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2020.08.23

子どもの「乗り物酔い」対処法と準備しておきたいリスト!<よく酔う子どもを持つママが紹介>


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「乗り物酔い」は、しない人には全くその辛さはわらかないものです。一番困るのは子供の乗り物酔いで、自分なら「クスリを飲む、そろそろ危ないと思ったら寝る」とそれなりの対処法が取れるけれども、子供はふと顔色が悪くなり、あくびがやけに出たりして「あれ?」と思う間もなく、いきなり吐き出したりしますね。

これは酔いやすい子どもを持った親だけに特にわかる「あるある」の体調不良です。

ちなみに我が家、次男坊が典型的な「酔いやすい体質」で12歳を過ぎた現在、今だに苦労しています。その私の体験から、車酔い・電車酔い対策を紹介します。

結論「酔う子はどうやっても酔う」現実に対応する

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酔わないような対処法というのは色々あるのですが(後ほど紹介)、しかし実際には何をやっても酔うというタイプもいます。わが子が実際にそうなのですから、私はもはや断言しますが「何をやってもダメな時はダメ」だったりするんです。ガクー、ですよね・・・。

では、どうしたらいいのか?

それは吐いた時の対処法です。酔わないようにする、吐かないようにするのがムリならば、吐いた時に親子共に最低限のリスクですむように準備するのが一番です。

●すべてのバッグにゲーゲー袋(市販されているものならベストだが、高いので、私は普段は茶色い紙袋の下にビニール袋をいれてセロテープで留めたものを沢山作ってある)を入れておく
●ひとまず市販の酔い止めと病院で処方されている吐き気止めは常に携帯している(財布に入れてある)
●とにかくスーパーの袋を多めに持っておく

の3つを行っています。酔わない人にはわからないのが辛いところですが、酔って何が大変と言えば、もう「ぶっちゃけ」あちこちで吐かれることが大変なんです。だからゲーゲー袋が大事だし、それがなくても、ひとまずスーパーのビニール袋でもいいんです、吐く場所を確保しておくことです。それが安心にも繋がります。

例えば自分の車ならともかく、大勢の人がいる電車の中やバスの中でいきなりゲーと吐かれたら? 想像以上に大変なんですよ〜。

吐いたものが目につかないようにすることは、吐いた本人も「なんかすごくイケナイことをしてしまった」とさらに気持ちが悪くならないようにする為にも、実はとても大切なんです。

車酔い・電車酔い・人酔いしないための基本的な対処法

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●前日はしっかり睡眠をとる
●当日出かける前にある程度時間の余裕をもって軽い食事をさせる
●しめつけない洋服を着せる
●食事は消化の良いものを与える
●柑橘類、チョコレートなどは控える
●酔い止め類を飲ませる(効くか効かないかより、飲んだという事実が大事)
●気分転換ができるよう、歌を歌ったり、しりとりをする

これが基本です。でも・・・私は山ほど体験していますが、どれほど体調に気をつけ、酔い止めを飲ませ、好きな歌を死ぬほどリピートして歌っても、まぁ酔うときは酔いますね。すいません、対処法を否定するようで。

でも、否定しているのではなく、こうした「酔わないように準備万端をした」ということ自体はすごく重要です。そうすることで親子で「大丈夫だよ! 今回は酔わないようにしたからね」と安心するという面でもです。プラセボ効果と言いますけれど、実際に効く薬でなくても「これを飲むと絶対に治る」と言われると、効果がある人がいるように、酔わないステップを全てやったというところは大事なのかもしれません。

車酔いは「気持ち次第」かもしれないけれど

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ウチの次男坊は、なにしろ赤ちゃんの頃からよく吐いていました。赤ちゃんは車酔いしないと言われているけれど、不思議なことに生後6ヶ月くらいから、クルマに乗るのと吐いてました。

もっと言うと、4歳くらいの頃には東京タワーにのぼるエレベーターに酔って(涙)盛大に吐いていました。車のみならず、電車でもブランコでも酔うんです・・・。そして恐ろしいことに、中学受験をした当日、がら空きの電車の中でですね、いきなり途中で「気持ち悪い」と言いだし(あの瞬間の〝ウソだろ〜、今かーっ!〟の気持ちは忘れられない)、そしておりた途端に盛大に吐きました。いや、持ってましたよ、ゲーゲー袋ね。でも、それら全てを使い果たすまで吐きました。受験当日にね!

