2015.12.25
フランスでは日本の「BENTO」が流行中! 海外のお弁当ってどんな感じ?
子どもが幼稚園や保育園行くようになると、お弁当を作る機会も増えてきますよね。
でも、毎日のことになると凝ったものを作るのは大変!
お弁当にも考え方はいろいろ! 国によっても違いがあります。
日本のお弁当が海外で人気!
数年まえから、日本のお弁当が海外で注目されているのはご存知でしょうか? 最初に日本の弁当に注目したのは、日本文化に非常に関心が高いフランス。
フランスでもヒットしているアニメや漫画で登場人物がお弁当を食べるシーンを見たことがきっかけだったそうです。
そもそもお弁当文化がないフランスでは、見た目もよく食材もバラエティに富んだ日本のお弁当はバランスよい食事が取れ、手早く食べることができる!
さらに自分で作れば節約にもなるということで大ブームを起こし、その後、イギリスやドイツやアメリカに広まっていったといいます。
現在、フランスでは”Le bento”と呼ばれる、日本風のお弁当が流行中。お弁当のレシピ本も数々並んでいるそうです。
海外のお弁当事情って?
<アメリカ>
アメリカ式のお弁当は、あまり調理をせずに食べ物をそのまま入れることのほうが多いのです。フルーツをそのまま持たせたり、スナックをそのまま持たせたり。サンドイッチが手の込んだお弁当という印象です。
アメリカではそもそも時間をかけて凝った食事を作るということはあまり日常的なことではなく、スーパーに行って、1週間分の食材をどさっと買い込み、毎回の食事はぱっと調理して出せるものを出すというスタイル。
日本視点だと手抜きに感じてしまいますが、たまにはアメリカ式のお弁当にしてみるのもアリなのではないでしょうか。
<ドイツ>
ドイツも野菜スティックやビスケットを持たせることが多くあります。野菜スティックは栄養も取れて作るのもお手軽! また、お弁当は手作りのイメージがありますが、ビスケットのような既製品を利用することが通常のようです。
<フランス、スペイン>
お弁当は持ってこずに、家が近いのであれば家に食事をしに帰る、というのがフランス、スペイン風。
これは、決まった時間までに食事を用意して、食べさせて時間通りに送り出す、ということが必要なので、ママにとってはちょっと大変かもしれませんね。
家が遠い場合や、帰宅しての食事が難しい場合はやはりお弁当。
こちらも凝ったものではなく、サンドイッチのようなものやサラダ、野菜スティック、ビスケット、果物まるごとなどが主流です。
<韓国>
キムチが常備食の韓国は、普通にお弁当にもはいります。面白いのは、お弁当の中身というより食べ方。それぞれが作ってきたお弁当(おかず)をみんなでつついて食べるそう。1品だけをたくさん作ってもっていけばOK! ご飯だけは別容器にしてもっていくのが韓国スタイルです。
ただし、ほとんどの小学校だけでなく、中学・高校もいまでは給食だそうですが。
海外を見習う日を作ってみては!?
毎日栄養バランスを考えながら、凝ったお弁当を作るのはとっても大変! でも、ほかの国にならって、食べやすいフルーツや野菜スティック、既製品なども上手に取り入れたお弁当の日もあってもよいと思うのです。
ちゃんと作らなきゃ!と思い過ぎず、手をかけなくても子どもが喜ぶお弁当を考えてみるのはいかがでしょうか。
【記事まとめ】子育てに正解なし!いろんな国の「当たり前」とは?
池田雪
ライター/デザイナー