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2020.04.10

学童保育の「指導員」「トラブル」など学童の様子が気になる!ママたちの意見は?



働くママの味方学童保育!新一年生のお子さんをもつママのなかには、保育園が終わった翌日からお世話になったかたもいるのではないでしょうか?
いきなり学童で過ごす時間が始めるため、指導員の方やなかでの過ごし方、トラブルなど、学童がどんな様子なのか気になりますね。また、すでに通っていても「うちの学童の先生ってこんな感じだけど他はどうだろう?」と改めて気になる保護者も多いかもしれません。
今回の記事では「学童の先生・指導員について」利用しているママたちの意見をピックアップ。学童の様子が気になる方の参考になればと思います。

学童保育の先生ってこんな感じ?

「こんなものだろうと慣れてしまうけど」
ちょっとしたケガをしてきたり、ケンカをしたりと、小さなトラブルは頻繁にありました。当初は「なぜ連絡くれないのだろう」「帰り際に何があったか教えてくれればいいのに」と思っていましたが、変な言い方ですが慣れてしまいましたね。なにしろ大規模な学童で指導員の数もギリギリ。どう考えても子どもたちを完全に見守るのは難しい。それでもうちは民間学童に預ける余裕はありませんし、とりあえず事故や事件に巻き込まれないというだけでありがたいと思うようにしていました。(Nさん/子ども・小4)

「これも経験」
学童の先生のほとんどがパートで、しかもよく入れ替わる。指導とか期待できない。最初の説明会で「放課後、安全にいられる場所を提供している」「塾とは違うので勉強サポートなどはない」「指導員を先生と思わない子や危険な行為をする子にはきつい言葉で指導することもある」などなど、けっこうキツめに言われた。それだけ学童に対して文句を言う親が多いのかな?とも感じたけど。まぁ保育園のような手厚いフォローは最初から期待できないし、子どもも小学生になったら色々な環境でも対応できるように「なにごとも経験」と思うようにした(Oさん/子ども・小3)

「安全に過ごせればいい」
学校のように教員というわけでもないし、内実はほとんどがパートのおばちゃんと大学生とかフリーターの子たち。別に方針とかあるわけでもないし「とにかく安全に(大きな事故とかなく)過ごさせればいい」感じでした。アットホームな保育園だったので、そのイメージが強く、小1の4月当初、まだ学校がスタートする前に学童が始まりましたが、翌日から子どもは行くのを嫌がる始末。ただ、ひとりとても熱心な指導員の先生がいて、なんていうか子どもが大好きで一生懸命やってくれてるなぁ、と。なので、困ったことがある時はその先生をさがして話すようにしていました。今は学童は卒業しましたが、後から思うと色々不満はありましたが、だからといって小1の子をひとりで留守番はさせられなかった。しかも料金もとても安くて助かりました。メリットもデメリットも同じくらい、っていう印象です(Wさん/子ども・小6)

【学童指導員とトラブル】学童の指導員が最低すぎて呆れた・・・

「ケガをしても謝罪のみ」
小2の時、年上の子たちがケンカをしていたとかで投げた缶(色鉛筆が入っていたらしい)が顔にあたり縫うほどのケガをしました。学童のリーダーから謝罪はありましたが、だからどう改善するとか具体的なことは一切なし。翌日からまた、あちこちで悶着が起こり、ただ「やめなさい」と怒鳴っているだけだと子どもから聞いて非常に不信感が高まりました。うちは結局、その後は学童をやめさせて留守番させることにしました(Mさん/子ども・小4)

「それって私のせい!?」
通わせていた学童はもともとあまり評判は良くなかったです。50代くらいの女性指導員、何かにつけてお迎え時に「お母さんの家庭でのしつけが大事なんです」きわめつけは「アレルギーがあるのはお母さんが妊娠中に栄養考えて食べてなかったから。アレルギーがある子の世話は大変なんですよ!」と言われて本当にムカついた。「アレルギーは私のせいではありませんから!」と言うと逆ギレ。その指導員は地元の人で元PTAとかで「あのお母さんはモンペ」とあちこちで言われて散々でした。大喧嘩してやめました。二度と関わり合いたくない!(Hさん/子ども・中1)

