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2018.07.04

【調べ学習】とは?どうやるの?テーマは?夏休みの課題は学べるチャンス!


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小学校3年生くらいから「調べ学習」という言葉を、耳にしていませんか?

最近の小学校ではアクティブラーニングの一環として、また、総合学習のひとつとして、調べ学習を多く取り入れています。調べ学習が夏休みの宿題として出されてる場合も多く、この課題は子供ひとりでは難しいところもあります。

今回は「調べ学習のやり方のポイント」や親がサポートする方法をまとめたので、参考にして下さいね。

調べ学習とは?親も知っておきたい基本の基本

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【調べ学習のステップ】
(1)テーマ・課題を決める
(2)情報を集める・リサーチ
(3)調べたことを整理しまとめていく
(4)調べた結果を踏まえて自分の考えをまとめていく
(5)読むひとがわかりやすい表現で完成させる

【注意ポイント】
・情報収集では情報源(ネットなら引用元・本なら書名や著者名など)を必ずメモする
・ネットから、まるごとコピーはさせない
・ある程度資料が揃ったら大まかな目次・見出しから考えるようアドバイスするとうまくいきやすい

「調べ学習」はテーマを決めることが一番難しい

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この中でも、実は一番の難題が「テーマ」なんですね。私も次男が小4の時、調べ学習が夏休みの課題として出たので、かなり手伝うことになりました。ただ、最初に「で、何調べるの?」「え、わかんない」なんて感じで、もうスタートからつまずきました(涙)

本来は「なぜ?」とか「どうして?」といった疑問や不思議に思ったことを元にして、調べていくのが「調べ学習」です。でもいきなり小学生の子どもに「なんか不思議に思うことある? 興味あることある?」と聞いても、明確に答えられる子なんてそういません。

普段から子どもが好きなことを具体的に「そういえばさ」とさりげなく提案してみるとわりと上手くいきます。例えば我が家の場合、当時ロボットやプログラミングに非常に興味を持っていました。テレビで「AI」が取り上げられはじめ、ニュースでも頻繁に流れていた時です。

「ロボットのことはどう?」と聞くと「あ、ロボットなら書きたいなぁ、でもすごくいっぱい書くことある」そうなんです、調べ学習は範囲を広げすぎると大変ですし、なるべくひとつのテーマを深掘りしていくのがポイントです。そこで・・・

「ロボットかぁ、ウチにあるものだとルンバとか、お掃除ロボットだよね」
「うん、ママが大嫌いな掃除(そこ、言わなくてもいいけどな)するロボットだね」
「ママも働いてるしさ〜、毎日大変な洗濯物とか、ゴミ捨てしてくれたりするロボットいたらラクチンなんだけどなぁ」←これはかなり本音でぽろっと口にしてしまった。

次男坊は「ロボットのお手伝いさんか」と口にしました。そこでちょっと大人としてのヒントを与えてみました。「ロボットのお手伝いさん」は微妙ですが「ロボットは家事や子育てができるのか」テーマと疑問をハッキリさせてみたら、と話を続けました。すると!

「じゃ、ロボットがお母さんの代わりになれるかっていうのを調べて書こうかな」

おお、いいテーマです!というわけで次男坊は「ロボットは将来お母さんの代わりになれるのか」というテーマで調べ学習をすることになりました。

こんな「調べ学習」テーマがありますよ!

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夏休み後にみんなの調べ学習を見るチャンスがありました。私が見た中で面白い〜!と思ったものを紹介します。

■東京と大阪の食生活の違い■
→パパの実家がある大阪に行った時に食生活や味つけが違うことに気づいて、その差について調べていた。お好み焼きが主食でひとりずつ焼く大阪と、もんじゃ焼きとかお好み焼きを焼いてみんなで分けて食べる東京、そんな違いが書かれてた。

■指紋はどうしてみんな違うのか■
→へえ~と思いながらつい本気で読んでしまった。指紋が気になるなんて、面白いですよね~。

■パーマをかけると髪の毛がクルクルになる理由■
→お父さんが美容師さん、親の仕事に関連することもリアルに調べやすいからいいかなと思った。

色々ありますね〜。けっこう身近なところにテーマは転がっていそうです。

調べ学習では図書館を上手に利用しよう

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調べ学習は言葉通り、疑問やテーマに関して「その答えを調べる」のが重要だし、ただ調べた結果だけでなく「だから、私はこう思う」と自分の意見を表現できるかが大切です。

最近は調べるといえばネットです。次男もかなりネットで調べてもいました。でも、私たち大人はわかっていますが、ネット上の情報が全て正しいとは限らないし、書いた人の主観によって結論も違います。

これは本でも同じところはありますが、ネットは玉石混交で正直、素晴らしいデータもあれば、かなり適当なものもあります。ウィキペディアはかなりスゴイけど、絶対ではない難しさは子どもには判断しかねるのではないでしょうか。

百科事典や様々な意見を持つ著者による本、それから具体的な数字による資料など、やはり図書館で調べると、より本格的なリサーチができます。何より「ネット上のこの情報は本当に正しいのか」根拠を見つけるのが大変なのですが、一般的に資料や本は情報源がハッキリしており、著者の意見もわかりやすいといったメリットがあります。

さらに多くの図書館が夏休みには「調べ学習のやり方」や、どんな資料を探せば答えが見つかるか、といった講習をやっています、これらはほとんどが無料ですし、ぜひ利用したい方法です。

レポートって重要だから「教えてあげるチャンス」です

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調べ学習は、調べ方もそうなら、まとめるのも大変だし、それをわかりやすく表現するのだって大変です。

親が何もかもやってしまったら、完璧なレポートにはなるでしょうが、それはそれで意味がありません。

子供にまず調べたことをメモさせて、あっちこっちにばらけているであろう情報を一緒に少し整理してあげたらどうでしょう? 情報を取捨選択することは、現代ではとても必要な能力ですから、ママだけでなく、こんな時こそパパが登場してアドバイスして欲しいですよね。

そして、まとめ方として、レポートの第一歩をここで教えてあげて欲しいですね。結論、その理由、自分の意見。どの順序でも構いませんが、子どもなりにまとめたものに「ダメだし」するのではなく、「こういう順番だと、読む人もわかりやすいよね」と、誘導してあげたらどうでしょうか?

「ロボットはスゴイけど、ママみたいに、僕はいつもは好きなガバオライスだけど、今日は疲れてて、冷たいきつねうどんがいいなーと思うことが、きっとロボットにはわからない、だからママにはなれない」みたいなことを(その結論に実を言うと、ワタクシ、感動しました!)、次男は書いていました。でも、ちゃんとどんな人が読んでも納得する文章にするために「ここの理由が足りないよね」とか「みんながわかるような数字のデータあるといいのにね」と、ちょこちょことアドバイスしました。

ほんの少し、軌道修正をしつつ、レポートの書き方を教えてあげられるチャンスです。面倒だし、時間もかかります。でも、この夏「調べ学習」するのであれば、ちょっと時間を割いて、一緒にこのレポート、子どもが何を書こうとするか楽しみながら見守ってあげませんか? ぜひ、お父さんにこそ頑張って欲しいポイントです!

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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