2016.09.30
「イラダン」ばかりじゃない!我が家のパパが担当してくれる家事・育児って?
真のイクメンは本当に存在するの?!
「イクメン」という言葉が行きかう現代。確かに、公園でパパ&子で遊ぶ様子や、抱っこひもをしているパパを見かけることも近年では多くなったようにも思えます。そして何より実際にワーママだけに限らず、子育てと家事、そしてそれ以外の雑務と日々向き合うママにとって、パパが育児と家事を進んで協力してくれる“イクメン”であればどんなに理想的か!!
また内閣府のHPでは、夫の家庭協力に関する気になる発表も目にしました。
【参考】
その内容はというと、『パパの育児時間が長いほど、第2子以降の出生割合が多い』というもの。ちょっと古いデータですが2011年厚生労働省「第9回21世紀成年者縦断調査」において、子どもの夫婦の夫が休日に家事・育児をしている時間別に第2子以降の出生状況の調査を実施。
その結果、夫が休日の「6時間以上協力している」と答えた夫婦の内、67.4%もの大多数が“第2子以降の出生がある”と回答しているのだそうです!!この結果からもママが安心して第2子子育てができると感じるためには、パパの協力は不可欠なのでは?とも思いました。
しかしその一方で、日本のパパ達の実態はというと…毎日午前様も当たり前なほど忙しく働いている方も多いことでしょう。
となると、“イクメン”どころか、子どもと遊ぶ時間すら作るのは難しいのでは?とも思うのです。そこで今回は、子育てママさん3名にパパの“イクメンぶり”エピソードを伺ってきました♪
すると…皆さん協力の度合いは異なるものの、パパが積極的に協力してくれている様子!
うらやまし~(笑)現在パパの協力がもの足りないというご家庭ならば、今回伺ったご家庭のパパ達のイクメン奮闘エピソードをご自分の夫さん(パパ)にも見せて“イクメン改革”を起こしてみてはいかがでしょうか?
共働き家庭のイクメンって何しているの?
皆さん平日のパパはなかなか忙しく、子どもとの時間を作るのは難しい様子…。でも子どもが寝る前に少しだけ遊んでもらったり、忙しい一週間を終えた唯一の休日であっても協力してくれているという意見も!
【1歳児ママ・Yさん談】
完全な休みは、日曜日のみ。だから正直平日は頼りにならないけれど、出来ないことは少ないかもしれませんね。家事で言うと、
・ルンバをかけられるように部屋を片付けて、ルンバを起動してくれる。
・洗濯物を干した日は、取り込んでそのままになっていると畳んでくれる。
などをしてくれています!でも、料理は全くできないんですけどね(笑)育児では、お風呂が特に積極的!
ベビーバス時も浴槽になってから(生後一ヶ月目から)も、「やりたいやりたい」と、とても楽しそうに率先してやってくれました。もちろん、今も!子どもはアトピーなので、お風呂後のケアもいくつかあるのですが、そこまでもしっかりやってくれます。休日の夕飯準備どきには、お風呂を入れる作業を全てひとりでこなしてくれるのでとても助かりますね。
【3歳&0歳児ママ・Mさん談】
仕事の日は家に帰ってきてから、私が夕食を作るときに子どもを見てくれています。
一緒に遊んでくれるときもあれば、テレビに夢中になって“ただいるだけ”の時もありますが(笑)
お風呂入れは、夫婦協力してやっています!基本的には私が子どもとお風呂に入り、旦那は受け入れ係で着替えとかを担当。あとはお弁当箱を洗うこと、お風呂掃除、ごみ捨ては毎日やってくれていますね。
休日には一ヶ月に一度くらいお昼ご飯を作ってくれることもあります!
【4歳児&2歳児ママ・Kさん談】
仕事がある日は、夕食後に子どもと遊んでくれていて、休日も子どもが遊べるようなところへ連れて行ってくれています!それと頻度は不定期ですが、実家に子どもだけを連れて行って、私が1人になる時間を作ってくれるのは嬉しいですね。
忙しいながらも協力してくれるパパさん達。なんとも素晴らしい!!
例え少しの時間であっても、休日だけであっても、子育てに協力してくれるだけでママの負担がどんなに楽になることか!
さらにはママの自由時間まで作ってくれたら…本当に助かりますね。
パパのイクメンぶりはいつから?
