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2017.11.17

子供が3人いてもフルタイム並みに働きたい!たどり着いた私のワークライフバランス


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ママの働き方は形態も、時間も人によってさまざまだと思いますが、現在私は、7歳、3歳、1歳の3人の子育てをしながら、フリーランスのライター&固定の会社で仕事をいただくインハウスライターという働き方をしています。
打ち合わせやインタビューなどでオフィスに行ったり行かなかったりですが、週に1~3日は出社し、週4は会社の仕事をするイメージです。

ある日、BRAVAの編集Kさんに「最近すごく働くことに対して意欲的ですよね!」と言われ、たしかに、2か月前まではフリーの仕事のみだったのが、最近は会社にも行っているけれど、自分では以前よりずっと精神的にもラクになっていると気が付きました。

フリーランスを続けながら、会社でも働こうと思った3つの理由!

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・安定した定期収入が欲しかった
まず、第一には自分のためとかでなく、金銭的な理由ですね(笑)。フリーという働き方は、月によって収入がまちまちなうえ、今月やった仕事の収入が早くて翌月末、翌々月末やもっと後になることもざらなので、「今月ピンチ!」ということも多々あり、もっと稼ぎたかったというのが大きな理由です。
もちろん、会社の仕事で忙しくなれば、その分食事作りは減らして外食や出来合いのものを買ったり、家電を新しくしたりして乗り切ろうと最初から決めていました。
収入が増えることで、結果、「自分の苦手な家事をがんばりすぎなくていい」という精神的なゆとりが生まれていますね。

・35歳という年齢を意識した
いくら最近は売り手市場といわれていても、結婚後ずっとフリーとしてやってきて、7年も会社組織から離れています。「このままずっとフリーランスでやっていけるのか?」という不安もあり、35歳という年齢の今、いざとなれば外でも働けるように、少しずつ慣らしておきたい(あわよくば子育てママに理解のある会社に入りたい)という思いから、フリー以外の仕事を始めました。

会社の仕事は派遣という形で受けているためいつまで続くかわかりませんが、今のうちにこれまでとは違う新たな人脈も作っておこう!と思っています。

・とにかく家の外に出たかった!
ライターという仕事は案件にもよりますが、基本は自宅で完結してしまうことも多い職業。最近はとくに、打ち合わせもメールや電話ですむことも多く、家族と保育園の先生にしか会わない日もざらです。ラクである反面、人ともっと話したいなあという欲求がずっとありました。

それに、一人で仕事を続けていると、どうしてもインプットする情報が偏ってしまいがちなんですよね。なので、定期的に、自分とはまったく違うおもしろい考えをもった若い人たちと触れ合える今は、かなり刺激的で、オフィスに行くのがむしろ楽しみでもあります。

また、これは私の性格のせいですが、自宅だけで仕事をしていると、化粧の必要がなく、化粧をしないと髪型も服装も適当になり、結果、どんどん生活に疲れたおばさん化していくことに(涙)。無理にでも化粧をする習慣があったほうが、自分の見た目を気遣うことができてよいなと思いました。

現在は会社の仕事は週4で時短(10~16時)、それ以外の日と、あまった時間をフリーの仕事にあてています。フルタイムで働いている人に比べれば時間的にはかなり恵まれているとは思いますが、それでもフルタイム並の収入は欲しいので、フリーの仕事がつまっているときなどは夜中や週末に執筆することもあります。
ただ、フリーの仕事も会社の仕事もすべてが裁量なので、「今週(月)はもう少し頑張れそうだな」「今日は子どもの体調が悪いから早めに切り上げよう」など、自分でコントロールできる点は本当にありがたいです。

4年かけてたどり着いた、自分にとってベストな働き方

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ただ、今でこそ精力的に働いている私ですが、1人目妊娠で当時勤めていた退職を余儀なくされ、出産後、4年近く専業主婦をしていました。
ずっと編集の仕事をしてきたものの、正社員を目指すのは子供が小さいうちは拘束時間的にも厳しいし、かといって「どうすればフリーランスになれるか?」は意外と正解がなく、なんとなく昔の人脈にアプローチしつつも、タイミングが合わなかったりで、あっという間に4年もの時間が過ぎていました。
今考えると、もっと早く具体的な行動をしていればとも思うのですが、「働きたい」と思いつつ、一歩踏み出せなかったいちばんの理由としては、既存の働き方の中には、自分の理想の働き方を見つけられなかったというのが正しいと思います。

おそらく、時間的にも仕事量的にも収入的にも、今のこのバランスが、私にとってのいちばん理想的な働き方だと思うし、フリーランスとして仕事を再開し、4年近くかけて、ようやくそこにたどり着けた気がしています。
でも、ここまでたどり着けたのも、トライ&エラーがあったからこそ。むしろ、徐々に仕事の勘や自信を取り戻したり、取捨選択のバランスがわかってきたりしたので、この数年間も無駄だったとは思いません。

現在、幼いお子さんがいて、仕事と育児の間で働き方について悩んでいる方も多いと思いますが、私も1人目の長男を3歳半まで自宅保育し、やりきった感があったからこそ、「私には育児より仕事のほうが向いている!」と実感し、2人目、3人目は1歳から保育園に預けています。

もちろん、人によっては「今は仕事より子どもとの時間を優先したい」と思ってしまうのも自然なことなので、経済的、会社的に許さるれ限り、その気持ちを大切にしてよいのではないでしょうか。子どももいつまでも手がかかったり、べったりということはないので、子どもの成長に合わせて自分の働き方も変化させていくのがベストですね。

松尾里美

松尾里美

雑食ライターです。7歳&3歳&1歳の子持ち。


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