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2019.10.10

「子宮頸がん検診」知っておきたいポイントを伝授!



子宮頸がん検診に行こうかなと重い腰があがりそうな方、またすでに定期的に行かれている方に今すぐ伝えたい!「子宮頸がん検診で知っておきたいポイント」を看護師の目線からご紹介したいと思います。
知っているのと知らないとでは大違い!ぜひ最後まで読んでくださいね。

病院予約のときに気をつけること


1.男の先生が嫌ならば女医さんを選びましょう
日本の子宮頸がん受診率は42.3%(2016年国民生活基礎調査,がん情報サービスより)。欧米の検診率はHPVワクチンの接種を行っているうえに、約80%と高い数字です。日本は唯一子宮頸がんの罹患率、死亡率があがっている子宮頸がん対策後進国といわれています。
子宮頸がん検診になぜ行かないのですか、という調査結果のなかで、一定数「男性の医師がいやだから」という理由が必ず挙がってきます。男の人におしもを見られることへの恥ずかしさが、子宮頸がん検診の受診率を下げる一因になっているようです。

しかしそれを懸念している方に当たり前ながらぜひ伝えたいことがあります。「女医さんを選んだらどうでしょう」

クリニックのHPから簡単にチェックできます。決まった曜日に女性医師が診察にくるようなクリニックもあります。ぜひ憂鬱の気分にならずに、対策型がん検診が受けられる病院の一覧から女医さんがいる病院を探してみてください。

2.ブラシを使っている病院か情報収取するべし
これは多くの方がまだ知らない事実かもしれません。子宮頸がん検診はいつも内診台のカーテン越しで行われるため、いったいどんなものでどういう風に検体を取っているのか分かりにくいですよね。

しかし「どんなもので取っているか」というのは検診の精度に大きく関係してきます。古くは綿棒で頸部の細胞をを擦って取るというのが一般的でした。しかし綿棒だと子宮頸がんができやすい部位の細胞を取ってくることが難しく、検体の精度が低くなってしまうと分かったため、欧米では30年も前からブラシに変えようという動きがあります。

日本でもブラシを用いる医師が増えていますが、はなかなか方法を変えられずに綿棒で取っている医師も依然としているのが事実です。

しかし検診で大切なのは正しく検査ができる検体(適正検体と言います)を取ること。せっかく検診に行ったのに、正しい検体を取られなかったら悲しいですよね。

予約をするとき電話で「ブラシで取っていますか、綿棒で取っていますか」と確認してみましょう。綿棒です、と言われたら即座にクリニックを変えた方がよいでしょう。

(ちなみに子宮頸がん検診の結果の紙に、~細胞+と記載されていることがあります。扁平上皮細胞と頸管内皮細胞がどちらも+と書いていれば適正検体と考えてよいでしょう。)

病院に行くときに気をつけること


1.内診の恐怖への対処法
子宮頸がん検診になぜ行かないのですが、という上記と同様の調査結果のなかで「内診がこわいから」という理由も必ず挙がってきます。

内診はみんなそんなに好きなものではないですよね。まったく抵抗がない女性は珍しいです。

しかし婦人科に内診はつきもの、やはり最も観察すべき部分を見ることができる体位なのです。少しでも怖さを軽減するために工夫できることがいくつかあります。ご自身の怖さの要因はなにですか。少しでもそれが減らせるようにできる工夫をしてみましょう。

・下着を脱いで、何も履いていない感じがいやだ
 やはり誰しも下半身になにも履いていない状態は嫌なものです。基本的に検診はスカートで行くことをお勧めします。パンツを脱いでも少し安心感があるからです。
しかし間違ってズボンで行ってしまったときも大丈夫。多くの婦人科では「検診スカート」を用意しています。医師や看護師に聞いてみましょう。

・全くなにされているか分からないのがいやだ
 一般的な婦人科は否応なしにカーテンが閉められ、いったい何をしているのか全く分かりません。医師の顔もみえないし、一人で我慢しながら内診されなくてはならないのも気が滅入りそうです。
まずカーテンを絶対に閉めなくてはいけない、という決まりはありません。閉めることが一般的ですが、希望があれば快く開けてくれます。カーテンを開けてほしい、と医師や看護師にお願いしてみましょう。

