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2015.07.17

子どもと外&水遊びが増える季節です!ワーママにオススメの紫外線対策


季節は気がつけばもう夏!気温もみるみる上昇し、暑さと日差しが気になる時期になりました。

気温の高さにぐったりするワーママに対し、元気を失わないのが子どもたち。汗だくになって外を駆け回っています。

平日は仕事で付き合えない分、休日は彼らに付き合い、屋外へ足を運ぶ方も多いのでは?

海やプールでの水遊びや、屋外のスポーツなどのレジャーで熱中症とともに気をつけたいのが紫外線対策です。

ワーママに限らず、アンチエイジングを気にする女性にとって紫外線は大敵!日焼けやシミだけでなく、たるみやシワの原因になるんです。

かといって、せっかく子どもが健康的に外で遊びたいというものを、室内でゲームしておきなさい、なんていうのもちょっと・・・。

正しい紫外線対策で肌を守りつつ、子どもと楽しい夏の思い出を作りませんか?

1 波長の長い紫外線に要注意!注目されるロングUVとは?

あああ

女性の肌に良いことなしの紫外線

まずは紫外線について正しい知識をおさらいしましょう。

紫外線には大きく分けて、UV-A、UV-B、UV-Cの3種類があります。

このうちUV-Cは波長が短く、オゾン層によってほとんど地表には届きません。

次にUV-Bは二番目に波長が長い光線で、肌の浅い部分、表皮に届きメラノサイトを刺激、日焼けやシミの原因となります。

最後にUV-A。これは一番波長が長く、肌の奥の真皮層まで届き、コラーゲンやエラスチンといった真皮成分にダメージを与え、たるみやシワの原因となります。

地表に届く紫外線のうち、UV-Bはわずか5%。残り95%がUV-Aです。このUV-Aのうち、特に波長が長いものをロングUVやディープ紫外線と呼びます

このロングUVの存在がわかってきたのは最近のことなのですが、波長が長い分、肌の奥深くにまで届き、活性酸素を増やしたり、真皮成分をつくる工場である繊維芽細胞に大きなダメージを与えてしまうのだそう。

さらに!今まで市販されていた日焼け止めはPA表示がされていても、ロングUVを防ぐ力がなかったというのです。

毎日日焼け止めは欠かさず塗っているのに、いつのまにか日焼けしてしまっている・・・。そんな方はぜひ、ロングUVやディープ紫外線を防げることを謳っている日焼け止めを試してみてはいかがでしょうか?

今年はさまざまなブランドからアイテムが出てきているので要チェックです。

2 せっかく買った日焼け止め、ちゃんと効果は出てる? 正しい日焼け止めの塗り方は?

効果的な塗り方をしないと対策にならない場合も

効果的な塗り方をしないと紫外線対策にならない場合も

紫外線対策でまず皆さん使うのが日焼け止め。けれど、どんなに高価な日焼け止めでも正しく使わないと効果が出ません

紫外線が当たりやすいのは顔の高い位置、ほほや鼻の頭、おでこです。

この部分に厚めに塗り、紫外線から肌を守ることが大切。そのためには日焼け止めをのせ、そのまま伸ばしていてはいけません

まずは両頬、おでこ、鼻の頭に日焼け止めを置き、指の腹を使ってトントンと叩き込んで。日焼け止めが十分に馴染んだところで、指に残った分を外側に伸ばします。

こうすることで日焼けしやすい部分を厚めにカバーし、紫外線からきちんと肌を守ることができるのです。

3.ウォータープルーフを過信することなかれ!水には強くても摩擦には弱い

あああ

一度塗ったからOKではなく、こまめに塗ることで効果が

海やプールに行くときは水に強いタイプの日焼け止めを使う方が多いと思います。

しかし、このウォータープルーフ表示、実はあいまいだって知っていましたか?

