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2016.03.17

ゆるく育てたのに、結果「優秀」な子どもに! その理由って?


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ママはデキが悪いほうがいい!?

?実は、「勉強しろ」とか言ったことはありません。

「宿題はしなさいねー。先生に怒られるのは自分だよー。宿題やらないでコウタ(子どもの名前)が怒られてもお母さん、痛くもかゆくもないもんねー」という感じで育ててきました。

?さて、こないだ、仲のいいAV女優兼風俗嬢の友達(高校中退、職歴は風俗と飲食のみ)とお茶をしました。ちなみに、彼女の子どもって、医学部に通っているんです。しかも、「返済不要の奨学金」もらって……。つまり、めっちゃくちゃ優秀なんですね。

彼女が言うんです。「お互い楽になって良かったよね?。それにしてもさ、親がこうだと、子どもって優秀になるのかbな?」と。

もしかしたら、親のグレっぷりと子どもの優秀っぷりは比例するのかもしれません。

ほら、子どもって「親の背中を見て育つ」って言うじゃないですか。きっと反面教師にしてるんですよ。親の知らないところで。

恥ずかしいのは自分じゃない、子どもデス

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私がやらなかったことは「勉強しろ!」と言わなかっただけではありません。

体操服や上履きなどの持ち物も、チェックしてあげたことは滅多にありません。気が向いた時にする程度。

しかも、チェックしたとして、持ち物が入っていなくても、用意してあげることはありません。「上履き入ってなさそうだけど?」とか言う程度。つまり、私が「チェックしたわ!」「ウフフ、今日の私、いいお母さん?」という自己満を得るためにしているだけなんですね。

通常の日は、「忘れ物して困るのは自分だよー」「お母さんは仕事しているから、忘れ物を届けるなんてことしないからねっ!」と言うだけ。

もちろん有言実行で、上履きを洗ってあげたことはゼロですし、体操服を出し忘れたら洗わず翌週持たせてました

汚くて恥ずかしい思いをするのは、私じゃないですからね。

さすがに小学校1?2年の頃は、忘れ物や出し忘れなどがしょっちゅうありました。

面談などでは先生が「忘れ物が多いです」「あまり宿題やってこないですよね」とか言ってましたが、基本右から左へ聞き流してました。ぶたれているワケじゃないから、痛くも痒くもないですしね。

それに、忘れているの私じゃなもん。子どもだもん。そんなの子どもに言ってくださいよ、って話です。

そんなだったのですが、気づいたら、「コウタくん、しっかりしてるよねー」と言われるようになっていました。忘れ物や出し忘れなどしなくなったのでしょう。それすらあまり知らないのですが(笑)。

そんな風に育てていたのですが、ある日、転機が訪れました。

学校の先生が「塾に行かせてください」と頼む事件、勃発!!

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それは中学2年の時。ある日の三者面談のことでした。

先生から、「コウタくんの英語が悲惨すぎます。もし、ご家庭の経済事情が許すなら、塾に行かせてあげてください」と先生が懇願するのです。

通知表は見ていたので、英語の成績が悪いのは知っていました。でも、さすがに先生から懇願されるレベルとは!!!

「今ならまだ間に合います。今、遅れを取り戻せば、成績も上がります」

あの日、学校の先生は、塾のセールスマンに変身していましたね。15分に及ぶ熱烈なセールストークに負け、私は、「はい、分かりました」と答えていました。

ちょっとだけこだわるところはこだわる

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ただ塾選びは、少々こだわりました。いくつか目をつけたところのうち、「自分の子に合いそうなところ」という面だけですが。安くても効果が出なければムダ金になると思い、ここは“費用対効果”に重心を置き、「楽しく通える」「楽しく学べそう」な空気感をチェックしました。

でも、それだけです。

結果的に、先生たちとも気があい、塾の友達もできたりして、塾が楽しくなっていったようです。やればやっただけ成績がグングン伸び(それまで家で勉強を一切しなかったので当然ですが…)、楽しかったようです。

受験の時期には、志望校も自分で見つけてきました。

ただ、第一志望は客観的に見てちょっと無理そうだったので、同じ系統の学校を選んであげ、ここを第二志望としました。結果的に、やはり第一志望は落ち、第二志望校に合格したのですが、理系という特殊な学校に絞っていため公立校をいくつか受験できたのですね。ありがたいことに国立なので授業料も安く、バンザイです。

ただし。今のところ、優秀……ってコトになっていますが、今後は分からないですよね。人間いつどこでズッコケるかなんて、本当に予想できませんから。

でも、この“ゆる育て”のいいところが、もし、子どもがズッコケても、「ま、仕方ないよね?。私の子だし(笑)。今まで良く頑張ったんじゃん?」って笑えるところでしょうか。

中山美里

中山美里

ライター、編集


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