2017.09.28
【男の子の子育てあるある】ママがビックリなことの連続!「息子の成長記録」
我が家の次男坊、なにしろ長男と15歳も歳が離れているもので、家族中で「かわいい!かわいい!」といつまでたってもチビっ子扱いしてきたんですが・・・つい先頃、声変わりが始まったようです。小学校6年生なので、ちょっと早いかな。
女の子の心と体の成長は、自分が体験してきたせいか、なんとなくわかります。でも男の子は難しいですね。そこで、現在27歳で社会人の長男と小6の次男を持つ私が経験してきた男の子の成長「びっくり!あるある!」体験を紹介します。
男の子あるある!「トイレ問題」
男子がいる家庭では、よくある話ですが
▪ トイレに座っておしっこさせるか
▪ 立ってさせるか
悩みどころですね。
ちなみに我が家は「立ってする派」です。でも、とにかくトイレが汚れる! なにしろ幼児期から男の子はおしっこをトイレという的に(あんなに大きな的なのに!!!)当てられないんですよ。だからトイレ周りが非常に汚れる。それに立ってすると、便座をあげます。これを戻さない男子が非常に多い。むろん、夫も含まれますけどね。
すると、女子としては、無意識にトイレに入るとズボッとトイレにはまるなんていう最悪のパターンに陥ります。これで何度、私は爆発したかわからない・・・。そんな事もあって、もはや直せない夫は諦めたとしても、我が息子には「トイレは座ってするもの」と教えるママも多いんですよ。
トイレトレーニングではある程度覚えてきたら「男の子のひとつの成長過程として「立っておしっこをする」経験はさせた方がいいようです。立ってすることを子どもは自然と覚えるわけでもないので、やはり「教える」必要があります。
幼児期の男の子の特徴として、「おちんちんを触る」という悩みもよく目にします。これもあまり深い意味はないので、気にしすぎないのが一番のようです。「また触ってる!」なんて怒鳴ったり、今日は何回触れてた、と数えていると、ママの方が参っちゃいますよ。
男の子あるある!「きちんと話せるようになるのか〜」
小さい頃の子どもの「言い間違え」は可愛いですよね。次男が4歳くらいの時だったでしょうか、
「もうすぐ、さいとうさんがくるね、ママ」
と言うので、さいとうさん? 誰だそれ? と頭を悩ましていたら、何度も繰り返しているうちに
「サンタさん」
だとわかりましたよ。しかし4歳児なら微笑ましく笑ってすませられますが、小学生にもなって、
「コージがさ〜、体育でケガしたんだよね、で、ていせいげか、に行ったみたい」
ていせいげか→形成外科だろうな、とは思いましたが、修正するのが面倒でつい「へー、そうなの。骨折かしらね」なんぞと会話が成り立ってしまいました。慣れ切っちゃってるんですよ、息子の変な言葉遣いに。
女の子も幼児のうちは同じような事はありますが、男の子の方が長引く傾向はあるようです。もしかしたら、一番話を聞く機会の多いママが「男の子に甘い」ために、いくつになってもつい笑ってしまいがちなんて事もあるのかも? 男の子ってウケるのが大好きなんで、ママが笑っちゃうと直すどころか喜ぶ始末ですから。そうこうしているうちに我が家みたいに小学校高学年になってもずっこけるような言葉遣いをする事になるのかもしれません。
男の子あるある!「さみしがり屋の執着心は」
我が家では日常茶飯事使われる言葉に「ちゅうちゅう」があります。ちゅうちゅうは、子どもが赤ちゃんの時に使っていたベビー布団の薄い方で、今でも本当はこれがないとスグに眠りにつけないんです。キャンプや修学旅行では、必ず「小さなタオル地のハンカチ」を持参し、行く前に密かに「ちゅうちゅう」から「気」を入れ込む作業(私に隠れてやっているので一応気づかぬふりをしている)をし、タオルハンカチを「ちゅうちゅう」の身代わりにして、寝ているようでした。やれやれ。
なので、今でも寝る時間になると、なにげなく「あれ、オレのちゅうちゅうは」と聞く。「オレ」なんぞとエラそうな一人称を使い、しかも微妙に声変わり中だから、かすれた低い声になりつつあるので
可愛さ半減
です。それなのに、こちらも慣れてしまって、「ちゅうちゅうなら、ソファの向こうにかけてあるよ」なんぞと普通に答えてしまう。ああ、来年中学生になったら「ちゅうちゅう」からも卒業できるのでしょうか。
でもどうも、男の子って基本が「さみしがり屋さん」なようです。ママにベッタリ、という男の子の話はよく聞きます。それでも、小学校も3〜4年くらいから早い子なら「ママと一緒にお風呂入らない」となるでしょう。
そうして[ママはビックリ]思春期を迎える男子は
いわゆる第二次成長期は、中学生になってからが本番です。ズバリ、Hな本を見るとか、最近だと動画とかもありますし、それはマスターベーションにも繋がります。
こんな話はやっぱり、母親からはなかなか出来ないものです。シングルママなら、年上の従兄など身近な存在の先輩男子から、なにげなく話をしてもらうのが一番かもしれません。
うちも声変わりと共に、
「・・・っていう事は、おちんちんに毛は生えてきたのか?」
ちょっとー、見ておいてよー、と夫に確認してもらってます。確認というのも変ですが。とりあえず、夫とは旅行先などでもお風呂に一緒に入りますし、そこで「毛が生えてきて一人前なんだぜ、好きな女の子とかいないのかー」と気軽に話しているようです。
ちなみに私、長男の時は中学2年の夏に部屋を掃除しようとして、よくあるパターンでエロ本発見しました。
「どあーーー」
とビックリし、パッと本を元に戻し、「むぅ」となんともいえない不思議な感覚を覚えたものです。
実際に聞いた話と、自分が体験するのはまるで違う。「当たり前の成長じゃないの〜」なんて他の人には言っているくせに、いざ我が息子のエロ本を発見すると、小さな動揺を覚えたのでした。
巣立つ息子を送り出す日まで
まぁ、それもこれも、必要な成長過程ですね。
長男が初めて彼女を家に連れてきたのは高校生です。この時は連れてきた女の子に「お母さん」と呼ばれ、内心激怒いたしました。心が狭くてすいません・・・。でも、「あんたのかーちゃんじゃないしねッ!」と思ったのは事実。
甘えん坊でさみしがり屋の男の子、早く成長して手が離れて、もっと仕事に集中したいなんて思っていたのに、本当に少年から青年へと向かう最中には、「私の可愛かったチビちゃんがー」と淋しかったり、なんだかちょっとムっと思ったりする。母親って勝手なものです。
さて、そして高校くらいでは母親に対して、ずいぶんとつれない素振りをするのが男の子ですが、大学生や、まして社会人になると、まるきり違った姿を見せてくれるでしょう。
両腕にくるむようにして、わが子をずっと育てていくわけにはいきません。男の子の気持ち、ママにはずっと謎のままですし、どれだけ歳をとっても「わからないな」とは思います。でも、戸惑ったりムカついたりしながらも、少しずつ、可愛い「私の男の子」の手を離していきましょう。巣立つ息子を認めるのは、大きな寂寥感と喪失感に打ちひしがれます。でも「これでいいんだ」という安堵もどこかで思う。それが本当に子離れした時です。
大橋 礼
ライター
年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。