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2022.03.27

ママが突然の入院!子どもの世話や仕事はどうした?<体験談より紹介>


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働くママが風邪で2~3日ダウン! もちろん大変ですが、どうにかこうにか、なんとかなる。しかし1週間以上、しかも入院沙汰になったら、家庭は回らなくなってしまうのではないでしょうか。今回はそんな大ピンチを乗り越えたワーママ3人のエピソードを紹介します。

パパとママ友と保育園に感謝!

家族にうつせないし、1週間仕事を休むインフルエンザは

家族にうつせないし、1週間仕事を休む考えただけで不安になります。

〔Tさん、出版、子ども7歳、5歳〕
長男4歳、長女2歳の頃。月曜、また1週間のスタートだなんて思っていたら体がだるい、熱い。そう、高熱が出て長引くタイプのA型インフルエンザでした! うわあ、週初めからどうしよう!
最初に頭をよぎったのは仕事のことでしたね。子どもごめん、ですが。その週に絶対に外せないプレゼンがあったので、もうろうとした頭で後輩にメールと電話で細かく指示を出して乗り切りました。
そう、そして子ども! 朝はすべて主人に頼み、夕方まで寝っぱなし。さすがに8時間ほど寝ればインフルエンザといえども少し楽になります。お迎えは比較的近所に住んでいる同じ保育園のママ友にお願いし、マスク2重で迎え撃つ。子どもたちにテレビを見せている間私はまた寝る。夕飯は主人に買ってきてもらい、また寝るまでの支度は主人頼み。
それぞれ5歳、3歳だった子どもたちは始めの1~2日は「ママ~」と私の寝室に侵入しまくってきましたが、パパだと力技で遊んでくれるし、すぐテレビを見せてくれるので(笑)3日目くらいから全然来なくなりました。
約1週間そんな生活で乗り切りました。しんどかったですが、正直久々にゆっくり寝る時間が確保できて身体を休めることができたし、周りの優しさと支えが心にしみた1週間でした。

両おばあちゃん泊まり込み!

お腹の赤ちゃんのこと、家にいる子どものこと心配ですね。

お腹の赤ちゃんのこと、家にいる子どものこと心配ですね。

〔Sさん、外資系金融、子ども5歳、3歳〕
上の子が2歳2ヶ月、2人目妊娠6ヶ月の時。切迫流産で出産まで3ヶ月入院することに。それまで特に何も問題なく妊婦生活を送り、普通の気持ちで健診に行ったのに、もう頭は真っ白。子どもは、仕事は…
私の親は九州、主人の親は関西と遠方だったのですが、この緊急事態、両母が3ヶ月間泊まり込みで来てくれることに。これは本当に助かりました。おばあちゃん1人で子どもの世話や家事はかなり大変ですが、2人いれば分担・交代してできる。私も気が楽でした。
幸い、仕事も在宅でできるものにしてもらい、病室にパソコンを持ち込んでやっていました。仕事で気が紛れて良かったですね。
子どもはまだ2歳になったばかり、あまり甘えん坊な性格でもなかったし、テレビとおもちゃがあれば大満足な子なので、「ママ、ママ」と騒いでおばあちゃんを手こずらせることもなかったようです。ただ、面会で病院に来てバイバイするときはさすがに泣いていました。もちろん私も涙の別れ…

安心して任せられたものの、やはり病室で悶々と過ごした3ヶ月…でも無事出産できたし、両母のおかげで乗り切れた。主人も生活を崩さず済みました。そしてこれを機に両母同士が仲良くなり、今でも時々温泉などに一緒に行っているそうで、母からは「素敵な温泉仲間ができた」と感謝されています(笑)。

ファミサポに頼り切り

骨折で入院。

近くにお願いできる親類がいないときに助かりますね。

〔Kさん、派遣、子ども4歳〕
3歳の子どもを抱っこして駅の階段を降りていたら、最後の3段くらいで足を滑らせ…とにかく子どもは守らなきゃという本能が働いたのか、子どもは無傷。でもなんと私が足首を複雑骨折! 約1ヶ月の入院、完治まで3ヶ月かかってしまうほどの大ケガを負ってしまったのです。大ピンチ! ど、どうしよう…
会社はなんとか傷病休暇」を取ることができたし、仕事もチームでやっていて普段からお互い何をしているのか公開している状態だったので、1ヶ月ほど休んでも特に支障なし。

最大の懸念はもちろん子ども…主人の母親はすでに他界、私の両親は遠方に住んでいるし高齢でお願いはできない。

登録だけしていたファミサポにすぐさま連絡すると、緊急時対応ということですぐに顔合わせ(主人と子どもで)→預かってくれることに。

自身のお子さんはすでに巣立った50代の方だったのですが、幸い娘もそのかたにもその旦那様にもすぐに慣れ、本当のおじいちゃんおばあちゃんのようになついて過ごせたそうです。主人が早めに帰れる水曜以外は、1ヶ月間保育園のお迎え、そのままそのかたのお家に行き夕飯までいただいて、20時頃まで預かってもらい、そこに主人が迎えに行く、という生活。

最初の1週間くらいは「ママは?」と言い出し、時に泣き出すこともあったそうですが、預かってくれたかたが、私がどういう状態か分かりやすく説明してくれ、上手に諭してくれたおかげで落ち着いて過ごせるようになったそう。

週末に面会に来てくれるときも「ママ大丈夫?」と気遣ってくれる優しさも。
そのファミサポのかたとは今でも「この料理の作り方教えてください」なんてメールするほど親しくさせてもらっています。

腹膜炎で突然の入院!コロナ禍で面会もNG


〔Sさん、フリーランス、子ども8歳〕
いつも通り過ごしていたお昼ごろ、今まで体験したことないような腹痛が!!しばらくは市販薬の痛み止めを飲んでやり過ごしていたのですが、
一向に痛みがひかず歩けないため、救急車を呼ぶことに。搬送後、血液検査や造営CTをしたところ、白血球と炎症を表す数値が通常時の4倍近くに
なっているとのことでそのまま入院!心配して夫と一緒に、病院の駐車場で待っていた娘にも、コロナ禍なので会えないと言われ、そのまま病室へ。

娘は繊細な性格で相当なママっ子(夜はママがいないと寝れません)なため、私の急な入院を知り大号泣でした。
翌日から夫は自宅勤務に切り替え(コロナ禍でリモートが進んでいたため丁度よかったです)、家事と子どものお世話を約1週間やってくれました。
娘は精神的に不安定になってしまい、学校にもほとんどいけない状態に。それでも夫が早退をする娘を迎えに行ってくれたり、娘が好きなことでたくさん遊んでくれたみたいでなんとか退院まで持ち堪えてくれました。

しかし、困ったのは仕事。フリーランスという特性上、急に仕事を変わってくれる人はいません。そのため、PCを病室に持ち込み、仕事先には入院したことを伝えつつも、できる範囲で業務をこなすことに。幸い忙しくない時期だったので、大丈夫でしたが、繁忙期であったらと思うとゾッとします。

 

「子どもが病気になったらこうしよう、ああしよう」という算段はなんとなく立てているのに、自分のこととなると全然ですよね。病気やケガは、当たり前ですが予告して来てはくれません。まだまだ自分は大丈夫! と頑張るのも大切ですが、もし自分になにかあったときに頼れる人、場所を見つけておくことも大切ですね。

※この記事は2015年12月に公開されたものを一部リライトしたものです。

田崎美穂子

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