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2020.11.24

面倒くさくない!煩わしくない!「素敵なママ友」と出会えました、それってどんな人どんな関係?



ママ友のなかにも、出会わなければよかった!仲良くしたくないなど、その関係にめんどくささや、煩わしさを感じている人が多くいるかと思います。
でも、出会ったときにたまたまママ同士だったというのも、1つの「出会いの形」だと思うのです。同じような考えを持ったママ、「この人素敵だなあ」と思えるママだってたくさんいるはず。
今回は、出会いのきっかけはママ同士としてであったけど、「ママ」が取れて、今ではすっかり「友」のような存在になったというエピソードを紹介します。

第一印象はちょっと怖かったけど…


最初は「すこしキツそう」など少し怖いイメージがあって苦手意識もあったのが、あるきっかけで気さくに話せる関係になった、というママ友を紹介します。

・気づけば一番何でも話せる
保護者会で、いつも先生にハキハキ質問をするママがいました。言っていることや聞いていることはいつも適格。でも正直「すこしキツそうだな~。絡まれたら怖いなあ」と思っていました。でもある日少し立ち話をする機会があったとき、自分の意見をしっかり持っていて、でも気さくに話せる人だということが判明。今では私の腹黒い部分(子どもがこんなことして、可愛く思えないときがある! など…)もその人にならさらけ出せるし、彼女もさらけ出してくれる(笑)気づけば一番何でも話せる仲になっています。
〔Mさん、子ども9歳、7歳〕

・ストレスレスに付き合える、貴重なママ
昔から気を遣って疲れて、勝手にストレスを溜めてしまう性格。周りからもよく「気遣いさんだよね(たぶんあまりいい意味ではない…)」とか、「あんまり自分のこと話さないよね」など言われてきました。なので、「あー話したいな~」という友達がほとんどいなかった(苦笑)。
そんな中、子どもの3か月検診のときに知り合い、偶然にも保育園も一緒になったママ。言うことがちょっとキツいところはあるのですが、でもすごく「しっくり」いく感じなんです(上手く言い表せないのが悔しい…)。会話中に、自分のことを織り交ぜて話すことができるので、「あ、私けっこう自分のこと話せてる」となんだか嬉しくなりましたね。子どもが小学校に上がってからも、たまに会って話しています。今はコロナでなかなか会えないので、子どもが寝てからLINEでビデオ通話をすることもあります。
〔Sさん、子ども4歳〕

出会いはとても遅かったけど…


クラスがずっと一緒だったのに全然接点がなく、高学年になってからお互いの存在を知ってから仲良くなったなど、だいぶ経ってから親しくなったママ友エピソードも。

・地域班が一緒だったのに、一度も話したことがなかった
地域班(住まいの各地域ごとに分かれ、集団登校や親睦会などの活動をしているグループ)でずっと一緒だったのに全然話す機会がなくて、長女が5年生になってやっと少し話すようになったママ。程良い距離感がとても心地よくて、たまに「今日はいい天気で洗濯日和だね」など、たわいないLINEをさりげなくくれる。家が近所なので、ちょっとしたものをおすそ分けしあったり。以前は「何でもないLINEとか、物をあげたりもらったりする付き合いはとても面倒!」と思ってしまうタイプでしたが(我ながらひねくれ者)、彼女との付き合いは、とても心が和むというか癒されています。こんな人いたんだな~と。
〔Tさん、子ども15歳、12歳、6歳〕

・大変な作業の中での結束感!?
子どもが6年生のとき「卒対委員」(「卒業対策委員会」のこと。子どもの卒園や卒業を祝うPTA活動のひとつ)になりました。先輩ママから「大変だよ~」と聞いていて、正直始まる前はうんざりモードでした。
確かに準備期間はけっこう長かったし、大変な作業もたくさんありましたが、メンバーがすっごくよくて、助け合いながら、かつ楽しくできたんです。作業しながら息抜きできていた感じ。その時のメンバーとは、いまでもマメに連絡を取り合っています。中学校生活を送る中でも、だいぶ助けられていますね。〔Tさん、子ども13歳、10歳〕

お互いの環境が驚くほど似ていた


育った環境や家庭環境がなんとなく似ているなど、なにかしらの共通点が話のきっかけで始まった付き合いもあるようです。

・話していると気持ちが若返る!?
育った環境が似ているママ。何人かのママ同士で集まった時、誕生日の話になり、そこでそのママと誕生日が一緒のことが判明。そこからなんとなく話が膨らみ、お互い中高が女子校で、「女子校あるある」で盛り上がったのがきっかけ。話のネタも豊富で、彼女といると不思議と気持ちが10代の感覚で話せるので(笑)、なんかすごくスッキリするんです。
子どもの話ばかりせず(するときはするけど)、いろんなジャンルの話で盛り上がれるから、今もずっといい付き合いが続いているんだと思います。そのママは6歳年下なのですが、話し方とか話す内容(?)も妙に落ち着いているので、最初は同じ歳くらいかと思っていました…〔Yさん、子ども6歳、3歳〕

・家庭環境が酷似、話が合いまくり!
長男のママ友なのですが、お互い下の子が発達障害だったり、旦那さんが割と協力的で助かっているなど(旦那が協力的という話をすると、「えー!いいねぇ、ウチなんかなーんにもやってくれなくて超ムカつく!」と妙に羨ましがられたり、批判されるケースが多くて、あまり話せなかった)、今まであまり言えなかったことが言え、話が合う合う!ほとんど周りに話さなかったことを話せたり相談できる、貴重なママです。今は友であり、同士という感じですね。〔Wさん、子ども16歳、10歳〕

子どもがらみになると、「子どものため」と思いながらしなくてはいけない付き合いもたくさん出てきます。煩わしいこと、面倒なこともあります。でも、その中にも「この人いいなあ~」と思える、あるいは思ってもらえる素敵な出会いは、案外たくさん転がっているのではないでしょうか。
子どもだってママ同士の立派な「共通点」。子どもがいなかったら、この人とは知り合わなかった! そう思える「友」は、あなたのそばに必ずいると思うのです。

田崎美穂子

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