2018.05.31
育休取らずに職場復帰!保育園は?子連れ出勤?先輩ママに聞くメリットとデメリット
ママ友のひとりが第二子の妊娠がわかり、遊びがてら我が家に来たときのことです。「今回は育休を取らないか、取るにしても最短で復職したいんだよね」と話してきました。
理由は
●第一子は育休1年半とったが仕事の勘を取り戻すのに苦労した
●1年以上もたつと夫が「妻が家にいる状態」に慣れすぎて家事分担などすっかり忘れてしまい復職後が大変
●ようやくポジションも元に戻り、またイチからやり直したくない
といったことでした。
だから「育休を取らない」か「取るにしても3ヶ月くらいはどうかな」と言いつつも迷っている風でもありました。
そこで実際に育休なし・あるいは短期間で復職を選んだママたちに「実際に産休明けで復職してどうだったか」聞いてみました。
育休なしで復職・ママたちに聞く「メリット・デメリット」
たまたま生後6週間から預けられる保育園があったこと、入れたこともあり、子どもが2ヶ月から復職しています。1歳児未満の子どもをきちんと見守ってくれる保育園であれば全く問題ないと思います。
1歳からの入園は激戦ですが、未満児はわりと空きがあることも多いので保活もラクでしたよ。離乳食なども保育園でどんどん進めてくれるし、多くの刺激を受けるせいか成長も早いように思えました(Tさん)
うちの地域ではほとんどが生後6ヶ月からで、生後2ヶ月で預かってくれる保育園はかなり遠くの所しかなかったです。それでも一刻も早く復職したかったので、最初からミルクにして預けました。ミルクだと比較的早くからまとめて寝るし、母乳と違い夫にも頼めますから。あと夫がけっこうフレックスタイムで勤務時間に融通がきいたので、出来たと思います。
考え方にもよるでしょうが、私は子育ても仕事もどちらも生きがいだと思っており、その意思が強かったのでバテそうになりながらも「選んだのは自分だからな!」と思ってやりました。周囲がどう思うとか、子どもの成長がとか、あれこれ振り回されず「自分のライフスタイル」として早くの復職を望むのであれば出来ないことではないです。
あとはやはり保育園からの呼び出しも多いので、それを理解してくれる会社(無理して復職したのに休みや早退が多いと結局、トラブルや文句を言われることもあります)、カバーできるサポート(実家など)があるかないか、も、育休なしで働けるかどうかの判断材料にはなると思います(Rさん)
はっきり言えば経済的理由から、復職せざるを得ない状態でした。ですので子どもが可哀想とか、産後すぐは体調がとか、考える余裕自体がなかったです。だから乗り切れたとも言えます(こんな小さい子を・・・と悩む時間があれば30分でも寝てた)。
もし少しでも余裕があるなら、やはりせめて生後6ヶ月までは育休を取ったほうがいいかなとは思います。保育園自体も6ヶ月からが多いのは、その頃になると一通りの予防接種もすみ、夜の睡眠時間もまとまってきて、ママもひと段落するタイミングだからです。
でも2ヶ月とか3ヶ月で子どもを預けたからといって、子どもの成長に問題があるとは思わなかったですよ。先生もとても可愛がってくれたし、仕方ない選択肢でしたが、聞かれれば「できれば半年以上たってからがいいよ、でも復職しなくてはならない理由があるなら、あまり心配しすぎないほうがいい」とアドバイスするかな(Mさん)
子供が、というより、自分の体力が問題。保育園にいる間はいいけれど、帰宅してからも夜中にまだ何度も起きては授乳します。それで朝は普通に保育園に連れていき、通勤をするわけですから、かなり体力に自信があるか、ミルクにして夜は夫とせめて交替にして睡眠時間を取るようにしないとバテます。
私は第一子は産休明け復職でしたが、7年たった後の第二子は「あの若い時期でも倒れそうだった」ことを考えると無理だな、と思い、ある程度まとめて眠ってくれるようになる半年以降に復職しました。(Yさん)
ある程度、予防接種なども終わり、ママの体力が回復する時期に復職したほうがいいかな、と思います。2ヶ月、3ヶ月だと予防接種スケジュールも多く大変でしたし、またこの時期はあまり病気はうつらないと聞いていたましたが、そんなこともなくて感染症などにかかりましたよ。そうなると未満児は入院騒ぎになり兼ねません。
私は看護師で病院内の保育園でしたし、シフトもかなり柔軟に組んでもらったから出来たと思うけど、他の人にはオススメしませんね(Eさん)
仕事を途切れさせたくない思いから会社と話し合いをしたところ、子連れ出勤が認められました。たぶん、ベンチャー企業で独身男性社長だったから「そーいうの認めてあげちゃおう!」くらいのノリだったと思います。
でも実際にやってみたら、やっぱり大変は大変ですね。周囲の人にも気を遣うので、もし子連れ出勤での復職を考えているなら、既に子連れ出勤ママたちが何人もいるオフィスへの転職か、テレワークなど在宅での仕事に対応してくれるよう交渉するほうが現実的だなと思いました(Sさん)
育休なし復職のポイント4つ
【育休なし復帰のポイント4つ】
・未満児を預けられる信頼できる保育園があるか
・夫の協力あるいは身内のサポートがあるか
・時短勤務等、勤務先が働く母に対する理解があるか
・自分の体調・体力をキープできるかどうか
育休なし復職のポイントは、実は赤ちゃん以上に「ママの体調」にあるようですね。確かに生後2ヶ月から3ヶ月頃というのは、まだまだ夜の授乳もあり、産後の体調も完全復帰とは言えませんから、そこに「通常勤務」で仕事と育児の2本立てともなれば大変なのも当然です。
とはいえ、様々な事情から復職という人もいます。また、仕事に対する意欲や希望から「最初から育休なしと考えていた」ママもいます。いずれにしても産休明け復職が大変なのが現実です。どう考えても夫をはじめ、周囲のサポートは必要です。
大橋 礼
ライター
年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。