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2015.07.23

乗り越えろ!小1の壁~学童編~


世で言う「小一の壁」。その人のワークスタイルや感じ方によって、壁の高さは違うと思います。そもそも何が壁なんだ?と、中にはほとんど壁を感じない人もいるのでは。
何人かのワーママが感じた壁、そしてその壁をどう乗り越えたかを聞いてみました。

前半の今回は「学童編」。学童は保育園卒園後、小学校が始まるまでの1週間ほど学校より先に通うことになります。

保育園と違って学童は時間延長できない!

誰も頼れないときは、子どもにがんばってもらう

誰にも頼れないときは、子どもにがんばってもらう

これは私(フリーライター、42歳、子ども11歳、8歳、1歳)が長男の小学校入学したての頃に感じた壁です。

当時は出版社フルタイム勤務、平均退社時間は18時、お迎えは延長保育で19:30近くでした。

保育園は19:30まで延長で見てもらえますが、学童は最大18:30まで。この退社時間と子どもの帰宅時間が差が、私にとって最大の「小一の壁」でしたね。

さあどうする!

子どもが入学してすぐの数週間はお迎えに行っていたので、仕事をなるべく早く切り上げ、17時過ぎには同僚の視線に後ろめたさを感じながら退社の日々

その後は、1週間のうち2~3日は私の母に在宅してもらい学童から早めに帰宅させていました。

それができない日は、子どもに鍵とキッズ携帯(携帯は学校で禁止だったのですが、安全第一! ランドセルの底に忍ばせました)を持たせ、私が帰宅する19時過ぎまで1人でお留守番。こんなふうに乗り切っていました。

最初はお留守番なんて物騒だしかわいそうだと思いましたが、ほんの1時間弱のことだし、子どもは意外に羽を伸ばせて1人を満喫していたようです(笑)1年生ともなると、親が思うより子どもはしっかり成長しているもの。「親の心配、子知らず」かも。

長期休みのお弁当作り

毎日のお弁当作りはかなりの負担に

お弁当作りも毎日となるとかなりの負担に

〔Hさん、営業、37歳、子ども8歳〕

保育園は夏休みだろうが関係なく行けた上に、お昼ご飯は当然給食。しかし、学童は学校がお休みの日はお弁当

ということは、夏休みは毎朝お弁当を作らなければならないということです!

保育園の遠足や運動会のお弁当すら面倒くさかった私にとって、最大の壁でしたね。

しかも通勤のバタバタの前に作るなんて、そしてそれが2ヶ月近く続くなんて、想像しただけで鼻血が出そうでした。幼稚園のお母さんは本当に偉いとつくづく思ったものです。さあどうする!

とにかく冷凍食品に頼りまくりました。ニチレイさん、味の素さん、本当に感謝です(笑)。

自分で作るものといえば、ブロッコリーをゆでる、卵焼きを作る、ご飯を詰める、くらい…最初はちゃんと作らなくて申し訳ないと思いましたが、子どもはペロっと全部平らげてくれるし、学年を超えた友だちとワイワイ食べられるので学校の給食とは違った、楽しいランチタイムのようです。

今は種類も豊富で見た目もおしゃれ、しかも美味しい冷凍食品おかずがたくさん出ているので、利用しない手はありません。こんな私でも夏休み中盤からは時間的にも気持ち的にも、無理なくお弁当作りができるようになりました。冷凍庫はパンパンですが(笑)

お弁当はちゃんと作ってあげたい」という気持ちはあるものの、それができないことがストレスになっていましたが、冷凍食品だということはバレないし、子どもも美味しく楽しく食べてくれていることが分かって肩の力が抜けたましたね。

壁は徐々に低くなり、やがて…

あああ

各々の家庭にあったスタイルが時間を経て確立していく

壁にも高い・低いがあるようですが、もしそれが高くても上手に手を抜き、いい意味での諦めを重ねていけば、だんだん親も子どももその状況に慣れていくもの。そしていつのまにか壁なんてとっぱらわれていることに気づきます。

最初は保育園とは全然違う環境に置かれ、親子とも緊張の日々かもしれませんが、それは誰もが経験すること、そして誰もが自然と慣れていくもの。壁は必ず低くなり、そしてなくなっていくと思うのです。

田崎美穂子

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