2015.11.17
働くママにもいいことづくし! 週末の作り置きではじめるラク楽お弁当生活
「毎朝のお弁当なんてぜーったい無理ムリ!」「来週は遠足、お弁当つくらなきゃ・・・(ため息)」と、なにかとワーママの「敵」になりがちなお弁当。
ところが、ひょんなことをきっかけで2歳の娘を持つフルタイムワーママの私がお弁当生活をはじめてみたところ、その素晴らしい効能にびっくり!がらっと食生活がかわったといっても過言ではありません。
【効能その1】お弁当箱でカロリーオフ!ダイエットに効果絶大!?
お弁当生活のきっかけは、お恥ずかしながら給料日前の金欠でした。とりあえず給料日まで数日間だけとはじめたお弁当。ところが続いていくうちに気づいたのです、「お弁当ってダイエットになるのだ」と。
職場はランチ環境にあまり恵まれておらず、それまでのランチ生活は「コンビニ」「ラーメン店」「牛丼屋」「パン屋」をぐるぐるまわす日々でした。そんな生活を続けていたせいかすっかり胃も大きくなり娘の食べ残しもぺろり、体重が人生最大のピークを迎えていたのです。ところがお弁当生活をはじめて数日、ふと気づくと、先日久しぶりに会った友人に「ひょっとして2人目?」といわれてしまったお腹がなんだかすっきりしてきた気がするのです。
そこで意を決し、給料日後もお弁当生活を続けることにしました。
お弁当にすると毎日の食べる量が一定になるし、劇的に食生活がヘルシーになりました。なんでも、お弁当箱の容量=カロリーに近い計算となるそうですよ。私は女性向けの550mlのわっぱのお弁当箱を愛用しており、かつてのランチ生活と比較して毎日300カロリーくらいのオフに成功しているかと思います。
さらにお弁当生活になると「夕飯の残りを無理して食べる」というヤケ食い行為が減ります。残り物おかずは貴重なお弁当の一部だからです。今は機能的な「お弁当向け容器」が充実しているので、たくさんつくったカレーやシチューはもちろん、半端に残ったスープや味噌汁もすべてお弁当にすることができます。
また、次に詳しく記しますが常備菜をお弁当の中心とすることで、カロリーの高い揚げ物や肉を食べる機会が減りました。なぜなら野菜の常備菜はつくるのが簡単で、揚げ物や肉のおかずはつくるのがとっても面倒だからです。
ちょうど先日観た某局のランチ紹介番組で、OLの女性が「お昼を外食からお弁当にしたら8キロ痩せました」とインタビューに答えていました。やはり効果あるのですね、お弁当ダイエット。ちなみに私は始めて2か月で1.5キロ痩せました!
【効能その2】夕飯づくりが楽に。食生活が豊かになり栄養バランスもばっちり。
おかずのレパートリーを増やしたいなと思い、購入した一冊のお弁当本。
曲げわっぱと常備菜で、おいしさぎっしり、おべんとう。(シラサカ アサコ著)
この本が大変参考になり、私のお弁当生活の軸となっています。この本で紹介されているのは週末に常備菜の「つくり置き」をして、朝は卵や肉・魚のメインおかずを一品つくるというスタイル。これが無理なく続けられている秘訣なのです。
常備菜をたくさん「つくり置き」するというのは大変な印象かと思いますが、ほうれん草や小松菜などの青菜をゆでるだけ、ジャガイモやかぼちゃをチンしてつぶすだけ、切ったきゅうりや大根を塩でもむだけでも立派な常備菜です。5分から10分程度でつくれるものを5〜6品くらい用意すれば平日5日なんとかなります。
そしてこの作業は、週末パパが子どもの面倒をみている間、もしくは子どもがお昼寝している間に行えばいいのです。これ、目から鱗でした。平日に子供の面倒をみながら夕飯つくるのってとても大変ですよね。私はフルタイム勤務のため帰宅するのは19時過ぎ、平日の夕飯は時間との闘いでした。この苦労がぐんと減るのです。
野菜中心の手作り常備菜があるので、メインがスーパーの揚げ物やレトルトのカレーライスでも食卓が貧しくなりません。常備菜をカラフルで可愛い小皿にちょっとずつ入れると、大したおかずでもないのになんだか素敵な夕飯に早変わりするのです。
朝ごはんも、かつてはまさにこの記事のようにほぼ毎日「トーストと牛乳」のだったのですが、今では卵焼きのはしっこなどの「ちょこっとおかず」が食卓を賑わせています。
また、今まではなんとなく敬遠していた食材、私の場合はひじきや大豆などですが、これらを「お弁当のおかずに向いているから」という理由でトライするようになったのもお弁当生活を始めてよかった点です。
【効能その3】ランチタイムを有効活用、もちろん節約にも貢献
お弁当生活を始めると、お昼ご飯を買いに出たり食べに行く手間がはぶけるのでランチタイムにゆとりが生まれます。お弁当であれば、カバンから出してすぐお昼が食べられるので30分もあればゆっくりランチをとることができるのです。
残りの30分で夕飯の買い物に出かけたり、読書をしたり、 BRAVAの原稿確認をしたりとランチタイムを有効に活用できるようになりました。
そしていわずもがな、お弁当は「節約」にも大きく貢献してくれます。私の場合今まで1回あたりがおよそ750円、勤務日数20日で計算すると750円×20日=1万5千円が月額のランチの代でした。おそらくは、材料費を多く見積っても確実に1万円は節約できています。
その上、お財布を持ち歩く機会が減るとお金を使う機会も減るので(コンビニのついで買いがなくなります)、実際にはもっと節約効果があります。
ラクして楽しむのがお弁当生活を続けるコツ
常備菜を何品も何をつくってよいかわからない、という方は「緑」「茶」「赤」「黄」と色で決めるのがよいかと思います。
私は安売りしているものやその日の気分でそれぞれの色の野菜や食材を買ってから、家で「(買った食材)+常備菜」とインターネットで検索して簡単で美味しそうなメニューを探します。また、ピーマンの炒め物をカラーピーマンで、キャベツの浅漬けを紫キャベツで、とごくふつうのメニューをちょっとだけ奮発してカラフルな野菜を使うと、お弁当の彩りがぐっとよくなりますよ。
常備菜に味の変化がほしいなぁと思ったらアレンジ。きんぴらやかぼちゃの煮物をマヨネーズであえてサラダにする、カレー粉をふってカレー味にするという方法はいろいろなおかずに応用できます。
お弁当箱や常備菜を入れる容器も、楽しむためのアイテムとして重要です。わっぱのお弁当箱や白いホーローの保存器は、食材の見栄えが非常によく、詰めているだけでウキウキしてしまいます。常備菜を食卓に出すための小さく可愛い器や便利なお弁当グッズを、100円ショップなどで見つけるのもちょっとした生活の楽しみです。
そして、おいしそうなお弁当ができたらぜひインスタグラムに「#お弁当」「#obento」のタグをつけて投稿してみましょう。キャラ弁やデコ弁でなくとも、フォロワー数が多くなくても、おいしそうにできたお弁当は、タグをつけると色々な人が「いいね」をつけてくれてうれしいものです。
もし、朝15分ぐらい早起きができて料理がそんなに嫌いじゃなければ、こんないいことづくしのお弁当生活始めてみませんか?
Kensi
司法書士/BRAVAライター