2015.10.12
先輩ママにポイントを聞いた! 保育園選び、どこに重点をおくといい?
選んだポイントはここ!
先輩ママはどんなところを重視して保育園を決めたのでしょうか。
ぶれないポイントをしっかり決めれば、いくつかの保育園で迷ったときにも決め手になりますよね。
下記にポイントをまとめてみました。
・立地を重視
・家から近い
・園庭の有無、広さ
・年齢別でクラス分けされていて、なるべく人数が多い
・ママの負担が少ない
・延長時間が長い(長時間預かってくれる)
・子どもの人数に対して、適切な人数の保育士がいる
・園内に給食室がある
・年末年始も預かってくれる
・全員保育士の資格を持っている
具体的にどういうこと?
上記にポイントを挙げてみましたが、具体的にどういうこと?
実際通わせてみて感じたメリットやデメリットも併せて、先輩ママたちにいくつか詳しく聞いてみました。
立地を重視
・大通りに面していないこと〔SE、35歳、子ども5歳、3歳〕
よく車通りの多い大通りに面したところに保育園がありますが、目を離した隙に急に走り出して車にひかれたら…と考えてしまって。
区内の住宅街や商店街の中にある認可や区立の保育園を探し、2駅先の商店街の中にある保育園に入れました。
メリット…やはり危なくないし、商店街の人たちがお散歩のたびに声をかけてくれて、地域で育ててもらっている感じもいいですね。
デメリット…今のところないです。家から少し遠いところかな。でも、デメリットとは思っていません。
・送迎の時間を少しでも短く〔事務職、33歳、子ども2歳〕
送り迎えの時間を少しでも短縮したかったので、家から最寄り駅の間にある保育園を第1希望、駅向こうではあるものの駅から徒歩1分の保育園を第2希望にしました。幸い第1希望の園に入れることに。
メリット…とにかく送り迎えが楽! 雨でもそんなに歩くことなく着けるのでありがたいですね。
デメリット…園庭がないので、お散歩以外は室内遊び、夏は小さなベランダでビニールプールで遊ぶ程度なので、運動不足にならないかなーと。
大きさ・広さを重視
・園庭が広い、遊具がある〔公務員、43歳、子ども10歳、7歳〕
体を動かすのが大好きな子だったので、とにかく園庭が広いところ、最低でも砂場と滑り台がある保育園を探しました。一駅向こうですが、子どもにぴったりの保育園だったと思っています。
メリット…園庭が広く、遊具も砂場・滑り台・ブランコ・うんていなどがあるので、走るだけでなく、体を使ったいろんな遊びができる。
デメリット…感じたことはありませんでしたね。
・人数が多く、年齢でクラス分けされているところ〔経理職、子ども1歳〕
年齢でクラスが分けられていて、ひとクラス10人以上の保育園を探しました。
人数が少なく、すべての月齢の子が同じ部屋で過ごす保育園よりも、その月齢に合った遊技や運動が思いっ切りできるし、同年齢の子がたくさんいた方が刺激を受けると思ったからです。
メリット…同年齢の友だちと遊んでケンカして、いろんなことを学んで成長していると思います。
デメリット…縦の関係が薄いことかな。もう少し縦割りの活動をしてほしいと思っています。
「ママの負担が少ない」を重視
・園内に給食室がある〔事務、38歳、子ども6歳〕
子どもに食物アレルギーがあります。給食センターを使っている保育園だと除去食を出すのがなかなか難しく、毎日お弁当を作っているという先輩ママの話を聞き、「毎日弁当は無理!」と思い、園内に給食室がある保育園を探しました。
メリット…入園前にアレルギーのリストを見ながら保育士さんと栄養士さんと入念に話し合い、なんの問題もなく除去食の給食とおやつを食べています。半年に1回のペースで確認の話し合いの場を設けてくれるので、とてもありがたいです。
デメリット…たまーに(1年に1~2回あるかないか)リストにも書いてなくて食べさせたことのないものでアレルギーが出てしまうこと(肌が赤くなる程度)。でも、これはデメリットなのかどうか…
・自分でほとんど何も用意しなくてよい認可〔編集、38歳、子ども1歳〕
私立の認可保育園に体験に行ったとき、シーツや園バッグも保育園が用意してくれ、オムツの明記も必要なし、しかもパックごと持参OK、汚れたオムツも捨ててくれるなど、至れり尽くせり。
区立は入園前の準備が大変と聞いていたし、しかも私立でも認可だと区から助成金も出るので、区立とさほど保育料が変わらない。自分でもわがままだと思いますが、ミシンも裁縫も本当に苦手で、少しでもストレスも除きたかったので、その認可に入れました。
メリット…シーツやオムツの持ち帰りが一切ないので、荷物が少なくてとても楽!オムツも半月に1回くらいパックごと持って行けばいいし、名前も書かなくて済む。
デメリット…小さい保育室で園庭もなく、人数も少ないので、少し刺激が少ないかな。もう少し月齢が上がったら、区立に転園を考えるかもしれません。その前にミシンの練習をしないと(笑)
・遅くまで延長できる〔出版、40歳、子ども12歳、5歳〕
3歳まで時短が取れる会社ではあったのですが、編集の仕事は急な取材が入ったり、明日までに記事を差し替えなどでいきなり残業が入ることも。なので、そういうときに20時くらいまで預かってくれる保育園を、認証中心に探しました。
メリット…最長20:30まで預かってくれたので、早く帰らなきゃ! と焦らず仕事ができましたね。
デメリット…メリットの裏返しになってしまいますが、18:00を過ぎるとそこからは延長料金(800円/1h)が掛かるので、財布的にちょっと痛かったかな…
・保育士さんの人数や有資格にこだわった〔SE、35歳、子ども4歳〕
たまにニュースで見かける保育園での児童死亡事故。フタを開けてみると、「園児に対し保育士の数が足りていなかった」とか「その時間にいた職員全員無資格だった」という例があったので、区立や私立の適正人数・資格を守っている園を選びました。
※保育園は保育士が0歳児は3児童に1人、1~2歳児は6児童に1人、3歳児は20児童に1人、4~5歳児は30児童に1人つくのが原則です。
メリット…やはり安心感が違いますね(ニュースを知ってるから余計に…)
デメリット…デメリットというほどではありませんが、区立だったので、シーツ作成、オムツひとつひとつに記名などの面倒くささはありました。
「親子で安心できる」が一番
それぞれ重視するポイントや保育園に求めるものは全然違いますが、「そうそう、同じ!」と参考になることもあったのでは。
1日の大半を過ごす保育園だからこそ子どもが楽しく過ごせて、かつママも安心してお任せできるところに入れられたら最高ですよね。
そのためにも、最初にポイントを絞っていくつかの保育園を回るもよし、ともかくたくさんの保育園を見学してからポイントを絞るもよし。
そして見学するときは、保育士さんの子どもへの接し方や児童の表情、教室が整然としているか、園庭の遊具はどんなものかなど、細部までしっかり見てほしいと思います。ママの目と勘でしっかりそして楽しく「保活」できたらいいですよね。
田崎美穂子
mamaライター