ウォータープルーフタイプ、という表示基準は日本ではきちんとした定義が定められておらず、メーカー側の自己申請でつけられるため、本当にどれだけ水に強いかはあいまいなことが多いのです。

水にある程度強いものを塗りたいと思ったら、「米国FDAに基準による80分間にわたる耐水試験によるテスト済み」との表記があるものを選ぶのがオススメです。

また、ウォータープルーフタイプは水に濡れても落ちにくいのですが、濡れた肌をタオルでこする摩擦には強くありません

水から上がるたび、タオルで拭いたら日焼け止めを塗りなおさなければ紫外線から肌を守ることはできないのです。こまめに塗りなおして肌を守ることをお忘れなく!

4.日焼け止めは顔だけ塗ればいい、は大間違い!首に当たった紫外線が顔にシミを作る

紫外線から肌を守りたければ、暑いのは我慢!

紫外線から肌を守りたければ、暑いのは我慢!

シミが気になる顔は日焼け止めを塗るけれど、腕や肩は焼けてもあまり気にならないし、面倒だから塗らなくていいや、なんて思っていませんか?

実はそれ、大間違いなんです。

肩や首に紫外線が当たると、その部分の肌の細胞が紫外線から自分を守ろうと伝達物質を出します。

この物質は肩や首の近くのメラノサイトを刺激し、メラニンというシミの原因となる黒い色素を作り、日焼けします。

けれどこの刺激物質、血管を通じて身体の別の場所に届き、その部分のメラノサイトまで刺激してメラニンを作らせてしまうことがわかってきました。

そしてその場合、一番影響を受けやすいのが常に紫外線を浴びてメラノサイトが活発になりやすい顔なんです!

つまり、肩や腕に浴びた紫外線で、顔にシミが増えてしまうということ。

ただし、全身日焼け止めをくまなく塗るのは大変。そんな時役立つのがアームカバーやショール、日傘といったUVケア用品。

日焼け止めと併用することで全身紫外線から守りましょう。

5.日焼け止めが塗れない目はサングラスで守って

目は意外とすぐに日焼けする場所

目は意外とすぐに日焼けする部分です

顔の肌以外の場所に紫外線が当たっても、顔にシミができることがあるとお伝えしましたが、一番その心配があるのが目なんです。

目は紫外線に一年中さらされており、日焼け止めなどのケアもしにくいため、紫外線の影響を受けやすい部分。

目に当たった紫外線が原因で目の周りにシミができることも心配ですし、紫外線が原因で白内障などの発病リスクも高まります。

日差しの強い屋外では、サングラスなどで目を守ってあげましょう。

18歳までに生涯に半分の紫外線を浴びる?子どもにも必要な紫外線対策

プールなど1日中紫外線を浴びることが多い時期

プールなど1日中紫外線を浴びることも多い時期。子どもにもケアを!

夏の子どもといえば真っ黒に日焼けするのが健康的だと思われがち。

けれど、それは違うのではないかという研究がWHOから出されています。WHOのデータによると、18歳までに生涯浴びる紫外線量のおよそ半分の量を浴びてしまっており、浴びすぎた紫外線によるダメージで後年の皮膚がんや目のダメージ(とくに白内障)の発症リスクが高まるのだそう。

もちろん紫外線に当たることで作られるビタミンDは私たちの身体にとって大切な栄養素ですが、成人が一日に必要とする量のビタミンDを作るのに必要な時間は、紫外線の弱い12月でも那覇では8分、つくば市では22分、札幌では76分であるという研究結果が出ています。

日中、外で活動することが多い子ども、それも紫外線量の強い夏であれば日光に当たる時間が足りないということは考えにくいのです。

特に紫外線ダメージを受けやすい顔はキッズ用の日焼け止めや帽子で守ってあげるのがオススメです。

長時間屋外で過ごすときは、汗などで流れて落ちてしまうことが多いため、こまめに塗りなおしてあげましょう。

正しい紫外線ケアでママも子どもも健やかな肌に!

きちんと対策しているつもりでも、間違っていることがある紫外線ケア。正しいケアで肌を守ってあげましょう

松浦恭子

松浦 恭子

岐阜県の片隅で活動する主婦兼ライターです。


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