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2021.01.10

周りの子どもと比べない!焦らない!「○歳までにこれをできるようにしないと」育児やめました、その結果は?


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「子どもが○歳までにこれをできるようにしないと!」「これをスタートさせないと」などとプレッシャーを感じているママ、多いと思いのではないでしょうか。特に周りのママや子どもが始めたりできたりしていると、比べて焦ってしまいますよね。
筆者(子ども12歳、10歳、3歳)は特にのんびりした性格ではないのですが、わりとズボラ。あまり「○歳までにこれをやらなければ」「これをできるようにする」ということにとらわれず、第1子から割と適当に育ててきたかもしれません…
それがいいか悪いか、参考になるかはまったく別として、そんな育児方法(方法とはとても言えませんが)と成長した子どもの様子を紹介できたら、と思います。

「6か月で離乳食スタート」やめました!

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先輩ママから「栄養は1歳まで母乳とミルクで充分」「アレルギーの問題などで2歳まで離乳食は控えるべきって国もあるらしい」という話を聞き(真偽は定かではない)、そうだよな、と妙に納得。6か月から始めようと思っていた離乳食をやめました。こんなことを書いたら栄養士さんや保育士さんに怒られてしまうかもしれませんが(汗)
8か月くらいから赤ちゃん用のヨーグルトくらいはあげていましたが、ちゃんとした離乳食はまったく作らず。ハイハイを始めた10か月くらいから、おかゆをすっ飛ばして柔らかく炊いた白飯をあげ始めたのがいわゆる最初の離乳食。「やっと離乳食をもらえた!」といわんばかりに最初からバクバク食べました(笑)11か月で保育園に入って、給食は後期食からスタート。

連絡ノートにはほぼ毎日「完食」と書いてあり、ホッとしたのを覚えています。
6年生の今では、なぜか「あんこ」だけは苦手な大食い少年です。

「1歳で卒乳」やめました!

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おっぱいをダラダラ飲み続けていると虫歯になる、なんて話を聞いたことがあるので、保育園に入る前におっぱいはやめたほうがいいかな、と思っていました。しかし、「保育園に入っても帰宅後おっぱいをあげてた」とか、「2歳くらいまであげても虫歯なんかできなかったよ」という話を聞いて、とりあえず「卒乳」はいっさいせず、欲しがるだけあげていました。

11か月で保育園に入ったのですが、送り時もお迎え時も大泣き。でも、帰宅してすぐおっぱいをくわえると安心するのか笑顔になるので、ますます「卒乳はまだ先でいいか~」と(笑)。結局2歳過ぎまであげて、そろそろやめようかな、と思っていたころに自分から「もういい」という感じで卒業していきました。思う存分おっぱいを堪能したのがよかったのかも!?
結局6年生の今まで虫歯は1本もできず、おっぱいで散々甘えたからか、割とさっぱりした性格に育ちました(笑)

「2歳でトイレトレーニング」やめました!

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友人から、「じゅうたんに何度もおもらしされて、キレた」とか、「1回成功したと思ったらまたオムツに逆戻りで、ずっとトイレトレーニングしてる感じでもう地獄…」なんて話を聞いて、早い時期からトイレトレーニングをしても仕方ないと勝手に結論付け、とりあえず4歳くらいまでなにもしないで様子見るか、とドーンと構えました。

さいわい、保育園の同じクラスの子も2歳ではまだ2/3以上がオムツ。しかも、男の子は全員オムツでした。だから比べることも焦ることもなかったのかもしれません。3歳になるとさすがにクラスの半分以上パンツになりましたが、仲のいい友達もまだオムツ、保育士さんも「○くん(長男)はちゃんと『出た』と教えてくれるし、頃合いを見てトイレに誘ったりしているので、まだトイレトレーニングはいいですよ」と言ってくれたので、ますます安心(笑)
そして事件(?)は起きました。仲良く4歳近くまでオムツだった仲良しの男の子が、正月明けに突然パンツに。それに焦って奮起したのは、長男本人。その日を境に「僕もパンツ!!」。特にトイレトレーニングをすることもなく、夜ももらすことなく、すんなりパンツに移行できました。保育士さん曰く、「大きくなって膀胱も成長したタイミングでパンツにしたのが良かったのかもしれません」だそうです。なるほど!?

「入学前までにひらがなを書けるようにする」やめました!

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「入学してすぐひらがな習うわけじゃないし、読めれば全然大丈夫だよ」という先輩ママの話を聞いて、いっさいひらがな練習なんかせず。子どもが進んで書くならそれはそれでどうぞ、という感じでした。
読むことに関しては、保育園でたくさん絵本を読んでいたからか、年長でひらがなは全部、カタカナも少し読めている状態でした。
保育園のクラスでは「書けないと困るから」と公文に行かせているママも何人かいたので、そのときは正直少し焦りました。でも、「最初から書けちゃったら、授業がつまらないんじゃない? 授業で書けるようになれば、その授業が楽しくなるよ」という旦那の一言で焦る気持ちも吹っ飛びました。旦那、いい感じで前向き(笑)
ということで、入学前に字を書く練習は一切しませんでした。読めてはいたので、ある程度「字の形」は頭に入っていたようです。1年生の授業で習うようになってすぐに書けるようになったし、習うことや書くことが新鮮で楽しかったようで、グングン吸収していきました。
今は漢字が大得意な6年生です。

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私に、特に「やらない」明確な理由やポリシーがあったわけでは決してありません。先輩ママから「そんなに頑張らなくても大丈夫」というアドバイスを真に受けただけ(笑)
そして、「やらなきゃ!」とイライラしたり躍起になることに時間を取られるより、子どもが最高にかわいい時期にかかわる時間を増やしたいと思っただけなのです。
結果、「やらない」育児になってしまいましたが、子どももちゃんと育ってくれていると自負しています。もちろん頑張ってきちんとやる子育てはとても大切だし、私もそうすればよかったと反省することもたくさんたくさんあります。でも、やっぱりママの心がしっかり安定していることが一番大切だと思うんです。
「やらない」育児でママと家族が笑顔なら、それはそれで素敵なことなのではないでしょうか。

※この記事は2017年1月に公開されたものです。

田崎美穂子

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