さらに希望があれば看護師が手を繋いだり、カーテン側にいて声をかけてくれたりします。
1人で頑張らなくちゃいけないと気負うことはありません。初めてで不安なときは、素直にその気持ちを伝え、看護師さんに付き添ってほしいことを伝えてみるようにしましょう。

・内診台があがるとどうしても緊張してしまう
まるでちょっとしたアトラクションのように内診台は動きます。どうしても緊張して、力が入ってしまうことがありますよね。
ただ、骨盤に力が入ると膣周囲の筋肉がきゅっと引き締まってしまい、膣鏡(内診のときに入れる器具)をいれるとき強い痛みを感じてしまう場合があります。とにかくリラックス!が重要なのです。
コツは深呼吸で力を抜き、背中をと腰を椅子の形に合わせてつけるように意識することです。

2.正しい検体を取るために
ただ病院にいって検診をすればOKというわけではありません。大切なのは先ほどもお伝えした通り、正しく検査できる適正検体をとることです。

そのため子宮頸がん検診を避けるべき時期があります。生理中やおりものが多い時期は赤血球や粘液内の白血球が本当に見たい細胞を邪魔してしまうため、検体が正しく取れない場合があります。

排卵の時期に最もおりものの量は増えると言われているため、生理中と排卵期を避けて検診に行くとよいかもしれません。

結果が返ってきた後に気をつけること


1.ASC-US(アスカスと呼びます)以上がでたら必ず精密検査を忘れない!
職域の検査ですと、医師から検診結果について詳しく教えてもらうタイミングがなく、自宅に結果が届いてもスルーしてしまう方がちらほら…

しかし検診を受けただけで満足していたら元も子もありません。検査の目的はがんの可能性が高いかどうかを見極めるためのスクリーニングです。もしそれで異常が出た場合は次のステップの精密検査をする必要があります。

通常なにも異常所見がない場合は「NILM(ニルムと呼びます)」と検査結果に記載されています。

例えばこれ以外の記載があった場合は近くのクリニックを予約して早めに行くようにしましょう。『この行動の時間の差が子宮を残せるか残せないかの差に繋がることもあります。』

ASC⁻US:意義不明な異型扁平上皮が検体内に見られることを指します。意義不明というくらいなので、注意して観察していく必要があるのかを判断するために精密検査を行わなくてはなりません。

ASC⁻H:HSIL(後ほど説明します)を除外できない異型扁平上皮細胞が検体内に見られることを指します。がん化するリスクなどをより詳細に判断するために精密検査を行わなくてはなりません。

LSIL:HPV(子宮頸がんの原因のウイルス)感染した軽度の異型細胞が検体に見られることを指します。子宮頸部軽度異形成と呼ばれる状態です。がん化する可能性があり、注意をして観察しなくてはなりません。

HSIL:HPVに感染した高度の異型細胞が検体に見られることを指します。子宮頸部中等度~高度異形成、もしくは0期の上皮内がんと呼ばれる状態です。がん化する可能性が高いため治療を要することがあります。

SCC:がん化した細胞が検体に見られることを指します。子宮頸がんと呼ばれる状態です。

子宮頸がん検診のプロになりましょう!

ここまで子宮頸がん検診を受けるにあたって気をつけるべき点をお伝えしてきました。参考になりましたでしょうか。

最後にみなさんにお伝えしたいことがあります。子宮頸がん検診は一度嫌な思いをするとどうしても行くのがこわくなってしまって、2回目に繋がらないことが多いです。
1回の安心できる体験がすごくすごく重要になってきます。

なるべく自分自身の負担が少なくなるようにできる限り工夫をしながら、子宮頸がん検診を定期的な習慣とできるようにして努力いきましょう。ぜひみなさんの周りの人にも伝えてあげてくださいね。

【参考HP】
がん情報サービス がん登録・統計

宮本さよ

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