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2015.07.02

だから私は働くことを選んだ③!ワーママのお仕事拝見!〜保育士〜


ワーママお仕事拝見! 第3弾。今回は、ワーママも子どもも足を向けて寝られないほどお世話になっている保育士さんの1日を取材しました!

子どもの第二のお母さん、保育士さんのお仕事!

朝から晩まで子どもたちと一緒。本当に尊敬すべき仕事です

朝から晩まで子どもたちと一緒。本当に尊敬すべき仕事です

Mさん、41歳、子ども13歳、10歳

予期せぬ行動をするのが子ども。それに毎日振り回されることも多いし、昼休みも日誌やノートを書いたり。息つく暇もあまりない保育士さんの1日はどんな感じなのでしょう。

保育士には早番・遅番がありますが、私は早番固定にしています。7時半開園なので、7時10分には出勤します。 0、1歳児中心の乳幼児クラスの担任をしていますが、午前中は9時までクラスを分けずに合同保育。

担当クラスではない子とも関われて、楽しい時間です。9時半に朝の会をして、牛乳を飲ませ、その後クラス毎に分かれます。 園庭がない保育園なので、晴れたらほぼ毎日10時くらいから公園などにお散歩へ連れて行きます。

11時には園に戻り給食を食べさせ、食べ終わった子から布団に寝かせてお昼寝タイムに入ります。お昼寝をしている間に、交代で休憩を1時間取ります。その休憩中に園児の個人ノートを書き、クラスの保育日誌を書きあげます。1時間ゆっくり休むということはないですね。

午後は、14時半すぎに子どもたちを起こして着替えさせ、おやつタイム。その後は、クラスでカリキュラム保育(一緒にふれあい遊びや手遊び)、16時半に合同で帰りの会をして、順次お迎えとなります。私は早番なので、基本16時半に退社します。

なぜこの仕事を続けたいと思ったの?

実は結婚するまでは幼稚園教諭をしていたMさん。結婚を機に一度退職し、10年近いブランクを経て保育士として復職したそうです。復職、今まで続けてきた理由を聞いてみました。

カトリック系の幼稚園だったため、結婚するなら家庭に入りなさいという園長の考えに従い退職しました。それに、行事前などは遅くまで残業があったり、土曜も卒園児対象の土曜学校があったので、お休みは週1回。

結婚を機に、しばらくお休みしたい気持ちもありました。 下の子が小学生になるのを待ってから復職しました。復職した理由は、せっかく取得した保育士資格をこのまままったく生かさないで終わってしまうのが嫌だったことと、今までの家事・育児のみという生活から抜け出して、メリハリのある充実感のある人生を過ごしたくなったからです。

長いブランク、そして復職直前に震災があり、子どもと離れて働くことにかなり不安がありましたが、家族の「やってみなよ」という言葉が背中を押してくれました。幼稚園から保育園にしたのは、保育士資格を取得したこともありますが、0~3歳児を2人育てたという自身の経験を最大限生かして、同年齢の赤ちゃんの世話をしたいと思ったからです。

両立するにあたって大変なこと、よかったことは?

ああああ

乳幼児だと言葉の指示が難しい分、神経をつかう

子どもの笑顔と成長が何よりのパワーの源ですと語ってくれたMさん、元気いっぱいの子どもを相手に毎日格闘、肉体労働も多く大変な仕事だと思います。

<大変なこと>

保育園の行事と我が子の学校の行事の調整ですね。なるべく保育園行事を優先しなければならないので、息子の小学校初めての授業参観と保護者会は私の母に行ってもらい、マラソン大会も応援に行けず…。

また、子どもは本当に予測がつかない行動をするし、乳幼児クラスなので言葉の指示も通らないので、ともかくケガをさせないよう神経を使うので疲れます。そしてその疲れがなかなか取れず溜まっていくことですね。

<よかったこと>

自身の子育てと保育はかなりの共通点があり、それぞれお互いに参考になったことですね。

子どもと園児の年齢こそ違いましたが、子育ての経験を保育に生かしたり、その逆もあったり。また、子どもも小学生になっていたので、ほとんど病気はしませんでしたが、急病で学校から呼び出しがあったときなどは職場の理解もあり、早退しやすいことですね。

仕事のやりがいとつらいこと教えて!

ああああ

子どもを見るだけでなく片付け・行事の準備など保育士さんにはすることがたくさん

ひとクラス20人近い園児の相手、子どもが楽しく過ごしている姿を見ることが元気の源と言うMさん、でもやはり体力勝負の毎日。 やりがいとつらいことを聞いてみました。

〈やりがいを感じるとき〉

子どもが大好きなので、日々そばで成長を見られること。また、自分が母になったことで、お母さん方の気持ちにも寄り添えるようになったかなと思います。

人間と人間の関わりが中心の職場なので、毎日同じことの繰り返しでなく、さまざまなことが起きるのが楽しいですね。

〈つらいと感じること〉

体力勝負の仕事なので、健康管理にとても気を使わなければならないこと。 持ち帰りの仕事(季節ごとの教室の飾り付け作りや運動会などのイベントの小道具作り)がけっこう多いので、家で仕事をした日は次の日に疲れが残ってしまうことも。

大切なお子さんをお預かりしているので、怪我やひっかき、噛みつきがないように神経を使うこと。 送迎時にはいつも笑顔で接してくれて、ノートも細かく書いてくれる保育士さんの仕事の大変さが分かったと思います。それと同時に、子どもへの深い愛情も伝わってきます。改めて感謝せずにはいられませんね。

 

いかがでしたか、3回にわたってワーママのお仕事を紹介してきました。美容師さん、雑誌編集者さん、保育士さんの3人のワーママ、それぞれ復職までの葛藤があり、大変さを抱えながらも頑張っているのですね。でも皆さん、話しているときの顔はキラキラ輝いて見えました。これからもいろんな職種についているワーママを紹介できたらと思っています。

田崎美穂子

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