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2018.10.03

保育園でいじめはある!?我が子が体験した「いじめ」の内容と「対処法」とは?


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「いじめ」と言うと、小学校から中学校での出来事と思いがちです。いじめについて話すことがあったのですが、その時に「保育園でもイジメってある」そんな発言があって、少し驚きました。

5歳くらいの子ども同士ならば、「バカ!」といって相手は大泣き、というのは一種のコミュニケーションであったりもします。そうして子ども同士の社会性が身につくという考えだったのですが、中には見過ごせないような「幼い子どものイジメ」があるのだと知りました。

今回は「保育園でわが子がいじめにあったママ・パパ」のリアルな声と、実際にいじめかもしれないと思った時にどうしたか、どうするべきだったか、を聞き、その回答をまとめました。

保育園で本当にイジメってあるの?

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【ケース1:ひとりの子から繰り返し暴力を受ける】
同じ子に、ほぼ毎日のようにお腹をグーでパンチされていました。子どもが「A君がお腹を叩く、痛いから保育園行かない」と言い出したのがきっかけでわかりました。ただ、最初はケンカかなと思いましたし、先生に「あまり激しくなるようなら注意して下さい」と話したのですが「よくあること」と取り合ってもらえなかったです。しかし子どもが泣いて登園を嫌がり、すねにアザを作って帰宅したこともあり、何度も子どもに話を聞き出すと、やはり同じ相手にやられているらしいとわかりました。
この時点で「これはイジメではないですか」とかなりキツく園に申し入れし、相手の親とも話をして欲しいと伝えました。
当初は前回同様の対応でしたが、今回は引かずに、アザを作ってきた日のメモや写メも見せて詰め寄りました。最終的に相手の親は謝罪してきたのですが、通りいっぺんな感じで非常に不快でしたが、少なくとも子どもはパンチされることはなくなり、翌年は別のクラスになりました。
保育園は長くいる場所ですし、まだ子どもも先生ときちんと話せるわけではないので、やはり「度が過ぎる」と思ったら、躊躇なく園側と話し、時には強い態度で子どもを守る姿勢を見せることが必要だと実感しました(K・Yさん/5歳)

【ケース2:複数の子から言葉の暴力を受ける】
娘の場合、よく鼻血を出すのですが、それをからかわれたのが最初のようです。そのうちに口が達者な女子グループから、「汚い」「キモい」「鼻血ブー」「血だらけ女」などと言われ、登園するとすぐに女の子たちが集まってきて「きたよー、キモい鼻血ブーが!」と言われ、男の子たちからも「側によるな」と言われるようになったようです。
娘は話がまだ上手ではなく、何度か私に話し出したことはあるんですが、それが単なるケンカなのか、よくわからなくて、ひとまず園に聞いてみましたが「見たら注意します、ただ子供同士の言い合いはよくあることですから」みたいに言われ、どう対応したものかと迷いました。
そんな話をしたところ、夫が朝連れていったのですが、しばらく廊下から見ていたら、先生がちょっと側を離れた途端、数人の子が取り巻いて娘に「キモい女」と指さして笑っていたそうで、夫は激怒、その場で教室に入り、子供たちに「いい加減にしろ!」と怒りました。
夫は私から話を聞いても「5歳の女の子がキモいなんて言葉使うのかね」と半信半疑だったそうで、それだけに驚きもし、怒りに体が震えたと後で言っていました。この騒ぎに当然ながら先生が来て、一時はモンペ扱いもされました。
子供とも何度も話し、何回目かの時、堰を切ったように泣き出して「お願いだからママ仕事いかないで、保育園に行かせないで」と言われ、胸が詰まる思いでした。
転園も考えましたが、夫が逃げるのではなく、相手の親も呼び出して話し合うと言い、園の対応も不十分だと指摘しました。先生から子供への指導、相手の親からは謝罪の電話がくるまで3ヶ月くらいかかりました。状況によりますが、子供が小さいうちほど、親が矢面に立って「これはおかしい」とハッキリ主張しなくはならない時があるんだと本当に思います(E・Mさん/5歳)

「保育園のいじめ」ポイント5つ

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実際に保育園でも「いじめ」はあります。いじめにあった親御さんたちの話をまとめていくと、個々の状況によって多少の違いはあるのですが、ポイントがハッキリとしてきました。

(1)保育園でイジメに該当するラインは
●特定のこどもひとりが標的になっている
●1度でなく、継続的・繰り返し行われる
●複数でひとりの子を意地悪の対象にしている

要するに、ちょっと乱暴な子がいたとして、今日はAちゃんが泣かされた、翌日はB君が泣かされた、と次々と相手が変わるのは(それはそれで、乱暴をしている子の問題があるにせよ)、いわゆる「いじめ」とは少し違うという意見が多かったですね。

なにしろ幼い子ども同士ですからケンカはよくあること。取った・取らないなんて日常茶飯事です。ただ、小さい子の集団でも、ひとりの子が特定されて、しかも繰り返し、意地の悪いことをされ続けたら、「いじめかもしれない」と少なくとも親が積極的に関わるべきタイミングと言えるのではないでしょうか。

