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2022.07.29

<毎月>子どもへの貯金金額いくら?学費を貯める3つのポイント!


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子どものためにみんな「どれくらい貯金してるの?」気になるところですね。そして本当にいくら必要なのでしょう。
今回は実際に「現在子どものためにどれくらい貯金しているか」のほか、教育費の貯め方ポイントなどを紹介します。

みんな「いくら・どれくらい」貯金してるの?

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兄妹ふたりですが、それぞれに学資保険18歳満期で100万。他にお祝い金や子ども手当、ボーナスから少しずつでも各自名義の通帳で貯蓄していています。兄のほうが40万くらい、下の娘はちょっと少なくて15万くらいです。長男が小学校高学年になり塾通いが始まり想像以上にお金がかかり、予定通りのペースで貯まりません・・・(Nさん/長男9歳・長女6歳)

 

ひとりっ子です。学資保険は200万のに加入。他に子ども用としての貯金はしてません。初孫ということもあってか、双方の両親もそれぞれ子どもに学資保険をかけてくれているし、来年住宅購入予定でそちらのことで頭がいっぱい。まだ教育費もそこまで真剣に考えていないのが正直なところ(Kさん/長女5歳)

 

学資を18歳満期で200万、私立高校受験を考えているので15歳時に100万以上貯まるように小学校入学から1万円ずつ積立をしています。うちは夫が9歳年上で、大学時に退職と重なってしまうんです。退職金は住宅ローン残や老後資金と考え、早くから夫婦で教育費については話合ってきました。それで収入が比較的ある今現在、ボーナスから年2回20万、40万を別通帳で貯金するようにしています。これで高校入学時に360万、積立の方をプラスして460万。私立付属校に入れたら、たぶんちょうどなくなってしまうでしょう。なので高校時代の3年間であと200万は貯めたいと計画中です。(Iさん/長男8歳)

子どもひとりの学費「1,000万円以上」が普通!

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ひとまず「学資保険には加入している」人が大多数のようです。

保育園児を抱えている家庭では、ちょうど住宅購入の頃と重なることも多く、まだまだ小さなわが子と「高校・大学にかかる費用」がピンとこないまま、とりあえず学資保険は入ったくらいの人が一番多いかもしれません。

教育費で勘違いしやすいのは。学資保険に入ってるから安心と思ってしまうことです。

学資保険で賄えるのは、入学時だけです。最初の1年分の学費に充当したら終わりです。例えば高校から私立だったら、3年間通うのですから「残り2年の学費」を捻出しなくてはなりません。

大学も同じです。ずっと公立、国立と進む親孝行な子どもなら万々歳ですが、それでも実は生涯の学費は1000万になると言われています。もし全て私立でいかせるなら2500万以上はかかるでしょう。気が遠くなるような金額です。

学費を貯める3つのポイント

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多くの家庭が子どもが大学生になると「赤字」マイナス家計に陥ります。特に自宅外から通う大学生は仕送り平均が8万~10万程度として、これが大きくのしかかってきます。

(1)学資保険で「高校・大学入学時に備える」
教育費を貯める基本は学資保険。自動的に貯まるし、他で使ってしまわないメリットがあるので、できれば2本かけておきたいところ。あるいは自動積立などを利用しても。

(2)毎月の家計から学費が払えるか判断する
入学後、卒業までにかかる学費を毎月の家計から捻出できるのか計算する。夫婦の収入が右肩上がりと安易に考えないこと!

(3)学費をフォローする貯蓄を少しでも心がける
高校・大学に向けて保育園・公立小学校の時期に少しでも貯蓄をする。通常の家計費から学費が出せたとしても、塾代や修学旅行代などプラスして費用が必要な時に利用できるよう貯めておく。

(2)が実は重要です。生活費や住宅ローンなどもろもろ差し引いて、毎月約5万を出せるかどうか。私立では年60万の学費は低い方ですから、実際にはもっと必要になります。私立中学・高校によって納入方法は異なりますが、一般に多いのは「4月に全額納入」か「2~3期にわけて納入」です。つまり入学時に学資保険で初年度の学費をカバーしたら、もう同時に来年に向けて学費の準備をしておかないとなりません。

子どもが小さいうちから「5万の学費が毎月かかる」と考えて、これを貯蓄できれば大きいですね。例えば公立小学校の6年間だけでも360万円貯めることができるんですから。

とはいえ、なかなかそこまで出来ないでしょう。それでも「月に1万」「子ども手当はすべて貯金」「ボーナスから10万」と少しずつでもプールしておき、それを高校・大学進学時に切り崩していくのがベストです。

家計費の支出はどんどんふくらむから・・・今が貯め時!

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子どもがいると、教育費以外にもまとまったお金が必要となります。

少し大きくなれば携帯代、部活動費用、交通費もバカになりません。そもそも食費がかさみます。男の子ふたりなら、思春期に入ったらお米だけでも週に10キロ消費しますからね。気づくと「生活費全般」がうなぎ登りで貯蓄をするのにひと苦労です。ちなみに女の子のママたちが口を揃えて言うのは

「美容院、メイク用品、好みの洋服、アレコレうるさくなってホントお金がかかる」

だそうで・・・。

成人式では特に女の子だとけっこうなお金がかかります。うちの場合は息子ですが、18歳で「運転免許を取りたい」と言われて、当時まだバイトをさせていなかったし「しょうがないなぁ」とお金を出したのですが、これが30万くらいかかりました。やれやれ・・・。

子どもが大きくなればなる程、子どもにまつわる出費がかさみ、貯蓄どころではなくなってきます。

逆に言えば、お子さんが小さい時こそ「貯め時」なんですね。ところが私も長男の時そうだったように、「子どもの将来」が具体的に見えてきません。だからあまり切羽詰まった感じがしない。ついつい目先のことにお金をかけてしまいます。

特に共働きだと当面の家計費に多少なりとも余裕がありますから「まぁ大丈夫だろう」と油断しがち。双方の両親頼みという家もあるでしょうが、今はよくてもやがて親の介護という面が出てくると、当初思っていた通りにはいかなくなります。

高校の学費無料、公立への進学、奨学金制度と様々な方法がありますが、お金がかからない方法は「アテにせず」、まずは自力で子どもにかかる最低限の教育費を貯めておくとあわてずにすみます。

※この記事は2017年11月に公開されたものです。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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