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2018.01.17

育休中・育休明けすぐの「退職」できる?復帰しないときの対処法


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実は今、「育休中だけど」退職を考えている人、迷っている人いませんか?

出産するまではもちろん会社に復帰するつもりでいたけれど、育休中、復職直後に色々な事情で「退職したい」そう思う人もいるでしょう。とはいえ会社には復職の意思を示し、育休中は手当もついています。本当に退職は出来るのでしょうか?

そもそも育休中・育休明けすぐに退職できるのか?

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結論から言えば、回答は「育休中・育休明け直後でも退職できる」です。

法律上では、育休中に貰っていた手当は返金することはありません。でも就業規則に何らかの規定が明記されていれば、それに従うことにはなります。手当がつくのは復帰を前提としているわけで、いきなり退職となると「なにそれ、お金だけ貰っておいてどうなの?」そんな違和感は生まれますね。

育休が「復帰するのが前提で取る休み」である以上、やむを得ない事情であれば別ですが、育休中や復帰直後で退職するのは非常識と捉えられても仕方ありません。では、やむを得ない事情とは何でしょうか?

・保育園に入園できない
・自分や同居家族が病気になった
・夫の赴任や転職で引っ越しをする

こうした事情は本人の意思に関係なく起こります。会社に連絡を入れ、直接相談をしましょう。復職するつもりで企業や同僚も準備していることもあるのですから、なるべく周囲に迷惑をかけないよう配慮した伝え方、辞め方が大切です。

個人的な理由での育休中・育休明け退職するとき

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さて、では個人的な事情はどうでしょう。

「出産してから体調が今ひとつ。子育てと仕事の両立をする自信がなくなった」

「アテにしていた両親だが、やはり実際に子どもを預けてみたら毎日は無理と言われた」

様々な事情の中、踏ん張って一番大変な保育園初期を乗り越えた先輩ワーママからすると「う~ん、それならまだまだやり方はあるんじゃないの」と言う人が多いのではないでしょうか。

「子どもが可愛くて、どうしても側で育児に専念したくなった」

この気持ちは本当に理解できるんですが、少なくともこのままストレートに退職理由とすると、かなり反感を買うでしょう。とはいえどうせ辞めてしまう会社、もはや何を言われようと構わない?いいえ。現在の日本では、まだまだ育休も完全には浸透していません。多くの企業で認められてはいますが、育休が取りづらいとか事実上取れないといった所もあります。

少し前に育休取った女性の先輩、復職前直前になって退職しました。そのポジションのために短期雇用で労力をカバーし、周囲もそのつもりでいたわけで、かなり反発を買いました。本人は辞めてしまうからいいけど、その後妊娠して育休を取る私は針のむしろ。私は絶対辞めません!と言いましたが、どうせね、生まれたらね・・・と影で言われてとてもイヤな思いをしました。後の人のことも考えて欲しい

完全に育休が制度として確立していない企業であればあるほど、こうしたトラブルがきっかけで後戻り(制度はあっても使用できない雰囲気)してしまう最悪のケースもあります。

復帰しない場合の対処法とは

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育休中や復職直後の退職は、現実問題としてやはり良い印象ではありません。もし、子育てとの両立が大きな不安なら、ひとまず育休明けで仕事をしてみたらどうでしょう。もちろん、中途半端に復帰して周囲に迷惑をかけるくらいなら最初から退職で結構、という職場や職種もあるでしょう。
でも、やれるところまでやってみるというのもひとつの選択肢ではないでしょうか。

・ファミリーサポートなどで預け先のカバーができないか
・会社側と勤務形態など相談できないか
・家事を外注することで負担を減らせないか
・夫とよく話し合うことで解決策が見いだせないか

復職前に焦ったり、両立に対する不安は誰でも持つものです。それぞれ環境も事情も違いますから、こうすれば大丈夫という答えはありませんが、それを見つけていくのが育休復帰後のワーママ最大のポイントと言っていいかもしれません。

無理矢理でも続けろ、という話ではありません。育休明け復職はやってみないとわからない事だらけですから、想像だけで不安になり「無理そう、辞めよう」ではなく、復職後、実際に起きた具体的な問題と向かい合ってから、無理かどうか、退職を決断しても遅くはないように思います。

もちろん個人個人に差があることですし、会社の環境も違いますから、精神的に厳しくなるばかり、あるいは子どもの体調などによって、退職が一番良い、別の働き方を選ぶということもあるでしょう。実際に働いてみて「やはり子どもが幼いうちは側で見守りたい」という思いが強いのならば、結果論として側にいたいのを理由に辞めることもそれぞれの生き方です。

ただ、少なくとも個人的な理由を公にはせず、誰もが「しょうがない」と思える理由で退職をすることです。嘘も方便と言いますが、後輩女性のためにも、あまりにプライベートな感情を退職理由としないのがひとまず常識でしょう。

最終的に退職をすることになったとしても、上司と相談し、きちんと引継ぎなども行い、せめて後輩の女性たちが「育休取ります」となった時に「あんな事にまたなるんじゃないの」と悪い印象を周囲に抱かせない配慮をしたいですね。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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