2017.01.25
【あるある】しつけの難しさが身にしみる!我が家の「恐ろしき3歳児」エピソード
アメリカには、「Terrible Two(魔の2歳児)」、「Horrible Three(恐ろしき3歳児)」「Wonderful Four(素晴らしい4歳児)」という言葉がありますが、みなさんのお子様は、この言葉に当てはまるでしょうか?今回は我が家の恐ろしき3歳児エピソードを紹介します。
わざと牛乳ぶちまけ、へらへら
先日、BRAVAの編集者さんに「いや~、子どもが3歳になった途端、子育てがすごく楽になって」と脳天気に話したその夜、我が家の3歳児は、夕飯のおかずが気に入らないという理由で、コップにたっぷり入った牛乳をわざとぶちまけ、「お母さん、こぼしちゃった~」とへらへらしていました・・・。
たまたま牛乳をこぼす瞬間を目撃したのですが、ニヤニヤしながら、かなりのドヤ顔。
そして、こぼした後にものすごく哀れっぽい声で、「こぼしちゃった~」というので、目撃していなければ、本当に間違って手が滑ったのかと思い、「あらあら、今度から気をつけてね」で終わっていたのでしょうが、今回はバッチリ見ていました!
それにしても、あまりに躊躇なく堂々と牛乳をぶちまけ、上目遣いの名演技をするので、なんというかしばし呆然としてしまいました・・・。が、すぐに我にかえって「こらー!!」と怒った途端、バレたことを察した子どもは、急に大泣き(←これもかなりわざとらしい)をしながら、「ごめんなさい、もうしません」を連発。
とにかく、床にこぼれた牛乳を自分でふかせ、濡れた服を脱ぎ・・・これで反省したか思いきや、新しい服を着て再度、椅子に座ったとたん、「だってこのおかず、美味しくなかったんだもーん」と開き直って、またへらへら。
ちなみにそのおかずは、「クーブイリチー」という、昆布と豚肉を細切れにして炒めた煮物で、「沖縄の料理だよ」と、初めて少しだけ出したものでした(それだけ黙って残せば良いのに・・・)。
(うーむ、ダメだ、こりゃ。ぜんぜん反省してないわ・・・。)
仕方がないので、こっそり購入して何かの時に使おうと思っていたミニカーを戸棚から出して見せて「早く食べないと、このおもちゃで遊べなくなっちゃうよ~」などと声がけをしたところ、俄然やる気を見せて、結局、短時間で完食(ミルクがけクーブイリチーも・・・)。
その後は、ひたすら、抱っこをせがみながら、「ママ、愛してる」「ぶちゅー」「あのミニカーはねえ、別な色もあるんだよ。ご飯ちゃんと食べたから今度買ってね?」のべたべた攻撃。可愛くおねだりをしながら、髪をなでたり、頬をスリスリしたり、私に必死に気を遣う子ども・・・。
しかし、その間、私の頭を駆け巡っていたのは、浮気がばれたどこかのヒモ亭主が「ごめん、もうしないよ。おまえだけを愛しているよ。ぶちゅー。ところでまたカネ貸してね」と言っている構図で、暗澹たる気持ちでいっぱいでした。
「しつけ」の難しさ
子どもが3歳になって、最近思うのは、しつけの難しさです。
そして、「怒る」ということもかなり難しいなと。世間には「怒らない育児」などもあるようなので、機会があればぜひポジティブな気持ちで実践してみたいとは思うのですが、やはり古来からの方法で、すぐに「こらー!」と怒ってしまいます。でも怒り慣れていないので、すごく体力を使うし、どっと疲れます。きちんと怒らないと3歳児は知恵がついてどんどん図にのるし、かといって怒りすぎるのも良くないし・・・毎回そのバランスにすごく悩みます。
「わざと牛乳をこぼす=悪いこと」という認識は、本人の中にちゃんとあるので、あとは悪いことをしたらどうなるか、という認識付けが、まだ足りないのかなと思ったり・・。
あの手この手の方法を考えてみる
この牛乳事件を、仲の良い同僚のママ友に相談したところ、「うーん。私なら目を合わせず、黙ってゆっくり片付けて、静かに“食べなさい”というかな。もう悪いことしたって分かっているんだよね?その場合は、黙って怒るとけっこう効くよ」とのアドバイスを頂きました。今度、牛乳をこぼされたらやってみようと思います。
あと2人でいろいろ考えたのは、「舌切りすずめ」や「さるかに合戦」などの日本昔話絵本を読んで、「悪いことをしたり、欲張ったりすると、結局は自分に跳ね返ってくる」という教訓をたたき込む、秋田に行ってナマハゲに怒ってもらう、節分で鬼に説教してもらう、など・・・・。
なんだかんだ言って、親が怒るよりもナマハゲや鬼などの「異形の何か」に怒ってもらう方が何となく効果がありそうな気がします。そして、ふと、こういう異形の存在は、昔から私のように上手に怒れない大人たちが編み出した子育てのワザの1つなのではないかと、ふと考えてみたりする今日この頃でした。