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2019.07.09

【5歳〜7歳】初めての「サマーキャンプ」体験談でわかる選び方のポイントやメリット



気がつけば、梅雨の時期に突入し、このまま「夏休み」になだれこむ勢いですね。

この時期、年長さんくらいから「子どもだけで宿泊させる、サマーキャンプってどうなんだろう」と参加を考えるママやパパが増えます。

今回は特に幼児期のサマーキャンプへの参加について、実際に子どもをサマーキャンプへ行かせたママたちの様々な口コミや体験談をピックアップしてみました。

まずはサマーキャンプ「どこを選ぶか」がポイント

「初回は背伸びしすぎず一泊二日から」
公立の保育園ですが、あまり行事も多くないですし、夏休みも帰省の予定もなく、夫と話して子ども(当時5歳)をサマーキャンプに行かせてみようかとなりました。とにかく安全第一、いかに運営がしっかりしているかを最優先して選びました。
看護師同行、ひとりのコーチャー(先生)が何人の子どもを見るのか、といったことですね。で、結局選んだのが自治体が開催しているキャンプで、県内にあるキャンプ場の一泊二日のもの。あまり遠くないですし、コテージ宿泊、森の散策や葉っぱスタンプで絵はがき作りなど、まぁ、ありがちな内容でしたが、初回ということもあり、充分楽しかったみたいです。初めてのサマーキャンプなら、いきなり遠くとか、4日間で島巡りとか、背伸びしすぎないほうがいいかな、と思います(Yさん/子ども 6歳)

「年長〜小学生と段階を踏んでサマキャン選びを」
子ども3人がいます。それぞれサマーキャンプに毎年行かせました。かなりの費用になるので、その為の積立をしていました。色々な所、企業、団体のキャンプに参加させましたが、印象に残っているのは某NPO団体のキャンプで「うちは三泊四日以上のプログラムしかありません、それは一泊二日くらいだと子どもも我慢したり、よそゆきの顔しか見せてくれないからです。ある程度日数があると、子ども同士も仲良くなるいっぽうで、ケンカも増えます。そこで、年齢の違う友だちがいるグループで解決策を考えたり、仲直りすることで今度は一気に親しくなる、そういう経験をして欲しいからです」と団長が話したことです。
三泊以上になると経済的な負担も増えますが(最低でも7万以上かかるでしょう)、帰宅すると「ひとまわり大きくなった」と感じることが多かったです。せっかくサマーキャンプに行かせるなら、年長さんくらいで準備段階として一泊程度の体験、小学生になったらある程度長期で遠方への冒険型キャンプがオススメです(Aさん/子ども 6歳・9歳・14歳)

「初めてなら普段から通っている習い事の宿泊行事がオススメ」
サマーキャンプもあまり表沙汰になりませんが、トラブルはあります。きちんとした活動をしている団体を選ぶのが基本ですが、よくわからない時は、まずはスイミングとかサッカーとか、現在習い事をしているところで主催している宿泊行事やキャンプに参加するのが一番安心だと思います(先生やコーチを知っているので)。あとはうちは娘なので、説明会で必ず女性スタッフの人数を確認しました。ただ、もし不安が残るなら、無理してキャンプに参加させなくてもいいのでは? ディキャンプとか、あとは初心者の親子でも参加できるキャンプ体験とかもありますから、野外活動やキャンプで自然を体験させるのが目的なら、それでも充分かなと思います(Fさん/子ども 5歳・9歳)

「キャンプの内容やスタッフについて確認すること」
カリキュラムを見るのが大事です。年長さんから小学低学年くらいまでなら、やはり川遊びとか、海の体験とかは不安だと思いました。登山もそうです。小さい子なら、ごくごく普通のキャンプ体験、テント張ったり、ハイキング程度でも充分だと思います。あとは、青少年組織とか、地元の団体、ボランティアがしっかりしているところ。事前説明会できちんと内容について話してくれるところ、質問を受け付けてくれるところ、ボランティアの研修内容も説明してくれるところ、なんかが、比較的安全で良いと思います(Eさん/子ども 10歳・16歳)

サマーキャンプ選び失敗したからわかる「ここに要注意」

「最初はスタンダードなプログラムがいい」
英語(ネィティブ)の先生が引率するサマーキャンプに小1の夏休みに行かせました。本人も行く気満々で楽しみにしていたのですが、帰宅したら、どうもあまりパっとしなかった様子。聞けば、先生の言ってることが全然わからず、日本人のサポーターは「いっつもスマホいじってたよ」って・・・。結局、参加した子とそれなりには遊んでいたようですが、プログラムは途中で中止になったり、夜は英語のアニメ観たとか、まぁ、あんまりキャンプ的な楽しみがなかったようです。最初のキャンプなら、一般的なもの、面倒見がよく、実績のある運営会社が開催しているのを選ぶのがいいと思いました(Mさん/子ども 8歳)

