仕事、妊娠、出産、子育て、夫婦関係…働くママの口コミ・共感メディア| BRAVA(ブラーバ)

2022.08.05

仲良しのママ友の子どもが「悪さをしている」と知った時、どうする?ママたちに聞いてみた!



公園に立ち寄ってみると、顔見知りのママたちが数人いました。小学校高学年の子どもがいるママたちの立ち話に加わると、ちょうどこんな会話が飛び交っていました。

「言ったほうがいいよ!」

「言い方が難しいよね」

「そのうち気づくだろうから、もう少し見守っていれば?」

何の話かと思うと、どうやら、Aさんと親しくしているママ友のお子さんが最近「豹変している」という話題です。何やら不穏な……。

親しいママ友の娘が「悪さをしている」と知ったら、それを伝える?伝えない?


さて、詳しく話を聞いてみると、AさんとKさんは保育園時代から親しくしており、小学校入学後はクラスが別々になったものの、5年の4月からまた同じクラスになったとのこと。子ども同士も仲がよく、母親同士もLINEでやり取りをし、時にはランチやお茶をすることもあります。

ところがある日、Aさんは娘に「夏休みに一緒の塾に行こうと誘われているけど、うち、お母さんがダメって言ってると話しちゃったから、うまく合わせて」と言われました。理由を聞くと最初は話をにごしていた娘でしたが、最終的にぽつぽつとKさんの娘について語りだしました。5年生になった当初、ふたりともそれぞれスマートフォンを購入してもらっています。

・5月くらいからスマホを持っていない子をバカにするようになった。

・LINEグループをやたら作り、その中で発言しないと仲間にいれないようなことをし始めた。

・自分は最近、同じバスケットボールクラブの子たちと仲良くしている。だから、周囲から「あの子ヤバい」と言われている彼女と距離をおくようになった。

Aさんの娘は、「特に喧嘩とかしたわけではないけど、いろいろ理由をつけて一緒に遊ぶ約束はしなくなった。LINEも親に見られていると言ったら、それ以来、LINEグループには誘われなくなった」と言います。

Aさんの娘じたいは、別に何か意地悪をされているわけではありません。ただ、Kさんの娘がどうやら、ある女の子をターゲットにしてLINEグループや、教室内でもあからさまにバカにしたり、悪口を言っているとのこと。Kさんの娘を中心にしたグループは「けっこう派手で、子どもたちでファーストフード店やショッピングモールのフードコートに集まり、スマホで遊んでいる」ところを、何度か他のママたちも見かけています。そのことから、この話題に流れついたようでした。
保育園時代からしつけに厳しかったKさんを知っているだけに、娘のそうした行動をもし知っていれば、とっくに叱っているはずとAさんは言います。

「つまり、家では前と同じように“良い子”にしてるんでしょ。だからママは気づかないのよ」

「そういうのって、よくあるよね。知らぬは親ばかりなりってやつ」

「そんなのハッキリ伝えたほうがいいよ!」

という意見もあれば、

「私もあの子、急に変わったなって思ってた。でも、私はKさんとそれほど親しくないし、何か言うのも変だと思って。でも、Aさんは仲良くしているのだから、それはママや子どものためにも言う方がいいと思う」
という意見も。さらには「他人の子育てには口出ししないほうがいい」という意見もある。集まったママたちはそれぞれの考えを口にしますが、Aさんは途中から黙ってしまいました。

人それぞれ「考え方」は違うけれど


仕事と育児の両立について愚痴を言い合い、励ましあった日々や、入学前にKさんがいることで不安なことやわからないことを話して助かったこともあり、Aさんとしては、親しいだけに「娘の変化を教えたい思い」「悪口を言っているように聞こえるかもしれない迷い」が錯綜している様子でした。
こうしたことは、実は珍しくありません。家族ぐるみや母子セットで仲良くしている相手の、その子どもが何か悪いことをしていたり、親は気づいていないが問題のある行動をしていると知った時、相手に知らせるかどうか、悩む人も多いようです。

この時に出てきた意見をまとめると、次のようになります。

・はっきり状況を伝える

友人だからこそ、言うべき。1対1で話したほうが、下手に人づてに聞くよりもよい。具体的に内容を伝えれば、親も悪口を言われているとは思わないはず。自分の子どもがそうだった場合と考えると、隠されるより教えてほしいと思うから。

・遠回しに伝える

「なんだか最近、○ちゃんをショッピングモールで見かけたって聞いたけど、大丈夫?」くらいにとどめて話す。それで相手が詳しく教えてほしい雰囲気なら話すし、耳を貸さないような状況ならそれ以上は言わない。穏便に伝える程度がちょうどいいのでは。

・あえて言わない

各家庭のことだし、もし何かあれば学校や関係する子どもの親から連絡があるだろうから。

さて、あなたならどうしますか?

