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2015.05.01

罪悪感の正体とは?


子どもを保育園に預けて働くことに対するなんとも言えないモヤっとした気持ち。
そう、「罪悪感」です。
振り払っても、振り払っても湧いてくるこの感情の正体は一体何なのでしょうか。

子どもの笑顔は、育児や仕事の疲れを癒すママのサプリ。反面、それが罪悪感の元にも

子どもの笑顔は、育児や仕事の疲れを癒すママのサプリ。反面、それが罪悪感の元にも

働かない生活は想像つかない。なのに・・・

現在、8カ月の息子を保育園に預けて働いています。
18:30には退社するものの、お迎えは19:00。朝は9:00に預けるので、1日10時間を保育士さんに面倒を見てもらっています。

新卒入社した会社は、女性がバリバリ働く会社で、働き続けることに何の疑問も持たない風土がありました。
加えて、長い独身時代=働きつづけてきたため、仕事をしない生活のイメージが正直湧かない。
出産前に前職を退職していたものの、産後に再び働き出すことに、ほとんど迷いがありませんでした。
というより、働かないことを考えていなかったとも言えます。

それなのに・・・、現在の会社に内定をもらい、就業時間を決め、就業時期を決め、と段階を踏むごとに、モヤっとした感情が強くなってきました。

実母からも「小さいうちから預けてかわいそうに」と言われ、「そんなことないわよ!」と返しつつも「やっぱり早すぎたかな」と、初めて”働く”ことに迷いが生じたのです。

自分でも意外な状況でした。

働くことはわがままか

小さな、小さな我が子は自分に依存しているのにと思うと、ますます切なくなってきます

小さな、小さな我が子は自分に依存しているのにと思うと、ますます切なくなってきます

なぜ罪悪感が生まれるのか。考えてみました。

子ども、特に乳児には母親がそばにいることが必要。

「なのに、1日でそばにいるのは朝2時間と夜3時間弱程度」

経済的に絶対働かないといけないわけでもない。
「なのに、フルタイムで働く」

2歳上の姉はシングルマザーで、実家に戻っているとはいえ「働かない」という選択肢はありません。
それに比べ、主人の収入だけで生活が成り立つ私にとって、自分の選択はすべて”わがまま”から出たような気がしてきました。

自分のやりたいを大事に。それは家族も大事にすること

自分は大事。子どもや家族も同様に大事。周りのみなんなも大事。

自分は大事。子どもや家族も同様に大事。周りのみなんなも大事。

自分のわがままで、かわいい我が子に寂しい思いをさせていいのか。
そこまでして、なぜ自分は働きたいのか。

日々、自問自答でした。

でも、明確な答えは出ません。

「働くことが自分にとって自然だから」としか思えない。

「そんなの理由になんないよな〜」とまた悶々とする。

堂々巡りの迷宮に迷い込んだ時、ふと主人が言った一言。

「やりたいことやらないと精神的に良くないし、ママがイライラしてたら子供にも影響するんじゃないの?」

なんか、目からウロコ。

子どもとの時間だけで自分の気持ちが常に幸せなら、ずっと一緒にいることを選べばいい。
でも、自分の幸せ=子ども(+パパ)の幸せに仕事が不可欠なら、両立を選べばいいんだ。

迷宮から脱出しきってはいないけれど、出口が見えた気がしました。

その後も、いろいろなワーママにお会いし、いろいろなお話を伺いました。
みなさんそれぞれに自分なりの「心の折り合い」をつけていらっしゃいました。

環境も価値観も違うから、正解のない「罪悪感」の正体。
でも、いろいろなママたちの「折り合いのつけ方」にヒントがあるかもしれません。

時折、また迷宮に戻りそうになることもありますが、これからBRAVAでワーママたちのリアルな声を聞きながら、自分なりの答えを見つけようと思います。


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