2015.09.01
【子どものおねしょ】夜のオムツはいつ取れる? どうやって?
8/20に「【トイレトレーニング】いつから?方法は? ワーママのオムツはずし奮闘記」を掲載しましたが、今回は夜のおねしょについて。
昼間パンツになって失敗しなくなったものの、夜はまだまだ心配でオムツを履かせているワーママも多いと思います。
昼間パンツになったから夜間もそのまま同時成功! なんて本当にまれ(ちなみに私の周りでは聞いたことありません)。
幼児はまだまだ膀胱が小さく未発達、まして夜間は8時間以上寝ているわけですから、その間おしっこを我慢するのはなかなか難しいのです。
トイレトレーニングと同じで、個人差も大きいようです。
でもやっぱり気になるのが「おねしょしなくなるのはいつから?」「どういう工夫をしたの?」などなど。先輩ママのおねしょ対策奮闘記、ぜひ参考にしてみてください。
冷たい水を飲ませすぎていた!
〔Aさん、42歳、出版社、7歳(男の子)〕
子どもが3歳半のころ、昼間パンツになってから1週間ほど経ったときに夜もパンツに。
とにかく布団を濡らされるのが嫌だったので、しばらくは夜中の12時頃に起こしてトイレに行かせていたのです。
でも、子どもも起こされて眠くて泣くし、親も一緒に寝てしまった日は結局おねしょ、濡らされて私もついつい怒ってしまう…なんて日々が続き、こんなんでおねしょは終わるのかと悩んでいました。
今思うと親の都合で寝ている息子を起こすなんて悪いことをしたなぁ、と反省しています。
なにかの折りに小児科の先生に相談したところ、「夜中起こすのはNGです。睡眠リズムも狂ってしまうし、その時間におしっこをするというリズムが固定化されてしまい、起こすのを止めた場合、必ずその時間に布団の中でおしっこしてしまうようになりますよ」と言われました。
じゃあどうすりゃいいんだ~!と食い下がると、「寝る前やお風呂上がりに水を飲ませすぎてませんか?」と。た、確かに!お風呂上がりにペットボトルでがんがん冷たい水を飲ませていました…
1.お風呂上がりでも、水分補給は小さめのコップ1杯程度の常温の水だけにする。
2.寝る直前に必ずトイレに行かせること。小児科の先生のアドバイスを守ったら、数日でおねしょしなくなったのです。もっと早く相談しておけばよかった~!
それから1年間ほどは1ヶ月に1回くらいやっちゃってましたが(笑)、水分制限でおねしょの悩みは解決です!
なるほど、大人も冷たいビールを飲むと夜中トイレに起きてしまうことがありますよね。まだまだ膀胱が未発達の子どもは、大人がある程度水分も調整してあげないと、なんですね。
おねしょパッド2枚敷き
〔Oさん、35歳、事務職、子ども2歳半(女の子)〕
「布団が濡れて気持ち悪い」ということを子ども自身に分かってもらおう思い、昼間パンツになったのと同時に夜パンツをスタート。
でもやっぱり布団が濡れると乾かすのがとても面倒なので、生協でビッグサイズのおねしょ敷きパッドを4枚買い(笑)、2枚敷きで濡れるのを防御しました(あと2枚は洗い替え)。
濡れるのはパンツとズボンで済んだのですが、たまに布団から落っこちていて、床がビショビショになっていることも(笑)
当然のように毎日毎日おねしょでしたが、1週間ちょっとで全然しなくなりましたね。
最初から「しばらくは毎日おねしょ。だからこそパッドを大量買い!」と覚悟を決めて臨んだので、子どもも思いっ切りジャージャー出してスッキリと、そして私はあまりストレスなくおねしょが終わったという感じです。
確かに、ママが「よし!やるぞ!」という覚悟を持って、防水対策(?)をしっかりすれば、子ども自身の力で親もストレスが少なくてすみそうですね。
夜だけオムツ、朝濡れてなかったら褒めちぎる!!
これは「トイレトレーニング」の記事でも書いた、4歳までなんのトレーニングもしなかった私(42歳、フリーライター、子ども11歳、8歳、1歳)の長男の例です。
これも対策というよりは、こういう例もあるよ、という話ですみません…
4歳で保育園の友だちの影響を受け、ある日突然オムツが取れた息子、でも「布団濡れないが第一」の面倒くさがりの私は、夜は当然オムツを履かせました。当の息子はおねしょ用のオムツ「オヤスミマン」を履けてご満悦(笑)
2~3日は朝オムツが濡れていましたが、4日目くらいからオムツが全然濡れていなかったので、「偉かったね-!」と子どもの髪の毛がぐっちゃぐちゃになるくらいなで回して褒めちぎりました。
自信がついたのか(!?)、その日以降オムツを濡らすことがなかったので、1週間後には夜もパンツに。
そこからおねしょはしていません。4歳までずーっとオムツだった分、おねしょは早く終わったのかな、とありがたく思っています。
怒らず、焦らず、覚悟を決めて
5歳ごろまでのおねしょは、抗利尿ホルモン(おしっこ量を調整するホルモン)分泌が十分でないことや、膀胱容量が小さいなどの生理的理由が原因で、いわば自然の現象です。
ホルモンの分泌が軌道に乗る時期は個人差も大きく、4~5歳まで毎晩おねしょをしている子もいます。それでも、いつかは必ず自然にしなくなるのです(参考:花王 Japan HP)。
おねしょは本人も悪意なく、しかも無意識にしてしまうもの、怒らないことが大事です。
とはいえ、忙しい朝にシーツを濡らされたら、つい「ムムムっ!!」となってしまいますよね。
なかなか難しいですが、覚悟とゆったり焦らない気持ちを持って付き合ってあげたいですよね。布団が濡れても冷えにくく風邪を引きにくいこの時期がチャンスかもしれません。
皆さんの、おねしょ対策やおねしょにまつわる話などももぜひ教えてください!
田崎美穂子
mamaライター