2015.12.07
使いやすくおしゃれな、出しっぱなしで「み(魅)せる」キッチン
ママとは切っても切り離せない存在、キッチン。育児に仕事に忙しく追われているとついついキッチンも散らかりがちで、生活感あふれ、料理をつくるのもげんなりしてしまう苦行の場に。
そこで、日々の料理が楽しくなる、使いやすくおしゃれなキッチンのコツを紹介します。ポイントは「出しっぱなし」で「み(魅)せる」ことなのです!
食器や鍋は「出しっぱなし」が使いやすい
我が家ではよく使う食器や鍋は「出しっぱなし」。
扉付きの食器棚ではなく、木製のコーナーラックに収納しています。
結婚当初住んでいたマンションは備え付けの食器棚があったのですが、妊娠をきっかけに引越をした新居は食器棚がなくスペースも資力も不足。苦肉の策で電話やコンポを置いていたラックをキッチンの収納棚として使い始めたのですが・・・、これが見た目もなんとなく洒落ていて使い勝手も抜群。「出しっぱなし」の魅力に目覚めたのです。
さらに見た目を洗練させるために、料理に縁のある方の自宅台所を紹介した「ずらり料理上手の台所 (クウネルの本)」 (お勝手探検隊著)をという本を参考にしました。
料理上手のみなさんの台所は、お皿もお鍋も調理器具も「出しっぱなし」が多数派。そう、私たちがよく使う仕事道具を机に出しているのと一緒なわけです。
しかし、アイテムは多いのにどの方の台所もとても素敵で洗練されている・・・「出しっぱなし」でも「み(魅)せる」キッチンとはいかに⁉
天然素材や白アイテムで「みせる」、プラスチックはなるべく使わない
「料理上手は、カゴ上手」というほど、「みせる」キッチンでは巧みなカゴ使いに目を奪われます。
たとえば、お茶碗や小皿なども藤カゴに無造作にいれることで見た目がよく、使い勝手も抜群によくなるのです。重ねないので取りやすく、さらに一目で何がどこにあるのかわかります。生活感がにじみ出てしまう、ふきんや洗剤類もカゴごとに入れるとインテリアの一部に早変わり。
木箱も雰囲気作りに一役買います。我が家では大きめでよく使うお皿は、市販の皿立てを利用して木箱の中に縦に収納しています。縦にいれることで「下のお皿を出すために上のお皿をどっこいしょ」とやることなく、スムーズにお皿を取り出すことができます。さらに木箱に入れることで安定感がでて地震対策にもなるのです。
ちなみに、木箱や藤カゴは100円・300円・1000円ショップ等で売っています。種類も豊富でお手頃価格で手に入りますよ。
そして「みせる」キッチンアイテム選びの最大のポイントは、ずばり「プラスチックを極力使わない、みせない」ことです。
耐熱・耐水が必要な調理器具や収納用具はできるだけステンレスかガラスを選びましょう。ところどころホーローや白磁の白い「見せ」アイテムを置くと洗練度アップ。やむなくプラスチックの素材のアイテムを用いる場合は「白」もしくは「透明」を選ぶと空間に溶け込みますよ。
素材を統一して並べる・重ねる・収納する
ごちゃごちゃしがちな調理器具も木製は木製、シルバーはシルバーでまとめると俄然すっきりとします。器は木製、ガラス、白磁と素材のグループ毎に重ねて収納しましょう。
我が家ではスペースがないため実現できていませんが、上質なステンレス製のフライパンや片手鍋を並べてかけるの、あこがれです。
同じ容器を使い統一感を出すのもコツです。砂糖・塩等の粉末の基本調味料は同じ容器にいれて並べるとすっきりします。よく使う和風だし、中華スープのもと、コンソメ等も基本調味料と同様に、容器を移し替えて並べておくと料理もしやすいです。
日本語は「みせない」工夫を
おしゃれなお宅や素敵なキッチンを観察していて気づいていたこと。それは「日本語」がみえないことです。
パッケージがクールな外国製の商品を選んだり、ガラスの容器に移し替えたりできればベストですが、もし面倒な場合はメーカーさんには申し訳ないけれどパッケージをはがしてしまうのも一つの手です。賞味期限や必要な情報は底面にかいておけばいいのです。
ちなみに、我が家では基本調味料やお酒を木箱にいれて「日本語目隠し」をしています。
見た目や使い勝手にこだわり、お気に入りを慎重に選ぶ
食器などを「出しっぱなし」にしていると、「埃かぶらない?」と聞かれますが。気にするほどではありません。なぜならお気に入りでよく使うものを「出しっぱなし」にしているからです。あまり使わないものは扉の中に収納しています。
「みせる」キッチンを意識し始めてからというもの、本当に気にいった使えるアイテムしか買わないくせがつきました。
食器であればほかの食器と重ねられないもの、ほかの食器とデザインの調和がよくないもの、棚におさまらないものはどんなにお買い得でも手にとりません。買わないばかりか、すでに持っているものでも「これはいまいち」というものはえいっ!と断捨離できるようになりました。
お鍋も、器も、調理器具も単なる道具をこえて、生活を彩るインテリアととらえることで、慎重に、そして時には奮発して大胆にアイテムを選ぶようになります。そうしたお気に入りの物に囲まれたキッチンはとても居心地がよいものですよ。
是非、お試しあれ。
Kensi
司法書士/BRAVAライター