2018.09.28
【検証】スマホ依存気味のママが「スマホなし」で一日過ごしてみた!その結果は?
今なにかと話題になっている「スマホ依存症」。中高生を中心としたニュースをよく目にしますが、実は大人だってかなり依存している人が多いのです。歩きスマホ、ながらスマホ率からして、大人の方が圧倒的に多そうな気もします。
「ひと昔前は携帯すらなかったのよ」「高校生までスマホなんて必要なし!」子どもにそんなことを言っているくせに、今じゃスマホがないと不安になってしまう筆者(フリーランス、46歳)が、一日スマホなしで過ごしてみました。ちなみに、我が家は主人と中2の長男がガラケー、小5と年中の子どもは持っていません。さあ、いったいどうなることやら…
フリーランスゆえのスマホ依存
筆者はフリーでライターをしているため、仕事のやり取りはほぼスマホかパソコン。仕事だけでも一日に何度となく触っています。とある休日、スマホとパソコンを一切触らない一日を過ごしてみることにしました。もちろん、この記事のためです…(笑)
その前に、仕事以外にもどれだけスマホをいじっているのか振り返ってみました。
・朝目覚めるとともに布団の中でメールやSNSチェック
・ご飯を作りながら、キッチンの端に置いてあるスマホでYahooニュースなどをちょいちょいチェック
・子どもを保育園に送った後、家事をしながらちょこちょこ動画を見たり音楽を聴いたり
・仕事の合間にスマホでゲーム(ゲームアプリは一つだけ。それは偉い!?)
・お昼ご飯中に無料配信ドラマを観る
・トイレにもスマホを持ち込み、ネットなどを見る
・夜は布団の中で無料配信のドラマ漬け(2~3本観ちゃいます)
そのほかも、割とこまめにLINEやMessengerなどをチェックしたり。犬の散歩中にも携帯をいじっていることも多々あり…
こう書くと、すでに依存症か!?っていうくらい携帯いじってますよね。レコーディングダイエットの成功率が高いといいますが、こうやって記録することで反省していじる時間が減りそう(な気がします)。
さて、こうして迎えた携帯なしの一日、果たしてどんなことに!?
いつもしないような家事に手をつける気になった
とある日曜、連絡が来るであろう相手には事情を説明したのち、携帯なしの一日がスタート。心を鬼にして旦那に携帯を隠してもらいました(このくらいしないと、絶対いじる)。
いつもの週末なら、子どもたちが起きるころまで布団の中で携帯をいじっているのですが、この日は目覚めると同時に布団を出て、朝食準備。だって手持無沙汰ですから…いつもはトーストと簡単なサラダくらいですが、この日はホットケーキ、スクランブルエッグ、レタスサラダ、ソーセージを炒めたものを、見映えよくお皿に並べてみました。これだけですごく「やり切った満足感」が。
今までちょこちょこ携帯を見ていた時間に、テーブルの上を片づけて水拭きしたり、コンロ周りを掃除したり、キッチン周りの水気をきっちり拭いたり。すき間時間にできる家事がこんなにあることに、今さら気づいた感じです。
ほかにも、「あー面倒くさい!」と思いながら雑にこなしていた部屋やトイレの掃除も、隅のほうの埃を取ったり、家具をどけて水拭きしちゃったり。妙に清々しい気持ちになりました(笑)。
子どもや夫とのコミュニケーションがいつもより楽しい!?
普段は、子どもはテレビやyoutube、自分はスマホを見る時間が多いお粗末な週末。しかも子どもが出かけたり昼寝したりしたら、自分はスマホ漬けで夫との会話もなし、なんてこともザラ。恥ずかしながら、家族バラバラな感じの週末を過ごしていました。
この日はスマホがないので、子どもや主人と一緒にテレビを見ながら笑ったり話したり。テレビに集中したのもなんだか久々でした(苦笑)
テレビが一区切りすると、なんとなく外に行こうかという流れになり、いつもは「行かねぇ」という長男も連れ立って、珍しく家族全員で外出。といっても、近くの駅ビルですが(笑)ビル屋上のプレイスペースで子どもが遊ぶ様子をゆっくり眺めながら主人と話したり、時々遊びに参戦したり。ついつい携帯をチラ見してしまうこともなく、家族とじっくり向き合えた満足感がありましたね。
やっぱりソワソワ不安な気持ちも…
家事にもいつもより少し身が入り、家族とのコミュニケーションも意外に楽しいという発見はあったものの(今さら…)、「あの仕事の連絡まだしてなかった」「緊急の連絡入ってないよね」なんて不安がよぎることもしばしば。
困ったことは、大きくいうとこのふたつ。
1.仕事上の困りごと
記事を書くにあたって、思いついたことを携帯のボイスレコーダーで記録しています。この日は携帯がなかったので、記録できす、せっかく思いついたことを忘れてしまいました。なにかのときにメモを持ち歩かないと! と強く反省(苦笑)。
2.すぐに調べられない
「あれってなんだっけ」「あの店、今日やってたっけ?」ということを携帯でサクッと調べることができず、思わずイライラしたし、不便でしたね。って、これが依存なのか!?
いいことも困ったこともあった携帯なしの一日。自分がどれだけ依存していたのか改めて気づかされたと同時に、メディアで騒がれている「依存症」はけっこう身近なものなんだ、と恐ろしくなりました。とはいえ、一日携帯を放置したのに、思ったよりLINEやメールが溜まっていないことに妙に落胆したりして…(笑)。
携帯がないと確かに不安なことも多いですが、一切いじらなかった翌日は目の疲れが取れ、肩や首回りの凝りがちょっと軽くなってる! なんて嬉しい驚きもありました。また持たない日を作ってみようかと思っています(いつになることやら…)。
みなさんも「携帯なしの一日」試してみてはいかがでしょうか。
田崎美穂子
mamaライター