悩んだ末に遠回しに伝えた結果は


Aさんの場合、結局、悩んだ末に「遠回しに伝える」方法をとったそうです。

だいぶたってから話を聞いたのですが、「Kさんはまじめで、ひときわ躾にも厳しい人だから、ストレートに伝えたらどんな反応をするか、正直、想像もつかなかった」そうです。

とはいえ、知っている以上、娘さんの変化をまったく伝えないのもどうかと思い、「最近、○ちゃんはどう?」とさりげなく切り出しました。

Kさんは「まぁ普通よ、塾も休まず通っているし」といつもと変わらぬ様子。「あのね、一応伝えたほうがいいのかなと思って。○ちゃんをショッピングモールで見かけたって。何人かでスマホで遊んでたみたいだけど」とAさんが伝えると、Kさんは本当に驚いたそうです。

嘘でしょ?とつぶやき、それから質問攻めにあったそうです。Kさんは「教えてくれてありがとう」と言い、一件落着と思ったものの、まだ「ひと波乱」ありました。その後、Aさんの娘が顔色を変えて、Aさんに「ママ何しゃべったの!? わたしがなんか告げ口したみたいになってて最悪!」と興奮しながら話し、最後は泣き出してしまいました。

まさかの展開に結局、親同士の関係にも亀裂が!


Aさんから話を聞いた後、Kさんは他の親しいママ数人にも聞いたところ、そうなると「実はね」といろいろな話が出てきました。烈火のごとくKさんは娘を叱り、スマホも取り上げました。そしてKさんの娘は今度は学校で、母親の話を総合して判断し「あんたがママに話したんでしょ、告げ口とかするなよ」みたいにAさんの娘を攻撃したわけですね。

小学校高学年にもなると、大人が思っている以上に子どもは物事を見抜きます。スマホを取り上げられた娘は、第三者が話を聞く限りは「当然」なのですが、娘本人は、踏んだり蹴ったりといったところでしょうか。怒りの矛先を、誰かに向けるのも安易に想像がつきます。
結局、話はこじれにこじれて最終的にはAさんとKさん、親同士もうまくいかなくなりました。「本当にママ友って面倒くさい、うまくやろうと思って悩んで、考えた末にこれだもの」と、Aさんはウンザリした表情でした。

ママ友との「アレコレ」は気に病みすぎないこと!


さて、この話は実はかなり以前にあったことです。ところが、似たような話を、一定の間隔で耳にすることが多く、「親は知らないけれど、その子どもがちょっと問題を起こしかけている」状況の時、ママ友としてどう対応するのかは難しいところだなとつくづく感じます。
しかも、この手の話をすると「ママ友として話すべきか?なんだそれ。うちの娘が何か問題があるならともかく、そんなことどうでもいいだろ」的な反応をする夫も多い……(まぁ実際にそういう面もあるのですが)。

でも、今まさに保育園・幼稚園・小学校の子どもがいるママにとっては、ママ友同士の世界はやっぱり、なかなか切り離せないものです。わたしはわたし、よそはよそ、とドンと立っていられる人なんて、そんなにいません。

ハッキリ言えば、こうした状況に「正解」なんてないのです。相手の性格にもよるでしょうし、子どもが起こしている問題の程度にもよるでしょう。親しいというのも、どれくらい親しいのかでも違います。言葉のニュアンスひとつで、勘違いされるのもよくあることです。
いずれにしても、こんな風な「小さないざこざ」は子どもを介して親同士、よくあることです。できれば、小さなうちに火消しをしておきたいところですね。

「保育園から高校まで、子どもを通して知り合ったママは100人くらいはいるかもしれない。でも、その中で子どもが成人してからも、本当の友人としてつきあっているのは、ほんの数人よ」

あるママがこう話していました。

ママ友から「ママ」が外れる日までは、いろいろなことがあるでしょう。でも、にぎやかで騒がしいママ友ワールドは、自然と淘汰されていくもの。真っ只中では、真剣に悩んだり悔しい思いをすることもあるでしょうが、あまり気に病みすぎることなく、「ま、いろいろあるよね」とさっぱり、きっぱり、進んでいきましょう!

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


, ,