2017.05.09
ワーママ界でも本当にある!?【ママ友の怖すぎる実例集】
入園・入学、進級と「ママたちの分布図」が変化する時期です。最初の保護者会も終わり、山場の役員決めも完了、いよいよママ友との関係も本格化していきます。
まずはデビュー戦「保育園」ママ友でもあるトラブルとは
保育園は共働き夫婦ばかり、お互いにあっさりした関係でうまくいきそうな気がしますが……
お仕事カーストあります
私は週5日ですがパート勤務で、午後4時に終了です。保育園ママたちの最初の集まりで、フルタイム勤務や大手企業のバリキャリママたちから「ラクでいいわねぇ」と言われました。カチンときたけど、見ているとそのママ同士でも企業の規模や職種で何となく「カースト」作ってるんですよ。そういうのって、勝手な想像だけど幼稚園だけだと思ってたのに。働くママ同士、理解できるとは限らないのを実感してショック……(jinkunさん/4歳男子のママ)
保育園はママ友トラブルが少ないという印象があるようですが、ある所にはあるんです。逆にワーママだからこそのプライド、よく言えば仕事に対する熱意や思い入れがママ友の間で温度差を作ってしまうのでしょうか。
誘導尋問に要注意
保育園で知り合ったママに聞かれるままに質問に答えてました。すると数日後には私の個人情報ダダ漏れ状態。外資系勤務ですが、なぜか留学時代にかなり派手に遊んでたらしい、とまで尾ひれがついてた。私の何が気にくわなかったのか全く思い当たりませんが、それにしてもママ友って恐ろしいと実感した出来事です。油断大敵。誘導質問に気楽に応えてはいけません!(りんかさん/1歳女児のママ)
こんな例は珍しいのかな、と思ったら、私の周辺でも似たようなトラブルはありました。根掘り葉掘り聞くママには要注意ですね。本来、ママ同士、適度な距離感を持ちたいもの。保育園は比較的トラブルが少ないと言われるけれど、幼稚園より「いざ問題発覚」となると、接点が少ないだけに解決のタイミングも少ないというのが難しい所かもしれません。
幼稚園は「派閥」と「序列争い」勃発か!?
新入りスカウトにビックリ
入園後の最初の父母会。サークルや幼児教室が一緒、公園組、上の子関係グループとそれぞれ知り合いがいる様子。新顔である私ともう一人、お茶に早速誘われました。わからないまま、某グループにそのままカフェへ連れていかれ、翌日には別のママから「あのママたちとのお付き合い大変よ~、私たちと一緒にお茶しない?」。フルタイムだと言い、明日からは祖母が送り迎えすると伝えたら、今度はどなたからも声がかからなくなりましたが。それもどうなの・・・(ケイさん/5歳男児のママ)
ママカーストを実感
うちは年の差兄妹で、上は保育園卒で今中学生。下は保育園から幼稚園へと進ませました。「まみさんとこって大きなお子さんいるんですってね」と話しかけられたのですが、側にいたママが聞こえよがしに「ウチは上は高校生で子どもは4人よ」。さらに「働いているって聞いたけどどちらにお勤め?」答えると「あら、うちの主人の会社の子会社ね」。「うちの主人の会社」って社長じゃないでしょうに。選んだ幼稚園は小学校受験もする子が多い所ですし覚悟もしていましたが、なるほどこれが噂のママカーストか、と妙な感心をしてしまいました。
(まみさん/5歳児・14歳男子のママ)
ボスママの標的になった彼女が転園した衝撃の事実
幼稚園を仕切りまくっているボスママ。入園前に知り合いから「彼女だけは気をつけなよ、怒らせないようにね」と言われ、内心くだらないなーと思ってました。若くて可愛い感じのママが、手作り名刺を配っていたのが気に入らなかったらしく、クラス単位のママ主催親睦会でもメールも回していなかったらしい。あてつけや陰口も次第に大きくなり、ついにそのママは半年もたたずに転園。それでボスママの「威力」に余計に箔がつくなんて、なんとも理不尽だけど・・・巻き込まれたくないとボスママにやられっぱなしのママに一声もかけなかった自分も戦犯のひとり、なんですよね・・・
(おーちゃんママさん/6歳男児のママ)
幼稚園は専業主婦か、小学校に入るまでは育児に専念というママも多いのが特徴です。となれば、時間もある。幼稚園は水曜日など送って又すぐにお迎え、も多いから「お茶タイム」にはうってうつけ。そこで始まるのが「派閥」と「序列」です。ラスボスは小学校に生息しますが、ボスママ候補はこの辺りから頭角を現すのだとか。
小学校では「在籍年数が強い」ラスボス降臨!?
学校在籍15年のラスボスママ
公立小学校は先生が3年から、だいたい5年程度で異動する場合がほとんど。3人の子持ちママなんて、15年学校通ってる人もいるわけです。教員より長く小学校にいて隅々までご存知。新卒教師にとっては、もはや指導教員より恐ろしい存在と言われ、赴任してきた校長にまで「うちの学校は」とPTAの看板ふりかざして訓示する、まさにラスボス。取り巻きとPTAを動員させて、気に入らない担任を辞めさせた武勇伝、PTAの打ち上げで得々と話す彼女が怖すぎる。(ともさん/8歳と10歳のママ)
小学校になると、「親子セットで行動」は一気に減るので、保育園や幼稚園の時のように「嫌でもお付き合いをしないわけにもいかない」プレッシャーは軽くなります。ところが、小学校には10年以上子どもを通わせている「在籍年数」によって幅をきかせている「その経験にはかないません」ママが出てくる。モンペではなく、行動力もあればPTAでも働き者、それだけに教師も遠慮がちになるラスボス。触らぬラスボスに祟りなし、かも。
10年後「あなたの親友になっているかもしれない」ママ友
こんなの聞いたら、ママ友なんて作れない!とお嘆きのあなたへ。います、確かにいるんです、キャラのたってるママの存在。
でも、噂になるのも話題になるのも、大勢いるママのほんの一部、です。考えてみれば、子どもの頃だってクラスに「ボス的存在」もいれば「裏ボス」もいたし、いじられキャラもいれば目立たない子もいましたよね。
そんな中で、友達というのは淘汰されていくもの。本当に気が合う人、スタンスや考えが似ている人とは、子どもの関係があろうがなかろうが、お付き合いは続いていくものです。
実際にママ友関係に難しさは感じる事はあるでしょう。でも、同時に生涯の友人を見つけられるチャンスもある。「出会い」は縁ですから。10年後には、今知り合い、微妙に探り合う関係のスタートかもしれないけれど、子どもの存在も関係なくなってから「大切な友達」になっている可能性もあるんです。事実、私は小学校で知り合ったママと、今でも年に何度か飲んでは愚痴を言い合う仲です。
恐怖のラスボス、保育園から来た初めてのお子さんのママのお悩み相談に数時間も付き合っているのを見かけた事があります。その彼女に「あの人に何言われた? 大丈夫?」と声をかけていたママもいたのですが、彼女は首をふりながら「すごく励ましてもらった。やっぱり大きな子を育てているから、いろんな体験を教えてくれて助かった」と答えていました。一面だけで「あの人は怖い」と決めつけず、自分自身の判断でママ友との関係を築いていきたいですね。
大橋 礼
ライター
年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。