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2017.11.23

【固定級 転校】発達障害の子供がモデルケースになった日!その大きな変化とは?


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発達障害の子どもを育てながら、フリーランスとして働くシングルマザーです。
今年の4月、家がある学区域から越境して固定級(教育活動全般において特別な支援を必要とする児童・生徒を対象として設置される学級)に転校した息子。心の底から「母ちゃん、俺を転校させてくれてありがとう!」と言ってくれる日々を過ごしています。たかが7ヶ月。息子は、そのなかでも大きな変化を遂げました。そんな我が家の息子に起きた変化をご紹介します。(転校までのエピソードは「発達障害をもつ「スーパー内弁慶息子」、3年後に変貌したきっかけとは?」の記事を参照)

息子の運命の出会い

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息子の通う固定級は、クラスが最大8人の少人数制のクラスです。担任の先生は1人、場合によってはもう1人介助の先生が入ることもあります。息子はまずそこで、運命の出会いを果たすのです。
それは、私と同い年の男性教諭。気持ちがよいくらいにサバサバしていて、一見ドライに感じる人もいるかもしれないのですが、誰よりも生徒思いかつ熱い気持ちの持ち主で、情緒教育の理念をしっかりと持っている方。息子は、自分が何をやってもきちんと向き合ってくれるそんな先生に、全面的な信頼をおくことになったのです。

自分中心だった息子が人の面倒を見るように

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息子の通う固定級では、クラスに1年生から6年生までの子が一緒に過ごしています。その中で、皆、別々の勉強内容に取り組んでいます。無論、固定級ですので、息子と同じように発達障害や情緒的な問題を抱える子も少なくありません。
クラスの中で、息子よりも下級生の子が、ふとしたときにパニックを起こして泣いてしまう子がいるそうです。担任の先生曰く、教師たちが対応しても、どうにも落ち着かないときがあるとのこと。そんなとき、息子が、その子の胸と背中をなでながら「大丈夫だよ」と何度も伝えたところ、自然とおさまるようになったそうなのです。

それには、担任の先生も驚いていて電話で連絡をくださったほど。それからというもの、息子は、その子の専属で、教室を移動するときや教室で勉強をするときも面倒をみるようになったそうです。
今まで、自分のことばかりで他人の行動や気持ちを読むことすらできなかった息子がこういった行動をするとは夢にも思いませんでした。

息子がモデルケースになった日

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固定級のように、サポートが必要な子は潜在的にたくさん存在しています。親子で通常級で奮闘したけれど、どうしてもダメ我が家もそうでした。そんな折、息子がもともと通っていた通常級から、息子のいる固定級を見学に来た子がいました。

その子の目にどのように写ったかは定かではありませんが、同じ学年で、以前の学校でも遊んだことがある子だったので、息子も会えて嬉しかった様子。これは、先生から聞いた話ですが、見学に来たその子は、うちの息子の変わりようにひどく驚いたそうで、〇〇くん(息子)がこれだけ頑張っているから私も転校したい!と、心に決めたそうなのです。

息子は、残念ながら今までは悪いモデルケースになることがほとんどでしたが、今回ばかりは、良いモデルケースになったことで、本人はとても喜んでおり、「あの子が来たら自分がお世話をする」と意気込んでいます。

決め手となったのは大人との向き合い方

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今まで担任だった先生方もとても良い先生ばかりで、頭があがらないほどです。しかし、今の担任の先生は、ダメなことはダメでしっかりと叱ることはもちろん、今起きた事象と相手の気持ちを考えるためには、今がベストタイミングなんだよ!と常に息子に教えてくれました。
つまり、息子に自分で考えるという方法を教えてくださったのです。それを続けたことで、たった7ヶ月で大きな変貌を遂げることができました。学校で起きた出来事は、先生がきちんと諭してくださり、その日あった出来事は、先生からお電話をいただいて私も把握することができます。
自宅では、私がフォローに入ります。なぜそうなったのか、あなたはその時どう思ったのか、そして、相手のお友達はどんな気持ちだったかをきちんとヒアリングをし、互いに冷静な気持ちで、次にそうならないための対策を一緒に考えるようにしています。

学校(担任)と親、その連携がうまくできているからこそ、息子も先生が大好きであり、学校も大好きになったのかなと思います。基本的には勉強嫌いな息子ですが、標準よりも遅れはしているものの、着実に1つ1つクリアしています。
そのため、学童に迎えに行ったときは「今日算数で〇〇ができたんだよ〜もうどの問題出されても大丈夫!」と自信満々に教えてくれます。本当に、以前の通常級とは比べ物にならない情緒の安定ぶりです。
先生との相性といったらそれまでですが、関わる大人、そしてその子に合った関わり方というのは、子どもの成長を左右するものなのだなと改めて実感をしました。
これから1つ1つ学年が上がるとともに、どのような成長を遂げるのか、私自身楽しみで仕方がありません。

黒木 絵里

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