「公園で指導員がスマホって」
子どもが学童を嫌がるので聞いてみると、友だちというより先生がイヤなんですね。「不機嫌なときはすごい怒鳴る」「やりたくない遊びでも参加しないとダメでイヤだって言うとワガママを言うなら学童こなくてよい、お母さんにそう言うって言われた」どうも対応の仕方があまりにぞんざいすぎる。他のママも「えこひいきするって言うんだよね、何か取り合いになってもいつもウチの子が怒られるみたいで」とか「外遊びのとき、指導員はベンチ座ってスマホいじってんのよ!」とか、これはちょっとどうかと思い、数人のママで話をしに行きました。ところが指導員の長の方が「ギリギリでやってるんです、不満はわかりますが、対応できかねることも多々あります」と開き直るのでビックリ。こんなところに毎日預けるのかと、3年生にあがる時にすぐやめさせました(Aさん/子ども・小5)

学童のおかげで本当に助かった!良い指導員に恵まれて共働きできた!

「お兄ちゃんみたいな指導員が大好きな息子」
うちは男の子ですが、指導員の中に20代の男性がいて「お兄ちゃん」みたいに慕っていました。公園でもその指導員が、いろいろな遊びを教えてくれるみたいでとても楽しんでいましたよ。正直、宿題の時間があっても落書きしたり他のことで遊んだりで勉強面では「もうちょっと見てくれたらな」とは思いましたが、毎月何万も払う民間学童と比べるのはお門違い。放課後を安全に、楽しく過ごせるなら充分と思っています。そもそも公立の学童は予算もあまりない中で行事ごとにイベントをやってくれたり、工夫もしてくれているし、給料もとても安いと聞いたことがあるので、それ以上望むのは申し訳ないと思っています(Uさん/子ども・小3)

「学童も学校も色々な先生がいる」
何言っても「いちいち先生に言わないで」とつっぱねる指導員もいたそうですが、ちゃんと話を聞いてくれたり面倒を見てくれる先生もいます。子どもも次第にわかってきて、他の子とトラブルになると「ちゃんと聞いてくれる先生」のところへ行くようになりました。学校だって、先生の質というか授業が上手な先生と下手な先生がいるように、学童だっていろいろな指導員がいるということ。後で知りましたが、予算もなく給与も低いのに、文句ばっかり言う親の相手もして大変すぎる。そんな中でも子どもと一緒の時間を大切にしてくれる指導員の方もいるんです。本当に悪いところがあれば別ですが、なるべく「良い面」を見るようにするべきでは、と思います(Fさん/子ども・小2)

「学童のおかげで共働きできた」
なんだかんだ言っても、学童はありがたい。宿題タイムには先生が音読を聞いてくれてハンコを押してくれるし、おばあちゃん先生もいるけど「お手玉とか教えてくれる」「絵本読むのがすごい上手なんだよ」と娘は大好きでした。学童卒業の4年になる前には先生がたひとりひとりに感謝の手紙を書いていたくらいです。甘えん坊の一人娘で、引っ越したばかりだったので親子共に知り合いもおらず、とても不安でしたが、学童で指導員の先生方が子どもの相談にものってくれたり、年上の子たちと遊べるように声かけしてくれたり、おかげで安心して私も働けました。公立学童は質が悪いと決めつけがちですが、とても良いところもあるって知ってほしいです(Uさん/子ども・小5)

放課後児童指導員の資格って? 安心して学童に預けるために


2015年に「放課後児童指導員」という資格制度ができましたが、資格がなくても学童保育の指導員にはなれます。放課後児童指導員は研修などを受けていますが、そうでない人も多くいます。

とはいえ、資格がない指導員でも素晴らしい人材はいるわけですし、同時に何か基準があるわけではなくパートで働けるわけですから、子どもを指導する面で問題が生じることも実際にあります。

いずれにしても、休校期間はとくに学童で長時間過ごすことになるだけに、指導員について疑問に思うことがあれば率直に不安点を聞いてみてもいいと思います。ただ、現状では少ない人数で子どもの見守りを行うなど大変な面があるのも事実ですから、文句を言うのではなく「相談」というスタンスで話をするほうがいいのかな、と思います。

学童の「質」は課題のひとつです。共働き家庭が増えている今、国や自治体が学童の指導員に対して手厚いカバーをしつつ、その分、指導員の質を高めて充分なフォロー体制を整え、子どもたちが安全・安心して過ごせる、楽しい学童をもっともっと広めてほしいと願ってやみません。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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