2021.02.16
献立を考えるのが苦手なママに「ストックカット野菜」が料理の負担を軽減!
家族が「美味しい!」と食べる場面を想像しながら、夕飯の献立を考える。時間と心に余裕があればできますが、家事・育児・仕事に追われるウィークデーにそんな余裕はなし!「何作ろうかな~」より、「あー、今日も作んなきゃ…」とつい後ろ向きな気持ちになってしまうことありませんか。
筆者は、恥ずかしながらたとえ時間と心に余裕があっても、献立を考えるだけで苦痛を感じていました。でも最近「カット野菜」をストックするようになってから、「あの野菜があるから、あれ作ってみようかな」と、ほんの少しだけ献立を考えるのが楽しみになっています。本当にほんの少しですが…
今回は、幅広く使える「自作カット野菜」、それを使った簡単時短メニューを紹介します。
ストック野菜にハマったきっかけとは
ストックを作るなんてこととは無縁、毎日行き当たりばったりな超適当料理(総菜を買うこともしょっちゅう)、野菜を買っても使いきれず腐らせまくり、あるいはすでにカットしてある「野菜セット」ばかりを買っていた筆者が、なぜ自作カット野菜にハマったのかというと…
〔ストック野菜を始めたきっかけ〕
ある冷蔵庫のCMで、袋ごとにキレイにストックされた野菜を見て、なんとなくやってみたくなりました(単純!)。今までだったら、「こんなキレイにできるわけないじゃん。面倒くさい…」とやさぐれた気持ちになっていたのに…15年間使った冷蔵庫が不調で、大容量で「野菜長持ち室」があるものに買い替えたのもきっかけのひとつです。
〔カット野菜をストックすることのメリット〕
・まとめて切っておけば、まな板や包丁を使う・それを洗う、という手間が少なくなる
・「あのカット野菜があったな」と思うと、メニューを決めやすい
・自分の好きな組み合わせで作れる
・なんとなく料理上手になった気分、「ちゃんとやった感」に浸れる
私の場合、「料理苦手だけど、なんとかうまく作りたい、でも面倒くさい」という妙なコンプレックスやモヤモヤが、ストック野菜を作ることですごく軽減されたんです。そして、「今日は野菜を切る日」と決め、その時だけ集中して刻みまくる。これもストレス解消につながっている気がします。並べたカット野菜の袋たちを見てニマニマする時間も好きです(笑)
キャベツ・にんじん・玉ねぎは無敵トリオ?!
この3種類は幅広い使いまわしが可能、我が家の最強ストック野菜と言っても過言ではありません。キャベツ・にんじん・玉ねぎがあれば時短で作れるメニューを紹介していきます。
・野菜炒め
定番すぎて申し訳ないのですが、豚バラか豚コマさえ買って帰れば、「カット野菜があるから、即席野菜炒めができる!」と、かなり心が軽くなるメニューです。回鍋肉にも使えます。
・焼きそば
王道メニューですが、「そばはあるのに、野菜買うの忘れた!」と気持ちが萎えてしまうこともしばしばでした。野菜さえあれば、肉がなくとも子どもたちはモリモリ食べてくれますね。作り方は市販の焼きそばのパッケージ通りに作るだけ。
・ラーメンの具材
ハムやチャーシューがあれば最高です。ボリュームも出て見た目も豪華になるし、インスタントラーメンが栄養満点の一品になります。キムチの素を入れて、味変することも。
・汁物が一発で決まる!?
我が家では、これに油揚げや豆腐を加えたみそ汁や、豚バラを加えた豚汁が定番。キャベツから甘みが出るこのみそ汁が、子どもたちは一番好きみたいです。ソーセージやベーコンを加え、コンソメスープにすることも。
・蒸し焼きでも美味しい
水を多めに入れて蒸し焼きにし、ゆでて冷ました豚バラや鳥のささ身肉などを乗せて胡麻ドレッシングで和えても無敵の美味しさ!
ネギってこんなに使えることを発見
ネギを買っても使い切らず、腐らせて捨ててばかり、という人意外に多いようです。私もそうでしたが、カットして保存しておくだけで、メニューも広がり、きっちり使い切れるように。
・あ、もう1品添えちゃおう!に使える
なんかもう1品…もしくは、子ども中心メニューだけど大人用に1品だけ添えたい、というときにカットしたネギが大活躍。冷ややっこ、ハンバーグ(子どもはケチャップ、大人はポン酢とネギ)、ネギ入り卵焼き(白だしで味付け)など。
・みそ汁の彩りに
豆腐しかない! ワカメしかない! ナメコだけじゃなぁ…そんなときも、「カットネギがあるじゃないか!」と、おみそ汁の具のピンチを救ってくれます。
・ネギがあるから挑戦してみた一品
「そういえば、カットネギがあるから作ってみようかな」とチャレンジ(というほどのものではない)したメニューもあります。ネギともやしのラー油・七味唐辛子和え、ネギ塩チキン(コロナ禍で外食にも行けないので、鶏肉をネギとレモン汁とごま油で和えて居酒屋風に)など
切っときゃ、料理がなんとかなる野菜たち
とりあえず切って、保存袋に入れておけば、使いまわしがきく野菜はほかにもたくさんあります。
・白菜+大根+しめじ
少し多めに切って保存しておけば、鍋料理、うどんの具材、みそ汁など、和風の汁物には、ほぼ何でも使えます。この組み合わせもほぼ欠かさずストックしています。
・にんじん+玉ねぎ
いわずもがなカレー、シチュー。そして肉じゃがにも使えます。じゃがいもは水にさらせば保存できますが、傷みやすいので、私はその都度切っています。時短はもちろん、にんじんの皮をむかなくていい、玉ねぎで目が痛くならないのもありがたい(切る日だけは痛いのを我慢!)。
・もやし+にんじん(千切り)
もやしは特にカットする必要はないのですが、保存袋に入れたほうが長持ちする気がします(あくまで、気がします)。人参の千切りは少し気合がいりますが、(笑)炒めるだけでつけ合わせにもなるし、レンジで加熱したものにきゅうりの千切りを加えて鶏がらスープとごま油で和えるだけで簡単ナムルが出来上がります。
自分なりに心が軽くなって、ある程度「やった感」があることを見つけるって、けっこう大切なことで、生活に良い影響が出る気がします。カット野菜だけでいい気になんな!って感じですが(笑)、そんな小さな小さなことでいいと思うんです。
ストレスを発散する場がなかなかない、コロナストレスでなんだかやる気が出ない…そんな時期だからこそ、家庭の中で短い時間でできて、家事を軽減してくれる、かつ「小さな達成感」を味わえることを見つけていきませんか。
田崎美穂子
mamaライター