2019.01.08
小学校3年・4年で塾に通わせました!その理由と塾の選び方とは?<体験談>
小学校3年生、4年生になると勉強が難しくなり「塾に入れたほうがいいのかしら」「○○ちゃんも塾に通い出した、ウチはどうだろう」と気になりだしますね。
またフルタイムで働いているママにとっては、この頃に学童をやめることが多く「ひとりで家にいてもちゃんと勉強しないから」と塾に通い出すケースも増えます。
小学生向けの塾は2月~3月から新学年としてスタートするところがほとんどです。つまり塾で言うところの「新4年生」は小3の2月~3月時です。進級に合わせて塾を考えているなら、今からリサーチが必要ですね。
今回は
・個人塾に入れた体験談
・大手塾に入れた体験談
・塾は必要なしと感じた体験談
をまとめました。
地元の個人経営塾ってこんな感じでした
「地元の個人塾は自習室プラスα」
3年生になる時「学童行きたくない」とやめた後、近所の塾に入れました。先生がふたりいて(夫婦だった)、コの字型に並んだデスクに子ども達がいて、それぞれ学校の宿題やったり塾にあるドリルや参考書を解いて、わからないところを教えてもらう感じ。何か系統立てて学習するのではないが、家でひとりで宿題やってもわからないところを放置したままだったので、カバーしてもらう意味で良かったと思います。自習できる環境にプラス先生がいるというレベルでしたが・・・。とはいえ週2回、1回1時間で月謝は16,000円は安いし、延長して教えてくれる親切で融通がきくところで、小学生のうちにそこそこの成績が保てたので良かったと思ってます(Nさん)
「地元中学の情報もわかって有益」
小4から地元で評判がわりといいと言われる個人塾に入れました。グループ学習で週1(国・算)各50分(休憩10分)です。同じ地域の子しかいないので学校の教科書を中心にした学習でしたから、テスト結果(特に算数)はアップしました。あと、必ず面談が3ヶ月に1回あって、そこで塾の先生と子どもの学習法とか公立中の情報とか色々と話せたのがすごく良かったです。学校の先生と話す機会はあまりないし、わたしは情報交換できるほど親しいママ友もいなかったので、塾の先生が頻繁に面談をしてくれて、その都度かなり細かく色々と聞けたのは大きな安心感に繋がりました。(Yさん)
大手進学塾に入れて良かったかな
「自習室を毎日利用できるのが◎」
受験を中心とした中規模の塾で「公立中学進学コース」に小4から入塾させました。学童が終わったのである程度予定を埋めたいという面もあり、塾以外の日も自習室があって自由に利用できるので基本的に「宿題をしに毎日」行かせてました。自習室でも宿題でわからない点はカウンターにいる先生に質問できるところも良かったです。2教科(その他施設費等含めて)毎月24,000円くらい。自習室に行っている回数を考えるとコスパいいなと感じました。(Nさん)
「一定の学習効果はあると思う」
CMでもよく見る大手塾の受験ではないコースに小4から入れました。独自教材で学校の進み具合と一緒ではなかったので、直接成績が目に見えて上がることはなかった。先生も大学生のアルバイトって感じでした。でも教材はよく出来ているし、継続したことで中学に入ってから落ちこぼれずにすんだという一定の成果はあったと思います。夏休み中も実験教室や英語の特別クラスとか様々なカリキュラムがあるし、受験組でなくても冬期講習もある。家にいてもゲームしかしないし、強制的に学習させる環境ができるという面でも、結果的には良かったとは思っています。(Oさん)
塾入れなくてもよかったかも?
「お客さん状態なら意味なし」
関東圏にいくつもある中堅の塾に小3から入塾。中間一貫校の合格率が良いことで有名な塾でしたが、ウチの子が入った公立中用のコースはイマイチだった。あまり授業内容がわからなかった様子でいわゆるお客さん状態。塾から配布される教材はあまり学校の教科書にあってないし、もともと勉強嫌いなウチの子は学校にプラスして塾の宿題まで出て、いつも不機嫌になっていました。結局、1年ちょっと通わせて、やめさせました。毎月2万ちょっと、ただ座ってるだけの状態ならお金を捨ててるようなもんです。(Nさん)
「安くて楽しいのがダメでした・・・」
地元の塾で週1、2時間で月額9,000円と格安なので入れてみたんですが。おじいさん先生で子どもが「学校で教わったやり方と違う」みたいに言うし、その割りには楽しそうなので「ま、いっか、学童の代わりと思えば」と思っていたんですが。ただ、塾以前に行き帰りに寄り道をしたり、そこで仲良くなった子たちとつるんでコンビニで時間つぶしたり、余計なことを覚えてきたのでやめさせました。とりあえず近いとか安いとか単純に選ぶのではなく、塾もちゃんと見学して、先生と話をしてから決めるべきですね。あと、塾で知り合う友だちも意外といろいろな影響があるので、ちょっと雰囲気的にどうかな?と思ったら(特に地元の子ばかりの小規模な個人塾は)やめたほうがいいです(Aさん)
「大手塾は営業熱心!?」
有名大手塾。熱心だが、お値段も高く、営業も熱心(笑)こういう塾は親がハッキリした方針を決めて、何を言われようと余分なコマ(授業)は追加しないことですね。そうじゃないと引落し金額見て「えええ、なんで4万円!?」みたいなことがよくある。申込み制ならまだしも、テストや講習も自動的に申込みになっていて「行かない場合は塾に直接行き、書類を提出する」このやり方が面倒くさい。塾長は話し上手で聞いていると「おおお、もしかしたらウチの子中学受験とかさせてもいいかも?」なんて、つい思っちゃったりしたから、意志の弱い人だと大手塾の雰囲気に流されてしまうと思います(Fさん)
塾に行くなら「見学・体験」をしてから!
中学受験をするなら、いっそ塾選びもハッキリとした目標があるので比較しやすいのですが。公立中進学予定だと、小学生のうちから塾の必要があるのか、と迷うところですね。といって、学童終わった後の習い事として「勉強」を入れたいという思いもあるでしょう。
受験の為ではない塾なら、
・通いやすい
・親が納得する料金
わかりやすい2つの条件からまず探してみましょう。高学年になるほど塾の終了時刻も遅くなりますし、電車やバスを利用するほど遠い塾を選ぶ必要性がほとんどありません。また、月謝・料金もある程度「これくらいの予算」と決めておくことです。
あとは必ず見学し、塾の先生と直接親が話して「雰囲気をつかむこと」も大事ですね。もちろん子どもも連れて行きましょう。体験授業をしているところは多いので、やらせてみるといいですね。
初めて体験授業を受けたり、実験教室等を見学すると、子どもは「なんかすごーい、ココにしよう」と思いやすいですし、親は先生のなめらかな営業トークに「なるほど、塾行かせると安心かも〜」と思ってしまいがちです。そこは冷静に、少なくとも近所の塾をいくつか回った方がいいと思います。
大橋 礼
ライター
年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。