2016.04.12
新オープン!京都鉄道博物館を一足早くレポート!
休日のお出かけは「電車を見に行く」、寝言でも「しんかんせん……」とつぶやくような男の子を持つ親は、きっと私だけではないことでしょう。
もうすぐ3才になる息子は2才ごろから電車に目覚め、今は完全に子鉄化。
親も付き合ううち、すっかりママ鉄になりました。子鉄のお出かけ定番スポット・鉄道博物館がこの春、京都に新オープンするとあり、親子でそわそわ。
4月29日のグランドオープンを前に、一足早く報道関係者内覧会へ行かせていただきました!
五感を使って楽しむ体験型の展示がいっぱい
京都鉄道博物館はJR京都駅とJR丹波口のちょうど間あたりに位置。
バスが便利ですが、京都駅からも歩いて20分ほどです。その広さは日本最大級規模。エントランスを入ってすぐは蒸気機関車や0系新幹線がドーン! そのほか、館内には引退したばかりの寝台特急トワイライトエクスプレス、500系新幹線電車などがずらり。
なんと53両の車両が展示されているそう。本物を間近に見て、さわることもできるので、息子は大興奮です。
展示車両を入れ替えられる仕組みになっており、訪れるたびに違う車両を見られそう。また、ただ展示するだけではなくて、電車のドアボタンを押して車掌体験をしたり、連結器など車両の仕組みを学べるコーナーや券売機で切符を買い自動改札を通れるコーナーなど、体験展示が各所にあり飽きさせない工夫もたくさん。
大きな鉄道ジオラマも迫力満点です。
景観が守られた京都ならではの展望デッキ!
3階は屋外展望デッキ。私的にはここが京都鉄道博物館のハイライトかも!?と思うほど、とっても素敵な場所でした! 京都には厳しい景観条例規制があり、高層ビルが建っていないため、景色は抜群。
JR京都駅が近いので、東海道新幹線をはじめJR京都線、JR嵯峨野線、貨物列車の桃太郎などがここから全部見られるんです。新幹線と世界遺産の東寺のコラボビューはなかなかのもの!
東北新幹線などを間近で見られる埼玉の鉄道博物館とはまた違い、京都の眺望を丸ごと楽しむ感じです。かなり広い敷地なので、子どものエネルギー発散にももってこいです。転落しないよう、柵もしっかり設置されています。
ちょっと疲れたら、キッズパークで休憩
広い館内を歩き回って疲れたので、キッズパークへ移動。
ここは子どもたちがプラレールや電車の絵本などで自由に遊べるようになっています。
窓からはJR嵯峨野線が走る姿も。子どもが遊んでくれている間、ママもほっと一息つけるのがありがたい! 「そろそろ行こうよ」と行っても「まだ遊ぶ!」とかなり長い間遊んでいました。
館内にはレストランはもちろん休憩スペースがたくさんあります。レストランの壁面はすべて窓になっているため、電車がよく見える! 持参したお弁当を食べられるスペースも完備。
再入館も可能なので、鉄道博物館の向かいにある梅小路公園という大きな公園でピクニックするのもいいかも? 1階はフロア全体にカーペットが敷かれていたり、ベビーカーを無料貸出してくれたり、授乳室は5ヶ所(エントランス:1、本館1階:1、本館2階:2、本館3階:1)も設置されているので、とてもベビーフレンドリー!
赤ちゃん連れでも躊躇なく遊びに行けそうです。
これまでまったく縁のなかった鉄道の世界ですが、子どもと一緒に楽しんじゃえ、と踏み込んでみるととても楽しい! 京都観光のついでにこの鉄道博物館を訪れるもよし、「遠くてなかなか行けない」というファミリーは、まずは自宅近くの鉄道博物館へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
JRから私鉄まで、全国にたくさんありますよ! 以下、全国にある鉄道博物館をまとめてみました。
鉄道博物館(埼玉県さいたま市)
地下鉄博物館(東京都江戸川区)
京王れーるランド(東京都日野市)
電車とバスの博物館(神奈川県川崎市)
札幌市交通資料館(北海道札幌市)
青函トンネル記念館(青森県東津軽郡)
リニア・鉄道館(愛知県名古屋市)
井笠鉄道記念館(岡山県笠岡市)
ヌマジ交通ミュージアム(広島県広島市)
鉄道歴史パークin SAIJO(愛媛県西条市)
九州鉄道記念館(福岡県北九州市)
ゆいレール展示館(沖縄県那覇市)
佐藤望美
エディター/ライター