仕事、妊娠、出産、子育て、夫婦関係…働くママを応援| BRAVA(ブラーバ)

2019.03.12

産後の体や肌はどう変化した?対処法は?<ママ達のリアル事情>



赤ちゃんがうまれて幸せ一杯の瞬間。腕に抱く時の喜び。母になるって本当に嬉しいことですね。

し・か・し。

しばらくして、ふと鏡の前で「え?」と目を疑うことってありませんでしたか? 「こ、これ、私?」カサカサに乾燥した肌、増えたシミ。お腹の贅肉はなかなか落ちないし、ふと気付くと二の腕にも肉がついたみたい・・・。

産後の体や肌の変化について、対処法も含めてママたちに聞いてみました。

ママたちが悩む産後の身体の変化

「体重が減らない・・・」
ズバリ太った。と、言うか、痩せない(涙)赤ちゃんの体重はせいぜい3キロぐらい、でも私の体重は11キロ増えたわけで、その他もろもろ、産後3週間で数キロは落ちましたが、そこからなぜか急停止!授乳期で痩せるというけど、痩せないのはなぜ・・・(Oさん/31歳)

「いててててて!」
初めは慣れない育児で、赤ちゃんを抱っこしてはかがんだりする動作も多く、それで軽い腰痛になったのかな、と思っていました。でも全く改善することなく今日に至っています。現在、娘は4歳、せがまれて抱っこしたり、私の腕に駆け込んでくる時の衝撃に、思わず「うっ」と声に出て唸ってしまうことも・・・。
腰痛は軽いうちにきちんと整形外科などで診察してもらったほうがいいです。たかが腰痛、されど腰痛。職場でも棚の下からコピー紙まとめて抱えた時に思わず「ううっ」、でホント、テレビのCMみたいに腰に片手あてたまま「いてててて」って。周囲の同僚は苦笑い、つまり、そーいう症状で腰痛って病気として扱ってもらいづらい分、本当に辛い時にストレスがたまりますね(Uさん/40歳)

身体の変化こう対応しています

「運動と食事がやっぱり基本」
太った、と、あまり悲観的に思わないようにしています。今は育休中ですが、やがて復職すれば「忙しさとストレスで勝手に痩せる」と先輩ママに投げやりアドバイス受けましたw 私は授乳を半年ほどでやめてしまったので、余計に痩せづらいのかもしれません。

子どもをベビーカーの乗せたら、けっこう遠くまで散歩するのを日課にしました。家にいる間だけでもと思って、なるべく野菜を多く、料理の内容に気をつけるようにして、子どもが寝ている間にチョイチョイつまみ食いやおやつ食べていたのをやめると、すとんと体重が落ちました。まぁ、やはり食べる量を減らす、できれば少しずつ運動する、スタンダードなダイエット方法が一番効果的ですね(Sさん/29歳)

「病院へ行くのが治る近道」
産後は、いろいろと体調不良が出ます。肩こりや腰痛では薬局で湿布購入したり、頭痛がすると鎮痛剤と適当にごまかしていましたが、子どもの検診時に小児科医の先生に相談したところ、たまにならいいけど、数日続くとか、不安に思うようなら診察してもらったほうが結局早く治りますよ、と言われて、その通りにしました。やはりきちんと診察してもらい、合った薬を貰うのが治りも一番早いですね。それと、薬局で薬買うのと違って「病院へ行ったんだ」と話すと、夫も急に優しくなる効果あり(笑)あまり無理をせず、軽い症状のうちに病院で見てもらうというのが結局一番いいような気がします(Aさん/36歳)

産後の肌事情も変化!

「老け顔になりそうで怖い!!!」
ビックリするくらい乾燥肌になりました。あれほど、ベッタリ脂で吹き出物に悩んでいたのですが、今度はカサカサで粉がふいたようになっちゃって。寝不足とか、どうしても食事も子どもの世話に追われて適当になっちゃったり、そういうのが影響しているんですかね。
体調の変化もそうですが、私はもともと美容好きで若い時から肌コンディションには気を配ってきただけに、けっこうショック。乾燥からシワができやすいと聞くし、化粧のノリは悪いし、だからってお風呂上がりにゆっくりケアする時間もない。このまま「老け顔」になるのでしょうか(涙)(Tさん/32歳)

「20代女子が羨ましい・・・」
子どもが6ヶ月くらいから、ちょこちょこと外出するようになったんですが、いつもアタフタしているので日焼け対策とか全くできないんですよね。パパっとパウダーファンデーション塗って、アイブロウ。日傘なんて当然させないし、帽子も子どもが引っ張ったりで面倒で。夏にはベランダでミニプールで子どもを遊ばせたりしていたんですけど、家の延長みたいなもんだから、何もつけてなかったりしたのがいけなかったんでしょうね。
1年たって、鏡をまじまじと見て「な、な、な、なに、このシミ!」っていうくらい、シミ、そばかすが増えてました。復職後、職場の20代女子たちとトイレで一緒になると、つやつやの肌に新色のアイシャドウや高級ブランドの口紅を塗っている、ワイワイにぎやかに化粧直ししている横で、あれほど塗ったファンデの上から浮いて見えるシミの数々。見るたびに落ち込みます・・・(Mさん/38歳)