そんなイクメンパパ達。果たして最初からイクメンだったかというと…そこまでの道は、様々だったようですね。
【4歳児&2歳児ママ・Kさん談】
我が家のパパは協力的という表現よりも、元々子どもの相手をするのが好きって感じです。
だから産前も産後も、パパのイクメン意欲にはあまり変化はない…気がします(笑)
育児雑誌とかは、産前テーマのものも赤ちゃんテーマになってからもパラパラ読んでいましたね。
でも家族で出かけたときには、4歳でだいぶ手が離れてきたお兄ちゃんの担当になることが圧倒的に多くて!楽な方を選んでいるという感じです(笑)
いつも気づくとパパが上の子の付き添いで、私は下の子。下の子は2歳3ヶ月でまだまだ目も手も離せないので、「代わってー!!」とヘルプをお願いしています(笑)
【1歳児ママ・Yさん談】
出産前から育児書を買って読んでみたりと知識は深めていましたが、予習はあまり役に立たなかったみたいです。発達のスピードをおさらいしたりしていたけれど、実際は全然違ったというか…。
それと、この機会にパパが育児で不安なことを聞いてみたところ…
・母乳育児のため“授乳”が自分では補えない
・“寝かしつけ”でパパが寝室に入ると泣いてしまう
・“お留守番”でママがいないと泣いてしまう
ということを課題に感じているみたいです。ただ私から見ると“お留守番”はだいぶ安定しているように思えるんですけどね。それに私と遊んでいる時よりもパパと遊んでいる方が、子どももキャッキャしている気もしますね!私自身、英語の語りかけやおもちゃ遊び、お風呂など、パパを頼りにしていることも色々あります。
【3歳&0歳児ママ・Mさん談】
1人目の時は産前も産後もあまりパパの自覚がなかったようで…産後何ヵ月かは、「正直パパになった気がしない。」と言っていたほどです。
実際のところ“パパになった”と自覚が出てきたのは、二人目が産まれてからなんじゃないかな。
二人目が旦那と顔が似ていると周囲の人に言われるので、パパである自覚が沸いたようなんです!具体的な変化でいえば、これまでは一人で釣りやサーフィンに行っていたのですが、家族で行きたいと言うようにもなりました。今も育児についてはまだまだお願いしないとやってくれないことのほうが多いけれど、お願いすればやってくれるし、楽しそうに育児をしてくれるようにも見えます!!
ママにとっては妊娠→出産→育児と、ママとしての意識を持たずにはいられない流れがあるものの、男性にとって“パパとしての自覚”を持つタイミングって意外と難しいのかもしれないと、時々感じることはありませんか?
もちろん、元々子どもであったり、積極的に子育てに参加してくれれば嬉しいのですが、実際にはMさんのご家庭のようにジワジワと実感するというケースのが多いかもしれませんね。
特に第一子の場合、ママもパパも子育て初心者ということも踏まえて、パパが“イクメンになるための準備期間”を見守ってみてはいかがでしょうか?
【番外編】ママからのお願い!こんな時「もっと育児・家事を協力してほしいなぁ~」
パパさん達のイクメンぶりを紹介して下さった3名のママさん達。もちろんパパへの感謝はしているものの、「もっと協力してほしいなぁ~」と思う心の叫びもあるとのことで、最後は皆さんに、パパの育児&家事協力についてのリアルな声を伺ってみました。
【1歳児ママ・Yさん談】
やはり、急な体調不良の時が一番辛いです。生後五ヶ月の時に子どもがRSウィルス感染症にかかって、痰の絡んだ咳が一週間ほど毎晩続く日々がありました。息がしっかりできているかも心配だし、何度も起きて泣くしで、私自身不眠の日が続き…昼間1人なのがとても辛かったです。
しかもそのあとは私がダウン。母子でゲホゲホなっていました…それでもごはんは作らないといけないし、子の世話も…と、フラッフラに。でもパパはいつもと変わらず仕事に行けて、いつもと変わらない帰宅時間。
その時ばかりは、パパとの育児に対する温度差を感じてしまいました。
【3歳&0歳児ママ・Mさん談】
協力してほしいことは山ほどあります!!(笑)
・子どもを見てほしい時にタバコを吸いにベランダへ行って帰ってこない
・家事ももっと分担したい
・フトンも畳んでくれ
・使ったマヨネーズ冷蔵庫にしまって
などなど…あげたらきりがない。(笑)
でも子育てに奮闘しているパパを見て、私がストレス解消になることも(笑)うちのパパは“ウンチ”が苦手で、パパが子どものオムツ替えをする時はおしっこのみ。だけどどうしても手が離せない時には、嫌々ウンチのオムツ替えもやってくれるんだけども…毎回オエオエ言いながら頑張ってやってくれています。
ひどいときはそのまま吐いちゃったり。そうやって苦しんでいるパパを見てると、申し訳ないけどめちゃくちゃ笑えて、今までのイライラが吹き飛ぶんです(笑)
【4歳児&2歳児ママ・Kさん談】
協力ではないかもしれないけど…私がイライラしているときに、パパまでイライラしだすのはやめてほしい(笑)ただでさえ嫌な気分なのにパパまで怒り出すと、家の中の空気が非常に悪くなる気がして…
そういう時は、子どもたちに私の分まで優しく接するなどのフォローをしてほしいです。
どんな育児&家事の協力よりも、家族の笑顔を保つ協力を夫婦でしていきたい。完璧なイクメンでなくても、子どもたちにとって、そしてママにとって、大好きなパパでいてくれればそれだけで…“パパが頑張ってくれている”証のように思えませんか?
子どもが一人でも二人でもそれ以上でも、ママが家族が信頼できるパパの姿がそこにあれば、家族みんなが安心して毎日を過ごせるのではないでしょうか。
たかお みきよ
フリーライター/2歳児ママ
IT企業でのコンテンツ運営担当の経験を経て、妊娠を機にフリーライターへ転身。現在子育て情報以外に、美容・旅・企業PRなど幅広いジャンルで活動中。 プライベートでは1歳の息子を子育て中のママです☆同じママとして、女性として、 皆さんの子育てとライフスタイルのヒントとなるような、心にとどまる記事を書いていきたいと思います♪