「お迎えにいきました・・・」
実は6歳の時に初サマーキャンプ(二泊三日)に参加させたのですが、行きのバスに乗るところから泣き、その日の夕方にはスタッフから電話があり、どうにも泣き止まないと言われました。夫に「そうは言っても、それがキャンプの体験なんだから頑張らせよう」と言われたのですが、夜遅く(10時すぎ)にまた電話があり、泣きすぎて微熱出しているとのこと。それで結局迎えに行ったのですが、どうも後から思うと、スタッフの見守り体制に疑問を感じます。
正直、ホームシックみたくなる子はたくさんいるはずだし、他のママに聞いても、泣いていた子にはベテランのスタッフがついてたよ、とか、最初はボランティアの学生がつききりで一緒に過ごしてくれた、とか・・・。まぁ、キャンプ主催者の考え方にもよるでしょうが(きっと何かあったら文句を言うモンペの対応に苦慮しているのかもとは思うんですけども)、もうちょっとフォローしてほしかったなぁと。そういう意味でも、サマキャン選びはスタッフの人数とか、実際に参加した人の経験とか、いろいろ聞いたり確認してから決めるのが大切だと思います(Iさん/子ども 11歳)

「結局は料金次第!?」
NPO団体と聞くと、なんか良い印象ですけど、私の知る限りでは(子どもふたり、それぞれ、色々なキャンプに夏冬参加させました)正直「差」が大きい。もちろんYMCAとか、ボーイスカウトとか、実績のあるところは別にしても、です。
それならいっそ、営利団体というか、料金が高いところ=サポートも手厚い、っていうのが現実的な感じ。看護師や医師が同行するとなれば、当然、その分料金も高くなるわけですし、充分なスタッフの数がいるってことも、料金が高くなる理由ですし。自治体が助成金や補助金利用して開催しているキャンプならともかく(しかし、そういうところは大抵一泊二日です)、まぁ元も子もない言い方ですが、結局は料金が高いところが安心かなぁというのが私の実感です(Yさん/子ども 11歳・14歳)

行かせて良かった!サマーキャンプ体験談

「ママの方がさみしかったよ〜」
大型バスの窓から手をふるわが子を見た瞬間(当時6歳)、不覚にも泣いてしまった自分。子離れできないのは自分なんだなぁと改めて感じました。夜も子どもいないから久しぶりに飲みに行こうなんて夫と話してたのに、万が一、病気とかでお迎えの電話きたら?と思うとおちおちしていられず、結局、家でピザとってコーラ飲んだ。今では笑い話ですが、子どもと離れるというのは、親にとっても良い体験だと思います。特にウチのように、ひとりっ子で、しかも高年齢出産(不妊治療していました)だと、ついつい「かわいいかわいい」でベタベタしがち。こうした体験は貴重だと思います(Wさん/子ども 15歳)

「大きな刺激を受けて良い体験になった」
人見知りなので心配していましたし、実際に駅でもウチの子はグズグズと泣いてました。キャンプの様子の写真や動画をアップしてくれて、パスワードで見ることができるようになっており、夜の公開時間に夫と食いつくようにわが子を探しました(笑)そうしたら、年上のお兄さんと走り回りながら枯れ枝拾いをしている姿や、担当のスタッフに手伝ってもらいながら脱いだ服を畳んでいるところが映っていて感激!
日焼けして、重いリュックを背負いながら駅から私のところで駆け寄ってきた時には、なぜかこちらが泣きそうになってしまった(笑)お風呂に入ると「出るときはタオルをよーくしぼって体を拭くんだよ」と夫に言ったとかで、やっぱり、親以外の大人やいろんな年齢の子たちとお泊まりで体験するのって大きな刺激になるんだなぁ、行かせて良かったと思いました(Kさん/子ども 7歳)

サマーキャンプ選びのポイント


・主催団体の運営がしっかりしているか
→実績があるか、会社概要等が明示されているか

・事前説明が丁寧か
→問い合わせの対応などもチェック

・ボランティア研修内容を公開、または説明してくれる
→主催者以上に大事なのが実際に子どもとふれ合う現場のスタッフ。ボランティア等の研修がどうなっているかは要確認

・担当者が受け持つ子どもの人数
→事前説明で普通はあるが、なければ確認。女性・男性スタッフの割合や、団体組織の人数やボランティア、アルバイト等の割合も必要に応じて確認したほうがよい

・参加した人に話を聞く
→必ずしもわが子と同じ性格とは限らないので「楽しいと思うかどうか」は参考にならないが、どんな様子か、スタッフの雰囲気などがわかる。

初めてのサマーキャンプの場合は以下のことも参考になるでしょう。

(1)サマーキャンプ初参加なら、習い事など普段からなじみのある先生や友だちが行くものを選ぶと子どもも安心
(2)初回は一泊二日、あるいはディキャンプ等でも充分
(3)親に不安が残るなら子どもはもっと不安に思うので、無理をして参加させる必要はない。

普段はできない体験が味わえるのが、子どもだけで参加するサマーキャンプです。安全を第一に考え、しっかり親が事前リサーチをするのが大切ですね。そして、子どもと話し合い「行きたい!」となったら、親も「面白そうだよね~」と一緒に準備段階から楽しい雰囲気で送り出すことも大事です。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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