2016.07.21
【フリーランスママ反省日記】「妊娠中&産後」頑張りすぎて失敗、そこから得た教訓とは?
私はちょうど3年前、第一子妊娠を気にフリーランスへと転身しました。
妊婦&新米ママにとってのフリーランス生活はというと…『1人気ままに仕事ができて快適~♪』という一面もありましたが、その一方で辛いことも満載だったというのも忘れもしない苦い思い出…。
そして、だからこそ感じるのは「頑張り過ぎないママデビューの必要性」。
本当に心から伝えたいです!!
そこで今回はその必要性を感じてもらうべく、フリーランス・妊婦・ママデビューと「怒涛の1年生」時期が重なったことで失敗した私のしくじりエピソードをお話したいと思います。
フリーランス・妊婦には家族の理解が何より大切!!
私にとって独身時代からの目標でもあったフリーランスという道。そして結婚・妊娠というステップにおいて、家事を手抜きしたくないという新婚主婦ならではのハリキリも背中を押す形でフリーランスへ転身。しかし、フリーランス=自由人ではないことをこの時の私は気付けていませんでした。
確かに
- 時間の調整は自分次第だから、急な来客や家庭の庶務にも対応できる。
- 妊娠初期はつわりがひどかったので、通勤がないだけでも体は楽。
などのメリットはあったものの、実際にはフリーランスとして一人で活動している身。締め切りへのコントロールもすべて自分だけの責任で、会社勤務時代以上にシビアな面も多くありました。
そして何より辛かったのは、一緒に住む旦那からフリーランスでの仕事を趣味程度にしか認識してもらえなかったこと。
例えば旦那の場合、事あるごとに「いつも家にいていいよねぇ」と愚痴られながら、家事も手伝ってくれる様子なし。確かに勤め人の旦那から見ると、私が家で何をしているのか想像もつかなかったことでしょう。しかし実際にはフリーランスになったばかりで、お仕事をいただくクライアントさんにも遠慮がち。仕事と家事でバタバタする毎日でした。
とはいえ、私も家で仕事をしているからこそ、プライベートでは仕事の話をなるべくしないように心掛けていましたし…さらには新婚だから旦那にも強く言えない。
でもよくよく考えると、これこそが第一の理解者であってほしいはずの旦那から現状を理解してもらえなかった原因であり、後の頑張り過ぎの要因だったのかもしれません。また新婚当時の我が家は、私の実家から離れた県に住んでいたので気軽に親を頼ることができず、さらには里帰りもしなかったので妊娠中はもちろんのこと、出産後も頑張り過ぎてパンクしてばかりでした。
旦那の両親が近くに住んでいましたが、これも結婚したばかりで「体調が辛いので手伝ってください」とも素直に頼れず…そのように家族に遠慮ばかりしていたので、フリーランスとしてのうま味よりも、フリーランスの妊婦としての辛味にどんどんハマっていってしまったというのが、私の第一のしくじりです。
そしてその経験を経て得た教訓がコチラ。
『家族に甘える勇気も大事』
実際旦那からも、「あとでパンクするくらいなら頼ってよ。」と言われたので、自分が思っていた以上に家族を頼れば助けてくれたのかもしれないと後悔するばかりです。
『決断!里帰り出産はしない!』これがさらにフリーランス妊婦を苦しめた。
そんな慌ただしいフリーランス妊婦生活ではありましたが、赤ちゃんが生まれてくるのはすごく楽しみ!!
妊娠期が進むにつれて、出産をする産院を決める時期に。
(私の場合、妊婦健診先の産婦人科では出産ができませんでした。)
里帰り?or今住んでいる土地?と考えに考えていました。
妊娠初期から「旦那にも目の前でパパになる感動を味わってほしい!」と立会出産を強く希望していた私は、急なお産でも旦那が立ち会える場所がベストと考え、旦那の勤務地から1時間半の実家地域ではなく、「今住んでいる土地で産む!」=里帰り出産はしないという選択肢をチョイス。
また産後の子育てにおいても、初めての子だし旦那にも可愛いわが子との生活を楽しんでほしいと、里帰りをしないつもりでいました。とはいえ、頼れる人が旦那と義両親しかいない環境の中で出産&初めての育児をすることに不安がなかったというのもウソになり…実家の両親からの反対もありましたが、「なんとかなる!」と里帰り出産をしないことを決意。
しかし!お約束ながらこの決断もまた、フリーランスと妊婦の二足のわらじを履いた私のしくじりに。
~私の出産反省記録~
【その1】貯金をしたかったので出産ギリギリ(出産3日前)まで仕事をする
≪その結果…≫
疲労でお腹のハリを感じ休憩でも締め切りは来るので仕事と、体力的には正直つらかった。仕事・家事・出産準備に追われて、最後までマタニティーライフをゆっくり楽しめない(泣)
【その2】破水をして入院。そのまま出産をするも、豪雪で実家の家族が病院に来られないというハプニングに!
