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2019.12.05

「SNSの被害」から子どもを守るのは親の責任!リスクと対処法の確認を!



つい先日ニュースになった、大阪市在住の小学生児童がSNSで知り合った男性に誘われ、栃木県まで連れていかれてしまった――このニュースは小学生のお子さんをもつ親にとって驚きでもあるいっぽうで、もはやこうした犯罪や事件は他人事ではないのだ、と感じる面もあったかもしれません。
SNSというコミュニケーションツールが子どもにとって身近な存在であること、そして子どもはあまりにも無知で、あまりにも無防備であることを、わたしたちはともすれば平穏な日常生活の中で忘れがちです。

今回の記事では、警察庁による「平成29年におけるSNS等に起因する被害児童の現状と対策について」の調査結果を引用しながら、もしかしたら子ども以上に無防備である親の認識を、ここで改めて確認して頂けたらと思います。

文末には警察庁や総務省による、大変わかりやすいセキュリティや犯罪を未然に防ぐサイトも紹介しています。ぜひ参考にしてください。

安全と思いがちな「SNS」に潜むリスク

被害児童のアクセス手段はスマホ

引用:平成29年におけるSNS等に起因する 被害児童の現状と対策について

まずネット上のリスクについて、いったいどんなことが犯罪と結びついているのかを見ていきましょう。上記のデータを見ると、いわゆる出会い系サイトの被害数は減っています。法改正もあり、WEBサイトなどでも出会い系サイトの注意喚起が非常に多く出るようになりましたから、ある程度は抑制されていると言えるようです。

しかし、SNSに関連しておきた犯罪は増えています。SNSは、TwitterやFacebook、Instagram、掲示板の類(たとえば学校ごとの掲示板など)、LINE、TikTokやYouTubeも含まれます。一方的に発信するだけでなく、交流できたり、コメントを寄せることで個人的な繋がりを持てたりします。特に匿名性の高いTwitter、中学生などが多く興味をもつ「ひま部」といった辺りは、それを狙いすました悪質なユーザーもいるのに、子どもはまったく警戒心もなく、相手と遣り取りをしているケースが少なくありません。

TikTokにせよ、インスタにせよ、出会い系のような危うさを感じさせません。みんなが使ってるし、有名だから「わたしもやってみよう」という軽い気持ちで始める子も多いでしょう。しかも年齢制限があるとはいえ、たとえばTwitterでは公的な書類で年齢確認するわけでもないので、ちょっと検索して方法を見つけて、小学校高学年にでもなれば、やすやすと登録してしまうケースも多いわけです。

登録した子どもは「小さい頃、タブレットで遊んでた感じ」と同じような感覚で、何の知識もないまま、利用してしまいます。そこにつけこむ悪質なユーザーや、もっと言えば犯罪者もいることを考えると、親がスマホを管理しなくてはならない「責任」、あるいは子どもを守る「責任」がある、と認識するべきではないでしょうか。

決して他人事ではないインターネットやスマホによる被害

スマホと子ども

引用:平成29年におけるSNS等に起因する 被害児童の現状と対策について

この調査では、被害にあった児童は12歳以下(つまり小学生ですね)は約5%、最も多いのはやはり中学生から高校生です。しかし、よくよく考えてみると、たった5%という数字だから「こんなこと、めったにないわ」とは断言できません。たとえば小学校6年生で3~4クラスあれば、学年の児童数は100名近くになるでしょう。

すると100人いたら、5人は何かしらの被害にあっているという結果を示しているんですね。もちろん統計ですから、100人いたら・・・というのは単純な計算の結果です。
とはいえ、たった数%だと見過ごす数字ではなく、中規模以上の小学校であれば学年に1人以上が「危ない経験をしている」可能性は高いということを親も身に染みて感じるべきです。要するに、これは特別なことではなく、誰にでもあり得る、身近にある子どもと犯罪のリスクなのだと、真剣に親も考えるべきところなのです。

スマホを管理するのは親の責任です!

