2015.12.09
家族旅行にアリ!? 旅行積立のメリットとデメリットは?
お正月や夏休みの家族旅行を励みに、日々の・育児に精を出しているワーママはきっと多いことでしょう。
でも子どもの人数が増えたり、幼児料金が適用されなくなってくるとそのぶん旅行代はかさんでいきますよね。節約したいけど、旅行も諦めたくない! そんな人には旅行積立がおすすめかも?
銀行よりも利率がいい!
旅行積立とは、その名の通り旅行代金の支払い用に決まった金額を積み立てていくもの。
預け先となる旅行会社や航空会社の各社が独自のプランを売り出しています。
プランによって仕組みや内容は異なりますが、一般的には1.5%から3%ほどの利回りで、銀行に預けるよりもお得! さらに銀行預金なら税金を引かれますが、旅行積立のサービス額は無税というのもうれしいポイントです。
積み立てて満期になれば基本的には旅行券となり、旅行商品や航空券として使用することができます。旅行以外に、定期的に実家などへ帰省するのが決まっている場合にもうまく活用できそうですね。
旅行積立は、毎月定額を支払う毎月払いコースと、一括でまとめて支払い預け入れしておく一括払いコースがあります。満期額や積立期間を選べるものがほとんど。主な旅行積立をご紹介すると……
<JTB旅行積立 定期積立プラン>
年利換算は1.75%。指定口座から毎月定額自動振替で、満期後はいつでも旅行に使えます。残高は次回の旅行にも使用可能。有効期限は満期後10年。満期を設定せず、積立しながらいつでも利用できるフリープランもあり。
<H.I.S. 貯めチャオ>
毎月払いや一括払いのほか、ボーナス併用払いコースも。利率は期間やコースにより異なるが1.6%〜2.45%。有効期限はなし。オンライン予約では使用できないので注意が必要。
<ANA旅行積立プラン>
定期的に行っているキャンペーン期間中なら、年利が通常2.25%を最大3%受け取れる。ANAのツアー、国内線・国際線航空券のほか、ホテル、ゴルフ場、レンタカーなどでも使用可能。ANAカードで支払いすればマイルも貯まる!
<JAL旅行積立>
積み立て開始から1年間は年利3%。その後満期までは2.5%。6ヶ月で満期になる一時払い6ヶ月満期コースもあり。JALパックのツアー、国内線・国際線航空券ほか、ホテル、機内販売などでも使える。JALカードでの支払いはマイルも貯まってさらにお得に。
デメリットもあるから注意して
高利率でお得に思える旅行積立ですが、注意しておかなければならない点もあります。
ひとつは、途中解約すると元本割れする可能性があること。また支払った金額は旅行券となるため、旅行関連の支払いにしか使えません。
急にお金が必要になったり、旅行を取りやめる場合でも旅行券として返金されます。
とはいえ、年1回の家族旅行や帰省などで確実に旅行することが決まっている人や、旅行のためのお金がなかなか貯められないという人にはとてもおすすめ!
来年の旅行資金は旅行積立で貯める、という計画も視野に入れてみてはいかがでしょうか?
佐藤望美
エディター/ライター