(2)園側と話す前に
●子供と繰り返し話をする
●最初はわかりづらくてもせき立てるように問いたださない
●時系列に子どもの話を整理する→夫婦で相談する
●保育園に連絡し、相談という形で冷静に話す

子どもの様子を見守ったり、保育園での姿をちょっと注意して見るというのも大事ですが、やはり一番重要なのは子どもから話を聞くことのようです。ただ、幼い子どもの話はあちこち飛びますし、時には妄想が入ったり、別の話題とくっついてしまったりで、本当のところがなかなか見極めにくくて「いじめ」の発見が遅れた、という経験談は多かったです。

どのママ・パパも「何度も聞いた」「話し出したら、途中で止めずになるべく静かに聞いた」「おかしいと思った場面は、少し時間をおいて、また質問したりした」とそれぞれのお子さんの性格も考えながら、いったい今何が起きているのかを把握しています。

(3)イジメの度合いによっては毅然とした態度で園と話す
●先生が頼りないようなら、園長に話す
●イジメと客観的に判断した理由をきちんと伝える
●具体的な改善策をとってくれないのなら毅然として抗議する
●園側に主張がある場合、自分の子どもにも非があるとされる場合、率直に聞き、頭から反論せず、いったんは落ち着いて考える

(4)相手の親との対応
●現場を直接押さえた時は別だが、そうでなければ、ひとまず最初は保育園から相手の親へ連絡してもらう
●納得がいかない結果であれば、相手の親と直接話すのも辞さない姿勢を見せる

意外と多かったのが、「これはおかしい」と思ったら注意して見守り、親が現場を押さえたという回答です。まだまだ保育園児ですから、ちょっと隠れて見ていたりすると、すぐにわかるという意見もありました。実際にわが子が悪質ないじめを受けているところを見つけて、怒鳴りつけた、子どもの輪の中に入って「何やってるの!」と叫んだ、という人もいます。そのまま、すぐ相手の親に連絡した、という人もいました。
小さい子同士の悶着は、イジメかどうかの見極めが難しいだけに「結局、その現場を押さえるのが誰もが納得する方法だから」という意見も思った以上に多かったです。賛否両論はあるかと思いますが、いじめをうける当事者の立場になったら、と考えるとうなずく面もありました。

「ケンカといじめは違う」この部分を明確に親が判断できるか、が、保育園児の年齢だと非常に難しいところですね。

(5)子どもへの対応
●常に親はあなたの味方だということを言葉にして伝える
●4~6歳くらいまでなら抱きしめて安心させることを続ける
●お腹が痛い、吐く、ボンヤリとして答えないといった目に見える症状が出たら無理に園に行かせないで、カウンセリングや状況によっては医師の診断を仰ぐ

幼いからこそ「親が介入しなくてはならない」いじめの場面はある

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話を聞き終えて、保育園でのいじめは当初わかりづらいこと、子どもの話は混乱しがちで内容が明確にできないこと、保育園の対応に差があること、さらには個々の先生や園長によっても違うこと、という問題点が浮き彫りになりました。

「保育園の4~6歳くらいでイジメはない、子ども同士の他愛もない意地悪と決めてかかる先生がいる」

「ちょっと注意をしただけで解決したと思っている先生も多い」

「保育園の先生は忙しく、全員をきめ細かく見ることはできないと開き直ってくる場合がある」

こうした声があるいっぽうで

「小さい子でも話合えばわかる、今、いじめはいけないことだと教えるべきと園長自ら先頭に立って解決策に乗り出してくれた」

「言い返せなかったり、すぐいじけてしまうわが子の性質を、もう少し強く育てていかなくてはならないと感じた。保育園へきちんと対応するようかなり強く申し入れたが、同時に園や先生任せにはできない部分もある。わが子がやられても泣き寝入りしないよう、子どもにも色々と訴えたり主張する方法を教えた」

「4回ほど面談をしたが、園長先生がお父さん・お母さんも、相手の親御さんたちも、全員が納得し、この問題が解決するまで話し合いを続けましょう、先生の指導も色々な方向からやってみて、その結果をご両親にも報告します、としっかりとした対応をしてくれた。大きくなってからのイジメは本当に大変だと聞くが、5~6歳のうちなら、まだ親や先生のサポートで何とかなる。小学校に入る前にこうした経験をしたことで、わが子に対しても、もっと自分の気持ちを主張することや、いじけないで前向きになることを幼いうちから教える必要があるとわかり、最終的には良かったと思う」

こうした意見もありました。

いずれにしても、保育園のような幼い子ども達による「いじめ」は、どうやっても親の介入が必要です。子どものケンカに親が口を出すのはよくないと言われますし、実際に神経質になりすぎるのもよくないのでしょう。それでも「これはちょっとやり過ぎ、おかしい」と思ったら、まずは夫婦で相談しながら子どもの話を聞き、保育園に連絡すること、時には強硬な態度をとってでもイジメがあると訴えなくてはならない場合もある、と、心構えしておくことは必要だと思いました。

【企画協力】
いじめのサインを見逃さない こどもをマモルサービス
株式会社マモル

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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