スマホと子ども

引用:平成29年におけるSNS等に起因する 被害児童の現状と対策について

さらにこの調査結果を詳しく見ていくと、被害をうけた子どもが使っていたものは89%がスマートフォン、スマホです。

スマホでは、子どもが利用する際に利用できるフィルタリングや規制機能がいろいろとあります。驚いたことに契約当時からフィルタリング等の子どもを守る機能を一切利用していないケースが85%近くいます。

子どものスマホとフィルタリング

引用:平成29年におけるSNS等に起因する 被害児童の現状と対策について

逆に見れば、これは被害を受けた子どもを対象にしているので、フィルタリングやペアレンタルコントロールをきちんと親が設定していたら防げる犯罪もあったかもしれない、と考えることもできます。

だからこそ、小学生にスマホを持たせるのであれば、あるいは今後、近い将来にスマホを持つもりならば、親もきちんとスマホのシステムを理解する必要があります。そして親が子どものスマホ、SNSも含めて管理する、コントロールすることが必要でしょう。

販売店で購入すれば、未成年が使うとわかれば、店舗側でフィルタリング等の設定をしてくれたり、ペアレンタルコントロールの説明をしてくれます(それでも店が行ってくれるフィルタリング以外の設定は放置している人も多いようです)。ただ、親が使っていたスマホをお下がりで子どもに渡す時など、ついそのままの状態でスマホを渡すこともありがちです。

LINEひとつをとっても、一定の時間がくると利用できなくなるようにコントロールすることができます。TwitterなどSNSの多くはペアレンタルコントロールでアプリを利用できないよう制限したり、サイト自体を見られなくするようにもできます。細かくセキュリティを強化しカスタマイズするのは、1ステップでは終わらない作業なので面倒ですが、子どもにスマホを持たせるなら、それだけの予防策をとるしかありません。

いずれにしても、SNSにしろ何にせよ、スマホは親が子どもに「渡しているもの」であって、子どものものではないこと。だから常に親が子どものスマホをチェックする、確認するのは当然だということ、を、買い与える前にきっちり話しておきましょう。

そして実際にスマホを渡したら、時々、LINEやSNSをどう使っているかも見て確認することです。放置していると、知らない間に子どもはネット上の世界をうろつくことになり、これはつまり、小学生の子どもが夜の繁華街をひとりでウロウロするような(あるいは、それ以上に)危険をはらんだ行為なのだと、それくらいに考えてもいいのではないでしょうか。

結局「スマホを持たせない」のがベストな選択肢だが


事件や犯罪がおきると、小学生のうちからスマホなんか持たせるからだ、という声が聞こえます。確かに一番いいのは、スマホを持たせないことです。

ただ、実際問題として、いずれスマホは持つようになります。また様々な事情から小学生のうちにスマホを持たせたほうが安心という家庭もあるでしょう。

だとすれば、スマホを持たすな!だけでなく、持つ以上はどうしたら安全に利用できるのかを考えるのが親の仕事です。特にSNSは中学生になれば、まずほとんどの子が何かしら使うでしょう。小学生のうちはSNSをかなり厳しく制限し、少しずつ子どもに使い方を教える、危険度を理解させるなかで、成長と共にコントロールや管理の方法を見直していくしかないのかな、と感じます。

総務省のHPに「インターネットトラブル事例集」があります。事例集となっていますが、実例とともに親子にむかってのアドバイスや対処法も載っています。特に最後の「子どもにスマートフォンを持たせる前に」のチェックはわかりやすく便利です。

【参考】:インターネットトラブル事例集/総務省

また、スマホだけでなくネット上のセキュリティ全体の情報としては「ここからセキュリティ!」がわかりやすいと思います。こちらは警察庁・総務省・経済産業省と共に民間の企業が共同で運営しているポータルサイトです。スマホ以外のセキュリティ情報もあり、大人の私たちにとっても、とても有益です。

【参考】「ここからセキュリティ」/官民ボード(警察庁・総務省・経済産業省および民間事業者共同)

小学校でも最近はインターネット教室とか、SNSや携帯電話の使い方を教える時間もあります。配布された資料を、実はわたしもぺらぺらとめくっただけで捨ててました・・・。

スマホを渡したり、貸したりする時だけでなく、こうした授業がある時やニュースを見た時、タブレットを使わせてと声をかけてきた時、ことあるごとに「ネット上のリスク」を話す機会と捉えて、子どもと話し合うことも大事ですね。

そして話し合うだけでは子どもは理解できないと仮定し、子どもが勝手に利用できない状態にまでスマホやタブレットを管理するのが、もはや親の責任であり、子どもを守る手段になりつつあるのが現実です。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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