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2017.04.05

不参加続きだった保護者会!初めて行った【ママたちの集い】で私が感じたこととは?


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発達障害を抱える8歳男児を持つシングルマザーの私は、フリーランスで美容業をしています。そのため、学校で定期的におこなわれる保護者会は、毎度ながら参加が難しく欠席ばかり。

そのため、街中で息子のクラスのご家族と会っても、顔と名前が一致しないこともしばしば……。育児と仕事で、あっという間に1年が過ぎ、次学年への進級ももう目前でした。

そんな折、息子のクラスのママ主催の「クラス会」なるものがおこなわれることに。普段、面識がない私にも人づてに出欠可否の連絡がきて、単純に参加するかどうか迷いました。

息子は、新学年から市内の特別支援学級に転校も決まっているので、息子がお友達と密に接する機会を無駄にしてはいけない!と奮い立ち、同じく普段保護者会を欠席している友人と一緒に参加することに。

そこで今回は、普段面識のない、かなりアウェイなママと子どもの集いに参加したときのお話をします。

保育園ママ同士の結束の強さ

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子どもたちが保育園時代から一緒のママ友は、やはり私と同様、仕事の関係で保護者会は欠席続き。そのため、今回の集いのお誘いには、私と同じくあまり前向きではありませんでした。

しかし、「子どもは行きたいと言うよね……」と話し、2人でいれば怖くない!といわんばかりに、参加の決意表明=メールの返信をしました。クラスの中でも、やはり子どもが幼稚園出身のママと子どもが保育園出身のママでは、あまり関わり合いがが少なく、人見知りとまではいかずとも、緊張は否めません。

当日は、日曜日で仕事もオフ。保育園ママたちと集合し、年上ママの後ろに隠れながらいざ会場へ。

「子ども部屋」と「大人部屋」完全分離の究極空間

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部屋に通されると、そこは既にどこぞの大型スーパーのおもちゃ売り場のような混乱状態。大きな座敷を2つとってあり、1つは完全に子どもたちだけ、そしてもう1つはママたちだけという構図。

挙動不審気味に主催してくださった幹事ママと思しき女性のそばに行き、会費を支払ってから我々保育園ママたちはパーソナルスペースを確保すべく、まだ人が全くいないテーブルの1番奥を陣地として身を置きました。

「ほとんどのママたちの顔と名前が一致しない……」とボソッと話し合っていると、2人のママが我々の目の前の席に来てくださいました。1人のママとは、以前息子が入っていた野球チームでご一緒させていただいたので面識あり。もう1人のママとは、我が家と名字が同じということもあり、お話はしたことがなかったものの、顔と名前は一致していました。

そのお二方もあまり皆さんとの面識がないという共通点があり、緊張感が少しずつほぐれて我々の会話にも一気に花が咲きました。

自分の職業に救われた瞬間

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あまり面識のない方たちとご一緒するときの困りごとといえば、なんといっても「会話」。会話のタイミングや話題には気疲れしてしまうところですよね。しかし、今回は、自分の職業が功をそうすることに!

私の仕事は、一般の方のメイクレッスンやセミナーをおこなうこともあるため、肌のチェックやスキンケアやコスメのカウンセリングをすることもあります。

女性とは切っても切り離せないのが「美容」。みなさん、子育てをし、人によってはフルタイムで働いており、日々激務に追われていることから、肌悩みの1つや2つ、いえ、4つも5つあってもおかしくはありません。

そう! つまり、私の職業は、女性の会話に事欠くことがなかったのです。それは、目の前の席に来てくださったママが、「黒木さん、美容のお仕事をされているんでしょ?」という会話がきっかけで、一気に加速しました。

「シミが気になるの」「どんな化粧品を使ったらよいのかわからない」と、悩めるママたち。「私は、普段〇〇の化粧水を使っているんだけど〜」「結構手抜きしちゃっているんだよね〜」と、共感できる内容ばかりですから、いつしかその場は大盛り上がりに。その流れで、「連絡先を教えて〜」とみんなで携帯を出して交換大会になってしまうほど。

この場で、会話に変な間がうまれてしまうと、なんとも気まずい空気になってしまうところでしたが、子育て以外の話題でも共有できるネタがあることで、これだけ盛り上がることができたのは、自分が美容の仕事をやっていてよかった!と思えた瞬間でした。

気乗りしていなかったはずが、参加してよかったという真逆の結果に

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子育て、仕事などあらゆる話しをしていくなかで、「実は、前から黒木さんと話してみたかったんだよね」というお言葉をいただいたりと、想定していたこととは全く異なる楽しい時間を過ごせたことで、数時間前まで全く気乗りせずにどんよりしていた自分が嘘かのような真逆の結果になりました。

大人になってからは、昔と違い、なかなか新しい友達をつくることはできません。しかし、こういった機会があったことで、また新しい交流ができたことは、私にとってとても嬉しく、大きな経験になりました。

保護者会などで面識があったとしても、なかなか親交は深めづらいもの。また、こういった会に参加しづらいなという方も少なくないはず。しかし、思い切って参加してみることで、想定外に得られる楽しさもあるかもしれませんよ? まだ、トライしたことがない方は、新たな扉を開けてみませんか?

黒木絵里

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