「キレイにするって意識が大事」
育休を約1年半近くとって復職前に、久しぶりにゆっくり美容院に行きました。美容院って髪の毛グルグルってあげて、大きな鏡の前に座るじゃないですか。そこで愕然としましたね、なんていうか肌はくすみ、前と同じファンデーションなのに顔色がワントーン暗い。ところどころに薄いけど大きなシミがあるし、思わず手のひらを頬にあてて、その手のひらも乾燥してザラツキがひどく、手首あたりに小さな湿疹もできていて・・・。改めて、出産後、まともにスキンケアしてこなかったことを悔やみました。ほとんど家と公園、スーパーの往復で、なんか化粧とか見た目がどうとか、そういう感覚がすっかり鈍ってしまったみたいです。
その後、思い切って新しい化粧品を購入、スキンケア製品もなるべく短い時間でしっかりケアできるオールインワインタイプを選んだり、週末にはせめてもう少しケアできるよう、少し高級なボディクリームなども購入! 復職後は色々大変でしたが、やはり「誰かのママ」ということではなく、人に見られているという意識がより感じるせいでしょうか、緊張感もあり自然と体重も減りました。今の年齢にあった化粧方法も研究したし、お手入れがラクでもきれいに見えるヘアスタイルにしてもらうことで、ほんの少しですが自信が戻りました。忙しいし、子どもにお金もかかるし、独身時代みたいな優雅なエステも美容法もできないけど、「身ぎれいにする」って意識、それだけでも忘れずに持つことが大切かなと思います(Sさん/35歳)

「自分のための時間」少しずつでも作っていこう!


「産後の肌変化について」ちょっと興味深いデータがあったので見てみましょう。

角質ふきとり美容化粧水「ネイチャーコンク 薬用 クリアローション」を展開する株式会社ナリスアップコスメティックス、同社を含むナリス化粧品グループでは、2019年3月1日(金)より、ふきとり化粧水を通じて女性の〝美肌再起動〟を応援する「ふきとり革命プロジェクト」をスタートしました。このプロジェクトの一環として、ママを対象に行った調査結果がこちらです。

「独身時代と比べて、肌環境について変化を感じますか?」という問いに、約90%のママたちが「感じる」と回答、その理由「ストレスを感じる時間が増えた」が85%。

独身時代のスキンケア時間「5~10分」が32%で最多、産後は「30秒未満」が最も多い。

特に目に留まったのは、独身時代と現在のスキンケア時間の「差」です。独身時代はスキンケア時間に「5~10分」だったのに、出産後はなんと「30秒未満」なんですよ!

化粧水をつける、乳液やクリームをなじませる。ちょっとしたことですが、その時間が10分と、たったの30秒ってあまりに違うと思いませんか?

30秒といったら、ほとんど何もしていないか、子どもを片手に抱っこして化粧水塗って終わり・・・。肌が乾燥するとか、逆に吹き出物が増えたとか、たぶん、身体の変化、生活の変化、体調の変化、色々と理由はあるでしょうが、そもそもママは自分の肌をケアする時間さえ、まともに持てないという事がハッキリとわかります。

朝の慌ただしい時間、夜、お風呂からあがってからの、子どもの世話に追われる時間。自分の肌にゆっくり時間をかけることなんて無理。独身時代のように退社後にジムに行くとかも無理。夕飯だって、こぼす、騒ぐ、食べない、遊び食べをする、そんな子どもの世話に追われて、気付けば、子どもの残り物を口にするか、寝る前に猛烈な空腹感に襲われてムチャ食いするか、ビールでお茶を濁す(変な言い方ですけども笑)か、ストレスが一気にやってきてスィーツや揚げ物をものすごいイキオイで早食いしてしまう・・・。太る自分はイヤだけど、食べられる時に食べておかなくちゃ!という、よくわからない焦燥感もある。

出産後の女性はもっとも美しい、と言われます。それはどれほど髪振り乱していても、化粧にかける時間がなくても、命を授かったことに対する喜びや幸せが内側から輝かせるものがあるのでしょう。子どもの寝顔を見つめる母の横顔、両腕に抱っこしながらのぞき込む時のうつむき加減で微笑む表情、それは本当に美しい。心が育む母ゆえの美しさです。

でも、現実も襲いかかってきます。子育てと家事に忙殺される日々。そこで女性としての美に対する意欲を失うことなく、せめて30秒から1分へ、まずは3キロ減量目標で!? 小さなことから、自分自身のための時間を作っていきたいですね。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


, ,