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2020.09.29

まだ大人と一緒にはできない「離乳食が終了した子どものご飯」どうしてる?



離乳食の初期、前期、後期も終わり、噛む力も少しずつ強くなって、食べる量も増えてきた頃の子どものご飯、「どんなものを作ればいいの?」「まだ親と一緒のものは早いし…」と悩んでしまうことありませんか。
いわゆる「離乳食」と「普通食」の間の食事は、どんなメニューをどのくらいの柔らかさであげたらいいのか。親の分をアレンジできるか? などをママたちにリサーチしてみました。

保育園の給食レシピを参考に


保育園で毎日食べている給食、実際に子どもが食べているので、大いに参考になりそうですよね。給食に寄せた献立を考えているママの料理法や工夫などを紹介します。

・給食表の裏にあるレシピを参考に
毎月もらってくる保育園の給食表の裏に、「子どもに人気メニュー」のレシピが2品載っているんです。「このくらいの月齢にはこのくらいの柔らかさで」という情報も載っているのでありがたい!ファイリングして、「マイレシピ帳」にしています。中でも子どもも主人も好きなメニューは、「人参しりしり」と「納豆お焼き」です。
【人参しりしり】
人参をスライサーで千切りにして、電子レンジで柔らかくする。ごま油で炒め、シーチキンを加え、白だしとしょうゆで味付けするだけ。子どもの分は食用ハサミで細かくします。
【納豆お焼き】
ひきわり納豆とシラス、卵と片栗粉、しょうゆ少々を混ぜて、フライパンでホットケーキの要領で焼く。片栗粉を入れると柔らかく仕上がるので、離乳食完了期くらいでもOK!主人は最初「何これ?」と言っていましたが、今は「酒のつまみに合うわ~」と(笑)。
「あー…作りたくない」という日は、近くの大型スーパーに売っているご老人向けのレトルト食品を買っちゃいます。味付けも柔らかさも離乳食が終わったばかりの子どもにはちょうどいいものがあるので、ありがたい。親はでき合いのお惣菜!〔Tさん、子ども1歳半〕

・保育園の給食サンプルからヒントをもらう
保育園の入り口付近に、必ずその日の給食サンプルが置いてあります(ケースに入った状態)。どんな食材を使っているのか、どのくらいの量を出されているのか何となくわかるので、献立を考えるヒントになっています。
最近「お!」と思って作ったのが、「豚肉のマーマレード焼き」です。豚バラをマーマレードとしょうゆを混ぜて作ったタレに漬けて、焼くだけ!子どもには、細かく切ってご飯に乗せて食べさせています。作る気力がないときは、給食に似たような、なるべく柔らかそうなお惣菜を買うときも(苦笑)〔Yさん、子ども1歳8か月〕

親の分より長めに加熱、細かく切る


親と同じメニューでも、仕上げ前あるいはできあがった後にさらに過熱して柔らかくする、細かく切る、などひと工夫しているママにお話を聞いてみました。

・うどんやお米は少し柔らかめに
子どもたちがうどん好きなので、週3~4くらいでうどんを出します。きつねうどんが多いかな。次男だけ茹で時間プラス1分茹で、柔らかめに。うどんと油揚げは食用バサミで食べやすい大きさに切ります。お米は普通に炊いた後、次男の分だけちょっと水をかけてレンジで温めて柔らかくしたり。
上の子や主人はうどんばっかりだとキツいので、簡単にできるつまみ系(豚キムチとか簡単な野菜炒めなど)も加えて(笑)あと半年くらいで、家族全員同じものを食べられるかなーと思っているのですが…〔Iさん、子ども5歳、1歳7か月〕

・肉は小麦粉をまぶして柔らかく
歯も割と生えてきたので、柔らかい肉や魚も食べられるように。でもまだ大人と同じ調理法だと噛み切れない場合があるので、豚の生姜焼きなどを作るときは、肉を叩いて小麦粉をまぶして、柔らかくしています。ひと手間かかりますが、時間にしてものの2~3分ですし。
カレーを作るときも、肉には小麦粉をまぶしてから。魚はほぐせば食べるし、だいぶ楽になりましたね。でも、カレーのときは子どもだけ(子ども用)レトルトカレーにしちゃうことも…〔Hさん、子ども3歳、1歳10か月〕

子どもが食べられそうなものが食卓の中心に


グラタン、柔らかめの丼ものなど、離乳食が終わったばかりの子どもが食べられそうなものが食卓の中心になっている、というご家庭も。

・親も柔らかめのメニューに
家族全員、申し訳ないのですが下の子に合わせた柔らかめのメニューにしています。
【柔らかめの炊き込みご飯】水を少し多めにして炊いた炊き込みご飯
【マカロニグラタン】マカロニを柔らかめに茹でたグラタン
【焼きそば】作るときに水を多めにして柔らかめにする(味はしっかりつけます)
他にもシチュー、うどん、オムライス(ご飯柔らかめ)。これらを順番で出している感じです。もうちょっとしたらレパートリー増えるから、待っててね!〔Uさん、子ども7歳、1歳9か月〕

・子どもが食べられるものをヘビーローテーション…
主人には「今だけはごめんね」という感じで、子ども中心の食卓。ほぼ毎日混ぜご飯(煮た野菜を混ぜる)の一口大おにぎり(野菜を混ぜたホットケーキのときも)、卵焼き、柔らかいチキンナゲット(市販)です。
私は子どもと同じものを食べ、主人は卵焼きだけ食べ、あとは自分で好きな総菜を買ったり作ったりしています。私もお相伴にあずかったり…(苦笑)週末は子どもの分、大人の分で作り分けることもありますが、平日はなかなか難しいですね。
〔Sさん、子ども1歳6か月〕

働きながら「小さな子ども分」と「そのほかの家族分」のご飯を作り分けるのって、時間的にも体力的にもちょっと厳しいですよね…冷凍ストックという手もありますが、まだまだ目も手も離せない小さな子どもがいると、それもなかなか難しい。
「あ、みんなそんな感じなんだ」「この調理法ならサクッとできそう」「栄養のことばっかり考えて悩んじゃってた…」献立に悩みすぎることなく、なるべくサッと作れる、あるいは手抜きしちゃってもいいや! と少しでも気持ちが楽になってもらえたら幸いです。

田崎美穂子

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