≪その結果…≫
だからお見舞いは旦那と義両親のみ。気がねなく頼れる相手が少ないのが寂しいという気持ちはもちろんですが、入院生活で足りないものを気軽に頼めないというのも不便な状況だったように思えます。
このようにここまで振り返っても、どうにも効率が悪かった私の妊婦生活。
でも実際には妊婦中辛さなんて序の口で、本当に甘く見過ぎていたのは産後でした!!
【その3】産後すぐに仕事復帰を約束
実はクライアントさんとの事前打ち合わせでは、産後すぐ(退院時から)に少量ながら仕事復帰をすると約束していた私。
≪その結果…≫
でもこれは完全なるミス!産後の子育てはとにかく時間がなーい!!産後の貧血もあったので家事は旦那が手伝ってくれていたものの、始めての子育てにバタバタの日々。もちろんその空き時間で仕事をしていました。しかし、結局いっぱいいっぱいになってギブアップ。退院後1週間半で、実家に戻ることになってしまったのです。
こう考えると、私の出産&産後育児に対する考えは…とにかく甘い!甘ったるい!
家族だけでなく、仕事を頂いている方にも迷惑をかける始末…
だからこそ、この経験から得た教訓がコチラ
『産後はとにかく無理禁物!育児に集中するべし!』
私自身、産前・産後ともに余裕を持ってフリーランスを休業すべきだったと深く反省しています。
失敗続きのフリーランス新米ママ。反省のラストは保健師さんのある言葉に号泣。
- 大好きな仕事だし、フリーランス1年目だから無理してでも頑張りたい!
- 妊娠中&子どもが大きくなる前にできるだけ貯金をしたい!
という想いから頑張りすぎた私ですが、ここまでのエピソードでも恥ずかしいほどおわかり頂けるように、妊娠・出産、そしてその中でフリーランスとして働くことを甘く見過ぎていました。
そして実際に、私がこうした経緯を失敗だったと心から反省したのは産後1ヶ月頃。
しかも、自身で気付いたのではありません。
それは一ヶ月検診後に子どもの様子を見に来てくれた自治体の保健師さんの言葉がきっかけに。
退院後1週間半という子どもにとって外出を避けなければいけない時期に車で1時間半の距離の実家まで子ども共に移動したことを深く反省していることを話すと、保健師さんは笑顔でこう言ってくれたのです…
「妊娠するとママは強くなるからね、頑張りすぎちゃうのよ。
だから最終的にママがハッピーになったなら、お子さんにとってもよかったと思うよ。それに、正直産後の慣れない子育ては、色んな人に頼れる実家のほうがいいよね。」
私はこの時、“頼る”ということの大切さを痛いほど感じました。
これはフリーランスだけに限らず、働くすべての妊婦さん・ママさんに言えることだと思うのですが、仕事と家庭の両立はどうやっても大変。ましてや、慣れない妊娠生活や育児が加わればその苦労は何倍にもなるかと思います。
しかし、それでも多くの新米ワーママは「仕方がないもの」と、日々迫りくる妊婦の大変さ、そしてはじめて育児生活を頑張り過ぎてしまうのではないでしょうか?またこう振り返った私がこれから出産を迎える妊婦さんに特に大切にしてほしいのは、お腹の中の赤ちゃんと同じ体を共有できる時間。
もちろん、キャリア妊婦さんにとって働き納めもとっても大事。
しかし、マタニティーライフを楽しむことも、その時しかできないかけがえのない時間であることは出産経験者として大きな声で伝えたい事実です。
だからこそ、『人に頼って・甘えて』かけがえのないマタニティーライフを楽しんでもいいのではないでしょうか?
そして最後に、私はこんなに失敗と反省ばかりの妊婦&産後生活ではありましたが、実際この時期にフリーランス1年目として歩みだしたことを後悔はしていません。ただただ反省すべきは、何といっても…自分だけで突っ走って人に頼らずパンクしてしまったこと。
これこそがこれからの育児にも活用できる、「ママとして頑張りすぎない理由」となるのではないでしょうか。
たかお みきよ
フリーライター/2歳児ママ
IT企業でのコンテンツ運営担当の経験を経て、妊娠を機にフリーライターへ転身。現在子育て情報以外に、美容・旅・企業PRなど幅広いジャンルで活動中。 プライベートでは1歳の息子を子育て中のママです☆同じママとして、女性として、 皆さんの子育てとライフスタイルのヒントとなるような、心にとどまる記事を書いていきたいと思います♪