2021.01.02
「名もなき家事」でママたちの負担が増える!見えない家事への夫の対応と時短できる方法とは?
家事の時短、ズバリ「夫の協力と理解」これしか最終解決策はありません。
最近、「見えない家事」「名もなき家事」という言葉をよく見かけます。料理、洗濯、掃除と家事をひとくくりにしがちなのが世の中の男性ですが、実際に家を「まわしていく」には様々なことがあります。
この見えないプチ家事は、見えないがゆえに生活協同者であるべき夫の協力がなかなか得られない。得られないだけでなく、理解もなく、気づきもしないことに世の中のワーママ、ちょっとキレてます!
これも家事、あれも家事、きっと家事・・・
ティッシュいれたまま洗濯した時の怒りは当事者にしかわからない。細かくちぎれたティッシュをとりのぞく、服についた2ミリ方眼ティッシュを剥がす、服をはたいて落ちたミリティッシュは湿っていて放置しておくとフローリングにこびりついて落ちない・・・わかってるのか、旦那と子どもたち!!!(Yさん/36歳/8歳・2歳)
ペットボトルをそのまま放置しているが、捨てるだけじゃない!ビニール剥がすんです!(Oさん/29歳/6ヶ月)
保育園から帰宅してからの、荷物片付け、連絡ノート、あの30分が大変。時短勤務だから、そう大変じゃないと夫は思っているようですが(Nさん/34歳/2歳児)
頼むから服を2枚重ねて脱いで洗濯籠に入れないでほしい。ひっぺはがずのも2人の子どもにプラスして夫の分まで入れるとバカにならない重労働(Iさん/40歳/7歳・4歳)
ネットスーパーだからラクでしょ、とぬかした旦那へ。まとめ買いした品物を仕分けし、パックから出すもの、半分を冷凍庫へ入れるもの、古くなったものを捨てる、その15分が大変だってことがわかってない(Hさん/32歳/1歳半)
シャンプーとリンスの詰め替えぐらい、誰かやってください。ウチは私がやるまで、水で薄めてでも使ってる。薄めるくらいなら入れ替えろ!!!(Wさん/42歳/11歳・7歳)
掃除機フィルターの取り替え、掃除機の先っちょの掃除(Aさん/28歳/3歳)
雑誌とかお菓子とか買ってきた後、そのままコンビニの袋が放置されている。私は立ち上がるたびに、何か拾っては、何か手にとっては捨てる動作をしているような気がする(Fさん/31歳)
妻が怒っている「見えない家事」に対する夫の態度は
何かわからないと「ちょっと電話で聞いてみて」と夫が言う。「あなたがかければいいでしょ」と言ったら、なぜかフンと鼻を鳴らし、「たいしたことじゃないんだから、それくらいはやってくれたっていいだろう」って、たいしたことじゃないんだったら、自分でやればいいと思うけど?(Oさん/38歳/6歳)
コレ、けっこう多いようなんですね。家事と言えるのかどうかわからないけど、これも「家のこと」だから家事?
実は我が家もそうなんです。なぜか夫は電話で問い合わせるのを嫌がる。私も時間がある時はいいんですが、忙しい時に「ねぇ、アレ聞いてくれた?」「連絡してみた?」と何度も言われるとブチ切れます。
そう、たいしたことじゃない、それなら、たいしたことじゃないと思ってる人がやればいいんですよね!
宅配の段ボールをつぶして捨てに行くこと。夫は何でもAmazonや楽天で買うのだが、住所シール剥がすのも、中のプチプチを捨てるのも、段ボール崩すのも私。マンションですが、段ボールってつぶしても3枚以上になるとすべるし、抱えても落ちてくし、ゴミ捨て場に持っていくの大変なんだから! 玄関にこれ見よがしに出していても、絶対に持っていってくれない。1度お願いしたら「朝はオレが保育園送ってるんだから、お前が朝出る時に持っていけよ」と。朝の送りくらいで、あとはほとんど私が結局家事をしているのに、お願いしたことくらい(しかも自分のことだ)快くやってほしい。(Mさん/33歳/5歳・3歳)
これも最近増えてます。そもそも自分が買ったものの始末くらい、自分でして欲しいですね。ポチして届いて、開けて喜んでそのままって、子どもですか。いえ、子どもなら怒鳴って片付けさせられるけど、夫は不機嫌になる。
この「不機嫌になった夫の機嫌を直す」「機嫌の悪い夫の対応」こそ、見えないけどもっとも面倒な「家事」と言い切ったママもいました。そうか、それ家事だったんだね・・・。
製氷機に水を入れ忘れてたら「氷ないじゃん!」と不機嫌そうに叫んだ夫。私も繁忙期で疲れていたからか、なぜか一瞬、殺意を感じた・・・(Uさん/36歳/2歳)
をを、いよいよ殺意さえ感じてしまっている妻登場。この方のご主人、まさか氷が原因で背後から包丁握りしめて歯がみしている妻が立っているとは思ってもいないでしょうが(いや、立ってはいないでしょうけども)。
そう、見えない家事は些末なこと。些末なだけに、積もり積もれば、そんなことで!?と思うようなひと言が夫婦に決定的な亀裂をもたらすことだってあるんです。
見えない・名もなき家事を時短する!
・家事分担を細かく指定する
例えばゴミ捨てでも、ゴミ袋をまとめて袋を結んで玄関まで運んでおかないと「ゴミ捨て」してくれない夫も多いようですが。そんな「家事の前のひと手間」までを一連の流れとして夫に教え込む、お願いしまくる、の2つしか方法はありません。
しかし残念ながら、これまで既にママがやっていると「ゴミとはゴミ袋に入って完全な状態になってゴミ捨て場に行くのを待っているもの」だと夫は思っている。この出来上がってしまった思考を崩すのはけっこう大変です。
つまり最初が肝心なんですが、新婚時代には戻れませんから荒療治しかないですね。
・一度放置して家族の反応を見る
シャンプーなどの詰め替え、いっそ我慢して誰かが変えようとするまで放っておきましょう。「シャンプーないよー」と叫んだら「棚にあるわよ!自分で入れ替えて!」と叫ぶ。「えー!」と言われても負けてはいけません。名もなき家事の難しいところは、そんな注意や教え込む面倒くささと秤にかけて、つい「ええい、自分がやってしまったほうが早いわ」と結局、やってしまうこと。
確かに面倒なんですが、やらないでいれば必ず最後は誰かがやります。もうこうなったら相手が根負けするまで頑張りましょう。ママのストライキ、中途ハンパはいけません。やるなら徹底的に。
些末なことだからこそ、大きなストレスになります。時には母も大爆発して下さい!
※この記事は2018年2月に公開されたものです。
大橋 礼
ライター
年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。