2018.02.01
「保育園に行きたくない」という子供に試した対応4つ、効果があったのは?
子育てと仕事とバタバタと忙しい毎日。朝、子供を保育園に無事送っていったところでまずホッとすることも多いのではないでしょうか。子供が笑顔で保育園に行ってくれれば良いのですが、なかなかそうはいかないのが現実ですね。
「行きたくない!」と泣く子供の手を引き連れていき、預ける際に泣き叫ぶ子供に後ろ髪を引かれる想いで仕事に向かうこともしばしば。我が娘(4歳)も例外ではなく、7か月から通っている保育園には2歳児クラスまでは毎日泣き、現在の年少さんでは泣くことが少なくなったものの「保育園行きたくない!」とまぁよく言います。
そんな娘を保育園に行かせるため、あれやこれやと行かせる方法を試す日々。
今回は私が試した方法と、そのなかで一時的でも効果があった方法をご紹介します。
保育園に行きたくない原因って?
子供も3歳くらいになると、自分の気持ちや考えがはっきりしてきますね。そのため明確な理由があり登園拒否を起こすようになるようです。年少くらいは「ママと一緒にいたい」「おうちで遊んでいたい」という理由が多いものの、年中や年長になると「保育園で嫌なことがあった」「お友達と喧嘩した」など園での生活や友達関係が原因になることもあるそう。
娘が「今日、保育園に行きたくない」と言うときは、私も必ず理由を聞くようにしています。当日の朝「行きたくない」と言い出すときは、眠くてまだ寝ていたいというような日も多くあるのですが、前日から「明日は保育園に行きたくない」という日もあります。お休み明けによくありますが、大抵は「ママと一緒にいたいから」「ママがいないと寂しいから」と言う理由が多いです。
対応策1・仕事が忙しいからお休みできないと説得
効果:★★(満点5個中)
保育園に行きたくない!と子供が言い出すと、大抵のママたちは「ママお休みできないよ」「ママお仕事忙しいから無理だよ」と説得するのではないでしょうか。もちろん、私もそうするのですが、我が家の娘にはまったく効果がありません。まずは子供の気持ちを受け止めようと「ママも○○ちゃんと一緒にいたいけど、お仕事しないと会社の人に怒られちゃうよ」と優しくさとしても「私も一緒にお仕事にいく!」「ママがいないと嫌だ」と泣いてばかり。
そしてこの対応は結局、行きたくないとシクシク泣く娘と手をつなぎ、保育園の前でも立ち止まる娘を抱っこし、担任の先生に強引に受け渡し園の外に響くくらいに娘が大泣きするというパターンの結果に終わります。そのため、対応策としての効果はあまりありません。
保育園の帰り○○を買ってあげる!物で釣る
効果:★★(満点5個中)
つぎに試したのが物で釣る作戦です。高いものは買えないので100均で売っているものや、スーパーのお菓子などが餌です(笑)。これは言わずもがな、娘が保育園に行きたくない!と言い出し、何度か説得を試みてもダメなときに「じゃあ、帰りにお菓子を買ってあげるから頑張ろうよ!」と提案します。ですが、うちの娘・・・。ダメでした・・・。買って!買って!とせがんでいるようなオモチャなら別なのでしょうが、いま欲しくもないものを提案されても「うん行く」とはならないようです。上記の流れと同様で泣きながら保育園に連れていく、でも帰りには約束のお菓子を買ってあげるという、子供自身が納得し笑顔で保育園に行く!という根本がまったく解消されていない状態なのにご褒美をあげるということになってしまいます。
そのため、この対応策の効果もあまりないですね。
思い切って休ませてしまう
効果:★★★★(満点5個中)
これは私自身がフリーランスという働き方をしているからこそできることだと思います。
娘が行きたくない!というとき、仕事がそれほど詰まってなければ休ませることがわりとあります。もちろん「ママはお仕事だから相手にできないよ」と伝えて、それでもいい!と言うときに限ります。本当に、私が仕事をしているときは1人で遊ばせています。話しかけてきても「ママはお仕事って言ったよね」と少々冷たく突き放すことも。
でも娘にとっては一番効果があるように思います。「今日お休みしたから、明日からも来週も5日間ちゃんと行ってね、約束だよ!」と伝えると娘自身も翌日からは約束を守りちゃんと行くようになります。大人だって仕事に行きたくなかったり、サボりたい気持ちがあったりするので、子供も保育園に行きたくない!と言い出すのは当然のこと。1日希望を叶えてあげるといつまでも「行きたくない!」と言い続けることは不思議とありません。賛否はあるし、会社員のママたちにはとてもとても難しいことだと思いますが・・・。
こちらの対応策、娘には合っているので★4つをつけさせていただきます。
寝る前にママの想いを伝えてみる
効果:★★★★★(満点5個中)
この対応策は仕事が忙しく休ませることもできないなか、毎日のように娘が「保育園に行きたくない!」とずっと言い続けていた日のこと。寝るまえにも「明日は保育園に行かないから」と娘が言うので、困ってしまった私はそのときの自分の気持ちを素直に伝えてみることにしました。
「ママね、最近、お仕事が忙しかったり、お仕事で心配なことがあったりすると夜眠れなくなってしまうことがあるんだ。そんなときは寝ている○○ちゃん(娘)の手を握るの。そうすると不思議なことに安心して眠れるんだよ。それにね、ママもできることなら○○ちゃんとずっと一緒にいたいけど、きちんとお仕事しないとまた心配になって眠れなくなってしまうから頑張らなきゃならない。だから、○○ちゃんにもニコニコで保育園に行ってほしいと思っている!そうじゃないと、お仕事しながら、保育園で泣いてないかな?元気でやっているかな?って心配になっちゃうもの」
と。現在4歳の娘はお姉さんになりたいときと、ママに甘えたくて仕方ないときを日々行ったり来たりしています。このお姉さんモードに火がついたときは、なんでも自分でやってくれたり、お手伝いをしてくれたり本当に助かります。
この話をしたとき、ママの弱い部分、そしてそれを自分が癒せているという話が彼女の背中を押したのか、お姉さんモードが見事に発動! 急に「明日からニコニコで保育園に行くよ!ママ!心配しないでもうお姉さんだから」としばらくはこの気持ちで保育園に行ってくれました。
この対応策は休ませることも、ご褒美というセコイ手を使うこともなく保育園に行ってくれたので★5つで満点です。
バタバタしている朝、できることなら「保育園に行きたくない」と泣く子供を無理やりではなく、納得させて保育園に連れていきたいもの。子供にはそれぞれの性格があるし、ママの働き方も様々なので上記の方法がすべて当てはまるわけではないと思います。また、もう少し大きくなれば園で嫌なことがあった、友達関係で問題があったなどの理由で登園拒否をすることもあると思います。でも、子供にとってどんな対策が合うかを把握するのには時間がかかります。そのためにも、いくつか方法を試し、これはいける!と思った対策をいくつか持っているとママと子供のストレスを軽減するのではないでしょうか。
ちなみに、泣き叫んでいる子供を保育園におき罪悪感に苛まれているママへ1つこれだけは確信をもって言えます!「預けたあとの子供は意外とケロッと遊んでいる・・・。」
また、BRAVAでは保育園にママたちの体験談を記事にした「子供の「保育園行きたくない!」原因は?どう対応すればいい?」もあるので、参考にしてみてくださいね。