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2017.12.02

子供1人あたり、いくらの教育費が必要?無料アプリでシミュレートしてみた


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みなさんは、夫婦間の家計分担をどのようにしていますか?

ママが働く理由は、「生活費やローン返済のため」「子どもの教育費のため」「夫婦の老後の資産形成のため」「自分の趣味やお小遣いのため」など様々で、家計分担の形もいろいろかと思います。

ちなみに、我が家の場合は、夫婦ともに会社員(都内でごく平均的な収入レベル。夫:妻の収入比は10:8)で、「住宅費は半分ずつ」「夫=生活費」「妻=子ども費・娯楽費(旅行代等)」という分担になっています。

つまり、子どもの教育費は、全て私の肩に・・・(重い)。

幸い、子どもは未就学児なので、今のところ費用は大してかかりません。服も玩具も、ほとんど友人や親戚からのおさがり。旅行も、たまに近場で1泊するくらい・・・・(普段は、近所をブラブラ)。

けっこう楽勝!?と思いきや、ママランチなどで話しを聞くと、「私立中学で、夏休みの海外研修が2週間で50万円(希望者のみだが、殆どの生徒が参加)」、「私立高校の制服代が靴まで指定で、夏冬一式で30万円」など、なんだか、異次元の金額が飛び交っていています。

よく言われる人生の3大出費は、「住宅費」「教育費」「老後生活費」。
これは、親の時代からあまり変わりません。

でも、いま未就学児を育てている労働者の多くは、賃金カーブが以前より緩やかだったり、退職金が少なかったり、公的年金が65歳から70歳に引き上げられる可能性があるなど、親の時代とは、かなり状況が異なっています。そんなことを考えると、やっぱり子どもの教育費に不安を感じてしまいます。

というわけで、今回は、実際に子ども1人あたり、いくらの教育費が必要になるかを、リアルにシミュレートしてくれる無料アプリ(iction!みらい家計シミュレーション)を使って、進学タイプ別に教育費の総額を見ていきたいと思います。(実際に共働き家庭がどのくらい貯金しているのかは「【子供のための貯金】毎月いくらしている?貯め方のポイントとは?」の記事を参照)

教育費のタイプは、全部で5パターン

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上述のアプリによると、教育費のタイプは以下の5パターンに分けられます。

1.大学まで国公立、習いごともしない→総額1,280万円
(小144万、中108万、高101万、大 927万)

2.大学のみ私立、少し習いごと→総額1,552万円
(小166万、中126万、高112万、大1,148万)

3.高校から私立、人並みの塾・習いごと→総額1,795万円
(小194万、中144万、高 299万、大1,158万)

4.中学から私立、人並み以上の塾・習いごと→総額2,335万円
(小245万、中 443万、高331万、大1,316万)

5.小学校から私立、人並み以上の塾・習いごと→総額3,386万円
(小1,217万、中 479万、高360万、大1,330万)

子ども1人あたり1300~3400万の幅

こうして見ると、子ども1人あたりの教育費総額は、1,300~3,400万円までと、ずいぶん幅がありますね。ちなみに、この総額に幼稚園・保育園の費用や幼児期の習いごと代などは含まれません。

また、意外だったのは、大学の進学先が「国立」と「私立」とで、それほど差がつかない点です。

思わず、気になって調べてみたら、国立大学の授業料のハイパーインフレ率、半端ないですね・・・(図1)。

図1 大学(国立・私立)授業料と消費者物価指数の推移
(1975年=100とした場合)
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出典:平成21年 文部科学白書

ところで、この5パターンは、あくまで国の統計データの平均費用をもとに計算した平均値(各費用は学費のほか学校外の活動費も含む。大学は入学金や仕送りなども含む)です。

この他に、子どもが浪人・留年した場合、医学・薬学部進学、大学院進学、海外留学などをした場合を考えると、教育費はさらに増えそうです。

また、子どもが2、3人いてさらに「小学校から私立」となると、億に近いお金が教育にかかるのだな~と改めて認識した次第です。

ちなみに、次に来る老後費は・・・

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ところで、我が家は高齢出産です。そのためかなりの確率で、私が60歳で退職しても子どもはまだ学生をしている可能性が高いです。このままだと、子どもが自立した後に、老後資金を貯める余裕がない!!

と思わず暗く考えてしまいましたが、そういえば家計は分担制。つまり、老後(=生活費)は夫の担当。ここは、夫にどーんと任せたいと思います。

ちなみに、今回利用したアプリによると、老後の生活費は、夫婦2人で65歳時に3,000万円あれば大丈夫らしいですよ。なんとか達成できるよう、いろいろシミュレートしながら、今後も家計コントロールをしていきたいと思います。
良かったら皆さんもいろいろシミュレートしてみて下さい!

参考サイト: iction!みらい家計シミュレーション (リクルートホールディングス)

市口芳江

市口芳江

4歳の子どもを育て中。保育園には足を向けて眠れません。


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