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2021.10.01

<時計の読み方>いつから教える?どうやって教えた?子どもにとってよかった時期と方法


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「朝8時になったら家を出るよ」「夜7時半だからテレビ始まるよ」と言っても、うちの子時間分かっているのかしら?
自分自身、いつどうやって時計を読めるようになったのか覚えていませんよね。でも、ママも自分の親に教わったはず。そろそろ子どもも時計を読めるようになってもらいたい…そう思っているママ多いのでは。
筆者(ライター、子ども12歳、9歳、2歳)が子どもたちにいつ頃からどうやって「時計の読み方」を教えたのか、詳しくご紹介します。

10くらいまでの数字を認識できてからスタート〔年少~〕

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数字を読めないと時計も読めません。なので、数の概念がなんとなく分かってきて、自分でも10くらいまで数えられるようになった年少から時計の読み方を教え始めました。
・どんな方法?
このころは、時計の読み方を教えるというより、いろいろな場所にある時計をなるべく意識させました。駅やコンビニ、図書館などの時計を見せて、「あ、今○時だね」というように。公共の場所にある時計って、大きくて見やすいんですよね(笑)
・成果は?
自然に12までの数や、「○時にご飯を食べる」という感じで時間の概念を覚えるようになりました。「あ、あそこに時計あるね」など、時計に対する興味も持つように。

絵本で時計の世界へ導入〔年少~年中〕

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時計は短い針と長い針がある、まずはそこからです。実際の時計を使って教える前に、なにか導入するものが必要だな、と思い、まずは大好きな絵本から入りました。
・どんな方法?
「とけいのほん」(福音館)という絵本をチョイス。実はこれ、私が子どものとき読んでいた絵本。短い針の「ちびくん」と長い針の「のっぽ」くんが冒険しながら、そしてさまざまな可愛いキャラと出会いながら、時計の読み方を教えてくれるという内容。2巻本で、1巻は「○時と○時半」のみ、2巻はもう少し細かく「○時○分」という分刻みの概念までわかるようになっています。息子が「読んで」とリクエストするときだけ読んでいました。
・成果は?
読み始めて半年ほどでだいぶ正確に時計が読めるようになりました。でも、絵本上で「これは何時?」と聞くと正確に言えるのですが、本物の時計だと「うーんっと…」と、まだ詰まってしまう感じでしたね。

おもちゃで時計の動きを実感〔年中~〕

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割とリアルにできている公文の時計のおもちゃを使って、子どもも実際に針を動かして時計の進み方を実感させました。
・どんな方法?
前述した絵本と組み合わせながら教えました。「この絵本と同じ時間にしてごらん」と言って、子どもに時計のおもちゃでガチャガチャと針を合わさせる。長い針が1周すると、短い針が次の時間へ動く、ということも自分の手の動きで実感できたようです。
・成果は?
絵本とおもちゃを組み合わせることで、年中の終わりころには細かい分単位まで、時計を見ればパッと読めるようになりました。おもちゃを自分でいじったことで、「10分後」とか「20分前」という時間の流れも理解できるようになりましたね。

プリントで復習&応用! 年長~

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「ぷりんとキッズ」という学習サイトで、今まで絵本やおもちゃで教えてきたことのおさらいをしました。
・どんな方法?
小学校に上がると、割とすぐ算数の授業で時計の読み方を学びます。復習・予習というのは大げさですが、少し勉強感覚で時計を読ませてみようと思ったんです。ぷりんとキッズを利用して、「時計の読み方」問題をできる日に1日1枚だけ。最初は○時だけのものから、少しずつ進めていって「7時34分」など細かい問題に。
・成果は?
「何時」と口で答えていたものを、紙に書くことで、さらに確実にしっかり読めるようになったと思います。40分とか45分あたりがちょっとあやふやだったので(笑)年長になると、数もだいぶ数えられるようになったので、午後1時=13時というような理解できるようになってきました。

教えるだけじゃなくて、生活の流れの中で意識させる

いかがでしたか。ただ「今短い針がここだと○時!」と教え込むだけでなく、遊びながら、あるいは生活の中で「おやつの時間」「お風呂の時間」など、いつもの声掛けに時計を意識させるだけでも子どもは覚えていくもの
我が家では、デジタル時計や文字盤がなくて子どもが読めないものを使っていたのですが、子ども用に時間・分・秒単位で読みやすい時計に変えました。おかげで2歳の次男も少しずつ時計に興味を持ち始めています。それに、老眼が進みつつある私の目にも優しい(笑)
育児、家事で忙しいママも、隙間時間で子どもと楽しみながら「時計の読み方」を進めていけるといいですね。

※この記事は2016年7月に公開されたものです。

田崎美穂子

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