さて、その次男坊ですが、修学旅行で日光に行った時には「いろは坂」と聞いた途端に私としては(やれやれ、そらムリだわ〜)と思って、市販のゲーゲー袋を数枚購入したものです。

ですが、この時、次男坊は酔わなかったのです。修学旅行先から親へ出すハガキに「酔わなかったよ。すごい坂だったけど、酔わなかったよ」のひと言だけ書いて送ってきたのを見て、つくづく「修学旅行先からのハガキの内容とは思えんのぅ」と思い、同時に「酔って吐いたらイヤだなぁと心配してたんだなぁ」でも「いろは坂で酔わないなら、フツー、他でも酔わないだろうよっ」とか、様々に思いました。

車酔いや電車酔いの多くは、やはり三半規管とか、体質・体調といった問題が関わっているのでしょう。同時に気持ちというか、大丈夫な時もあるわけで、その辺りは永遠の謎ですね。

車酔いで吐かれる大変さ「わかります!」

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何を言いたかったかと言えば、

●酔う子には「酔った時に最低限の状況で済む」ように準備してあげること
●酔うことが続くと、親は心配よりも苛立ちや怒りさえ覚えるけれど「しょうがない」と割り切ること

酔うなんて可哀想、怒ったりするの!? と思ったかもしれませんが、これって続くとけっこう親にとっても大きなストレスです。クルマでバァーッと吐かれた後の始末なんて、本当に大変です。大勢の人がいる電車の中でいきなり吐かれて、周りの人に迷惑かからないように、とっさに自分のバック(しかも、その時に限ってブランドものだったりする)を開いて渡す瞬間。その瞬間は、本当にかわいそうなんですが、同時に命に関わる病気ではないだけに、親としても本当は思ってはいけないのでしょうが「いい加減にしてよ」とウンザリする。

その「ウンザリ」、しょうがないんですよ。

車酔いの辛さは、本人にしかわかりません。大人になっても酔いやすいタイプはいて、ママ友のひとりが「私も酔うからホントわかる、きっと子どもも、そんな自分がイヤなんだけど、そう思えば思うほど、気持ち悪くなって、我慢に我慢して、耐えきれなくて吐いてしまう、吐きながら、どうしようどうしようって思ってるはず」・・・その言葉に、車酔いをしない自分は、子どもの気持ちがなかなか理解できてないんだよなぁと思いましたね。

でも、ウンザリしない・怒らない・しょうがないと思うために、わたしは酔わないための対策は最大限やるけれども(病院へ行き、精密検査をし、薬をもらったって酔う子は酔うのだから!)、酔った時に「ほい、どうぞ」で、なるべく自分が(片付けが大変だ)(周りにどう思われるのか)と、余計な、不安や不満を持たないように準備するのが一番だと思っています。

なにしろ、クルマと電車だけではありません。エレベーターだけではありません。人混みの中、どんよりした空気に包まれてしばらくすると、それでも酔って吐きはじめるというのがウチの次男坊だったので。

酔いやすいタイプを持ったママたち。一緒に乗り越えて参りましょう。病気とは言えないだけに、今ひとつ大変さをわかってもらえませんが、でもな〜、私はすごーくわかります! っていうか、周囲の人に理解してもらいたいなと心底思ったりしていたので。

車酔いって簡単に言うけど親子共にかなり大変なんだよ〜って、うん、共感できる人、実はけっこう多いのかもって思います。

※この記事は2018年7月に公開したものです。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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