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2015.12.10

【1人がうつると家族リレー】我が家の感染性胃腸炎体験談 どんな様子? 登園はいつ? 予防は?


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12月中旬に流行のピークを迎える感染性胃腸炎

過ごしやすかった秋が終わり冬本番! 例年、この時期になると「ノロ」「ロタ」といったワードがママたちの間でもささやかれ始めます

例年、12月の中旬ごろに患者発生数のピークを迎えるのが、ノロウイルスやロタウイルスなどを原因とする感染性胃腸炎

年を越して2月ぐらいまでが集団感染しやすい時期といわれています。非常に感染力が強く、家族の誰かが発症すると次々と周りの家族にもリレーしていくことが多く、特に小さな子やがいたり兄弟が多い家族などにとっては流行のニュースもドキッとするものですよね。

3歳児、小学生3人、中2の5人の子がいる我が家の感染性胃腸体験談をお伝えします。

我が家も苦しんだ兄弟間感染

1人がうつるとどんどん感染していきます。もちろん大人もです。

1人がうつるとどんどん感染していきます。

感染性胃腸炎には、我が家も冬場は随分苦しめられました

「苦しめられました」と過去形になっているのは、5人の子どもたち(中2、小6、小5、小2、3歳)のうち、末っ子を除く4人が乳幼児~小学校低学年だった頃が一番大変な時期だったからです。

5年間ぐらいは毎年、誰か1人が感染性胃腸炎になると次々と兄弟にうつってダウンし、平常の生活に戻るまでに3週間以上かかった年もありました。

厚生労働省や東京都感染症情報センターのホームページなどによると、ノロウイルス、ロタウイルスが引き起こす胃腸炎には以下のような特徴や症状が見られます。

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出典:厚生労働省東京都感染症情報のホームページを参考に作成

 

主に乳幼児がかかりやすいロタウイルスによる胃腸炎は、合併症としてけいれん、肝機能異常、急性腎不全、脳症、心筋炎などが起きることがあるそうです。乳幼児やお年寄りの胃腸炎は重症化することも少なくなく、吐いた食べ物を気管に詰まらせて窒息することもあるので注意が必要です。

しかし、症状の出方にはかなり個人差があります。

兄弟で同一のウイルスによる感染症と診断された場合でも、その子によって吐き気や嘔吐症状が強く出る子もいれば、腹痛、下痢といったおなかの症状として強く出る子もいます。

ノロウイルスよりロタウイルスのほうが発熱が現れるとされていますが、ロタウイルスでも発熱症状がはっきり出ない場合も。

やはり、流行期に上記のような症状が出たら、自己判断せずに医療機関を受診することをおすすめします。

子どもたちの成長につれて病気の連鎖が減少

もちろん大人にもうつります。

もちろん大人にもうつります。

 

ひとたび家族の誰かが発症すると、家の中の限られたスペースでは、病人とそれ以外の人を完全隔離することは難しいですね。

嘔吐物や下痢便がついてしまった衣類や寝具からも菌が広がるので、真夜中に泣きたくなりながら消毒作業をしたことも、ひと冬に何度もありました。

我が家の場合は大人たちまで倒れることはなかったのですが、中には、子どもは軽く済んだけれど子どもからうつった大人のほうが長い期間不調が続いて大変だったなどのケースもあります。

我が家は、一番上の子が小学校高学年になったころから、冬場の病気の連鎖がなくなってきたなあと感じたものです。

やはり、体が大きくなることや、風邪や胃腸炎を繰り返すことで抵抗力も強まっていく部分があるのだろうと感じています。

しかし今シーズンは、3歳の末っ子が保育園に入ったばかりの状態で流行期を迎えるので、ドキドキもしています。

登園、登校はいつからできる? 予防策は?

嘔吐が下痢がおさまっていないときは登園ができません。

嘔吐が下痢がおさまっていないときは登園ができません。

 

厚生労働省によると今シーズンは、これまで検出例の少ない遺伝子型のノロウイルスが見つかっているそうです。

近年、ノロウイルスによる感染性胃腸炎が大流行したのは、2006~2007年にかけてと2012~2013年にかけての冬。

これらの年にも今までと違う遺伝子型のウイルスが見つかっています。今シーズンも、耐性を持っている人が少ないウイルスが蔓延すれば流行が拡大する恐れがあります。家でできる予防策、感染拡大防止策に努めたいですね。

家庭内だけでなく、外部の集団への感染を最小限にするために、

感染性胃腸炎に該当する症状があるときは、欠席して受診

症状が落ち着いても、嘔吐・下痢が24時間ないことを確認したうえで登園

することが、保育施設や学校などからも呼びかけられています。

衛生的な手洗いの方法については、日本食品衛生協会の資料を参考にしてみてください。

~衛生的な手洗いの方法~

嘔吐物の処理など、消毒に関しては、BRAVAのこちらの記事「【新型ノロが大流行⁉】胃腸炎の予防にはトイレのふたを閉めることが効果的⁉」でも詳しくまとめています。チェックしてくださいね!

そして、バランスの取れた食事と十分な睡眠が大切。暖房をつけることによる室内の乾燥にも気を付けたいですね。

いざ感染症にかかっても、軽い症状で早く回復できるような抵抗力、体力も培っておきたいもの

厚着をしすぎず外遊びも思いっきり! 子どもと一緒に走り回っていれば体もポカポカ。元気に冬場を乗り切りましょう。

千葉美奈子

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