとかしないとかで友達と揉めて大変だったっけ」いろいろと思い出すこともありました。

どんなオモチャにも、子どもとの思い出があります。いざ処分となると、ためらう気持ちも生まれます。でも、一緒に楽しく遊んだ思い出こそが一番の宝物。モノは捨てても、過ごした時間は心に残ります。もし、あなたのお子さんがそろそろ小学校高学年を迎えるのだとしたら、一度、オモチャの大量処分、考えてみてはいかがですか?

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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