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2020.04.29

子どものアレルギー(花粉・食物・アトピー) 生活で気をつけたことや治療法は?<ママたちの体験談>


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いまの季節、スギ花粉やヒノキの花粉等の花粉症で苦しんでいるママも多いのではないでしょうか。しかし大人だけではなく、子どもでもアレルギーでつらい思いをしているようです。症状が鼻や目に出たり、皮膚に出たり・・・子どものアレルギーもさまざま。
まだ身体が未発達な小さな子どもにとっては、特につらいもの。子供ゆえに強い薬も出せなかったりして、なかなか治りにくいのも難点です。今回はそんなアレルギーの子供をもつママがどう向き合っているのか、治療法も含め体験談を紹介します。

2歳なのに花粉症発症!

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〔Tさん、子ども13歳、11歳、4歳〕
・いつ頃から発症?
次男は1歳から春になると鼻水ズルズル、目をガシガシ擦っていました。でもこんなに小さいのに花粉症になるわけがないと、特になにもせず。ところが翌年になってもひどいので小児科で血液検査をしてもらうと、花粉症ということが判明。しかもスギだけでなくブタクサも…

・どんな治療法?
朝晩2回、冬から春にかけて子ども向けのアレジオンを処方されました。鼻水は出ていましたが、くしゃみや目のかゆみは改善されましたね。

・ママはどんなことに気をつけた?
日中は鼻水が出ていても、拭けばいいし鼻は通っていたのですが、寝ているときにどうしても鼻が詰まって「フガっ」と起きてしまい寝不足に。それが一番つらそうで可哀そうだったので、胸と鼻の下に子ども用のメンソールを塗っていました。だいぶ呼吸が楽になったようです。あと、次男の洗濯物は部屋干しにしていました。

・今はどんな様子?
現在4歳ですが、相変わらずアレジオンは飲んでいます。ときどきくしゃみが出るくらいで、鼻水やかゆみはほとんど出なくなりました。

花粉症って大人になってからなるイメージがありましたが、こんな小さな子もなるんですね…鼻も上手にかめないし、夜寝れば鼻がつまって眠れない・・・ぐしゅぐしゅしている姿は本人ももちろん、それを見ているママもつらいですよね。

食べられないものだらけ、つらい食物アレルギー

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〔Eさん、子ども12歳、8歳〕
・いつごろから発症?
長女が生後1ヵ月のある日、長男がこぼした牛乳を触っただけで体中にブワーッと赤い発疹が! 慌てて病院に連れて行くと、食物アレルギーの可能性があると、大きな病院を紹介されました。いろいろ調べたところ、牛乳だけでなく大豆・卵・小麦粉もダメなことがわかりました。「食べられるものがない!」と、もうショックでショックで…

・どんな治療法?
3歳くらいまで、年に何度か入院して、アレルギーのものを少しずつ摂取しながら様子を見て、慣らしていくという治療をしました(入院中ならば、万が一何が起きてもすぐに対処できるから)。家でも、病院の指導どおりに少しずつ与えたり。

・ママはどんなことに気をつけた?
気をつけまくりですよね(苦笑)保育園にもお弁当・手作りのおやつを持参していました。いわゆる食物除去ですね。アレルギーを除去しながら、いかに手を抜くか、試行錯誤の日々でした。友達の家に遊びに行っても、子供が他の子のおやつを欲しがるのをなだめるのに大変なときもあったりして「なんで家の子だけ…」と、たくさん泣いたし。

・今はどんな様子?
今小学校3年生、大豆、小麦粉は大丈夫になりましたが、牛乳と卵はまだダメ。小学校でも、1年生の1学期はお弁当でしたが、2学期から除去食を出してもらうようにしています。子どもの頃のアレルギーは、成長するにつれ治るといわれているので、牛乳と卵も食べられるようになるといいなと願っています。

食物アレルギーにもいろいろあるようですが、ここまで食べられないものが多いと、毎日の食事が本当に大変だと思います…ママの苦労は計り知れません。

年中鼻水ズルズル、原因はハウスダスト

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〔Oさん、子ども3歳〕
・いつごろから発症?
小さい子って年中あおっぱなをたらしてるイメージがあって、鼻水くらいなんてことないと、あまり気にしていませんでした。3歳になっても、周りの子が鼻水を出していないのに息子だけ年中ズルズルしていたので小児科へ。アレルギーかもしれないと血液検査をしたところ、なんとハウスダストアレルギー!「掃除をちゃんとしてなかった私の責任だ」と反省しましたが、そういうことではなく、どうしてもほこり等に反応してしまうことがある、とお医者さんになぐさめられました。

・どんな治療法?
弱めの抗アレルギー薬を処方されました。あとは、できるだけ拭き掃除をしてくださいとのこと。その日を境に、2日にいっぺんは拭き掃除をするようにしました(子どもが主に生活している居間と寝室だけですが)。

・ママはどんなことに気をつけた?
さすがに働きながらしっかり拭き掃除はきついので、細かい粉塵やダニも吸い取ってくれる強力な空気清浄機を購入しました。

・今はどんな様子?
アレルギーが判明してまだ数ヶ月なので、これからよくなってくれれば、と…

ハウスダストと言われると、ママは自分を責めてしまいそう。いつもより少し掃除を頑張りつつ、粉塵やほこりに反応しやすい体質なんだと納得することも必要なんですね。

アトピー性皮膚炎、1人だけ外遊びができない日も

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〔Wさん、子ども5歳〕
・いつごろから発症?
生後わりとすぐから乳児湿疹がひどくて、皮膚科通いはしていました。薬を塗ってもなかなか治らず…生後半年ほどで「アトピー」と診断されました。

・どんな治療法?
弱めのステロイド薬を塗り、ひどくかゆがるときには飲み薬も。あとは、季節問わず保湿クリームも朝晩欠かさず塗っていました。

・ママはどんなことに気をつけた?
自分でかき壊してしまうので、乳児の頃はミトン手袋が欠かせませんでしたね。保育園でも特別に塗り薬を置いてもらい、必要なときに塗ってもらうようにしていました。

・今はどんな様子?
気がつくとボリボリかいてしまって血まみれになることも…花粉や太陽の光などでかゆみがひどくなることもあるので、1人だけ外遊びやお散歩ができない日もあって、寂しい思いをさせてしまっています。でも、以前よりもずっとよくなってきているので、完治目指して親子で頑張ります!

アトピーは、夏のプールは避けたほうがいいなど、生活の中でも制限しなければならないこともあるようです。お子さんが「なんで私だけ」という気持ちにならないよう、気持ちのケアも大切な治療のひとつかもしれません。

アレルギーの種類や原因は本当にさまざま。同じアレルギーでも、軽い、重いといったように症状も変わってきます。大切なのは、早く気づいて、病院で詳しく原因を調べ、すぐに適切な治療を進めること。日頃のお子さんの様子や状況をよく観察し、保育園や小学校の先生などにもにきちんと伝えて情報を共有することが大切のようです。そして、パパやママは「わたしのせいだ」と自分を責めず、そして過度に心配しすぎず、できることをしてあげたいですね。

※この記事は2018年4月に公開された記事です。

田崎美穂子

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